 ジオラマベース「CVN
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空母甲板ジオラマの第二弾です。甲板後部の大きな特徴は着艦用の４本のワイヤーですが、多くのシーンが撮れそうな、予想以上にお得なジオラマベースになりました。
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空母の多くの設備が揃う、多機能コンパクトな甲板後部のジオラマベースです
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今回のジオラマのポイントは着艦する機体を減速させるための４本のワイヤーです。塗装する前にランウェイの下書きを行い、ワイヤーを通す穴を開けておきます。ボードはカッターでくり抜くのは大変でしたが、穴あけはキリを使えばとても簡単で一つ5秒くらいであけることができます。
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ワイヤーはできるだけ細くて手で加工できる針金を入手する必要があります。今回使っているのはフラワーアレンジメントで使う28番という細さのものです。ワイヤーの加工は実は色々と試行錯誤しましたが、一番気に入ったのはこの方法でした。使用する針金は3本一組で作ります。まずは2本を結っていきます。この時できるだけ大きく開いて結っていくと、ねじり具合がいいように思いました。
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2本の針金を結ったら、結ったワイヤーと残りの針金を再び結っていきます。二重になったワイヤーですが強度とねじり具合、隙間の少なさでこの方法は優れているように思います。ちなみにこの方法に決定するまでに30本くらいの針金を無駄にしてしまいました。それからワイヤーはできるだけ長めのものを用意しておきましょう。理由は後ほど。
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米軍空母には3〜4本のアレスティング・ワイヤーが装備されています。最近の艦になる程信頼性が増すのかワイヤーの数は少ないそうですね。ワイヤー以外はテープカット＆貼り付けという毎度やっている同じ作業なので今回は省略します。
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艦載機は4本あるワイヤーのうち1本をフックで引っかけて機体を停止させます。そのシーンも再現できるようにワイヤーは長めに用意しておくと良いでしょう。
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昼間の自然光での撮影なのでいつもとは雰囲気の違う画調になっていますね。
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今回はスペースも余っていたのでエレベーターを大きくとってみました。実際には機体は主翼を折りたたんだ省スペースモードで運ばれ、武装は外された状態で甲板に上がってきます。ちなみに兵装は安全対策上の理由から別エレベーターで運ばれてきます。ということで実際の運用とは違いますが雰囲気だけは楽しめそうです。
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ふと気が付けばこのジオラマベース、並べて飾れば空母一隻の甲板が再現できるかもしれませんね！（私はもう気力がありませんが…）。陸上基地でも「掩体」「タキシーウェイ」「エプロン」「エンド」「ランウェイ」を組み合わせられるように設計していれば面白かったかもしれませんね。
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照明光だとこういう感じに写ります。
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空母のランウェイと3番カタパルトは位置的に競合するので、同時に離発艦作業は行なえそうにありませんね。発艦の中心は艦首にある1，2番カタパルトになりそうです。
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アレスティング・ワイヤーの部分は激しい着艦が繰り返されるのでタイヤの摩擦が激しく、タッチダウンポイントは黒くなっています。技術があればウェザリング表現を加えたいところですが今の私にはちょっと無理です。
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今回のジオラマ作りでの宿題はワイヤー両脇にある白いリールのような部分の制作です。今のところはノーアイデア。簡単にシールみたいなもので済ませるか、プラ板工作を行うか…。結局何もしないパターンで終わるかも…。
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今回のジオラマも面積が広くなって奥行ができたので、ローアングル撮影が可能になったという恩恵を受けています。
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再びエレベータです。境目にラインを入れた方がリアリティがより増しそうですね。このエレベータは同時に２機を昇降できる能力をもっており、格納庫から甲板へと移動するスピードは予想以上に速かったです。しゅうさんから頂いたコメントの通り、空母のエレベーターは男のロマン！いつかは可動式を実現したいです（笑）。
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今回のジオラマを作っていると3番カタパルトを作るかどうかで悩むことになると思います。今回に限っていえばカタパルトは脇役なのでジェットブラスト・デフレクターの可動やカタパルトの溝は加工せずに簡略作業で済ませています。
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ローアングルでの横方向からの撮影も可能になりました。ただしちょっと手前が空きすぎですね。ベースの外側に青いシートを用意すれば甲板から向こうに見える大海原も表現できそうです。
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3番カタパルトは印刷した紙を貼っただけで簡単に処理しています。ですが思ったよりも雰囲気出ていますね。カタパルトはこれだけで十分かもしれません。
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４番カタパルトも作っていますがフレームの端に位置しており、ほとんど飾りです。
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以上、空母甲板（後方）でした。空母は限られた空間で70機以上の航空機を運用するため、飛行に必要な装備が数多くコンパクトに効率的に配置されています。今回制作した範囲にはカタパルトによる発艦、ワイヤーによる着艦に加え、エレベータでの移動やタキシング、そして空いてるスペースでの駐機も再現できそうで、移動する滑走路と呼ばれている空母を物語っているようで作っていても楽しかったです。
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記事のアップ後にみつけた商品ですが、100均ショップでこのよう商品をみつけました。グフのヒートロッドにもつかえそうなほど「しなります」。手作りとは比べものにならないほどキレイなワイヤーなのでこれを使うのも手ですね。
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[20120103] |
