 ジオラマベース「CVN デッキ�掘�
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空母甲板ジオラマの第三弾です。基本的には前作の作り直しですが面白いサイズのコルクボードを見つけたので、二つに分かれていたジオラマベースをひとつにまとめてみました。
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カタパルトからワイヤー、エレベーターまでの要素をオールインワンでまとめました
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今回のジオラマは以前に作った空母甲板の再作成です。それを思い立った理由は横長のコルクボードが安価に売っており、つい即買してしまいました。前作の額縁に比べると横に長い形状がたいへん面白いと思いました。サイズは45cm×90cmです。
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まずはいつも通りにベース面をスプレーで塗装します。今回は額縁ではないのでフレームを外すことはできません。そのため外枠部分にはガムテープを貼ってマスキングしています。
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今回も甲板前方はCentury Wingsさんのサイトからダウンロードできるプリント用ファイルを利用させてもらいました。写真撮影することを考慮しつつモデルを置きながら位置決めをしていきます。
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今回は90cmの長さがあるため定規だけでは足りません。そこで糸を張って直線部分のガイドとして使っています。
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ジェットブラスト・デフレクターはプリントを切り抜いて糊で貼るだけのお手軽作成法です。印刷した紙は位置を決める時にも利用できて大変便利です。
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今回はある事情により、デフレクターやカタパルトの溝部分を削って加工することはしていません。この削る作業がないとかなり時間を節約することができます。
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今回のベースでは第3,4カタパルトも設置しています。前方に見える第1,2カタパルトまではかなりの距離があります。実際の空母もこんな感じなのでしょうか。
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フライトラインには反射テープを使っています。貼る前にあらかじめ中をカッターでくり抜いています。加工時にはデザインナイフ、金具がついた定規、そしてカッター用マットがオススメです。
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ホームセンターで売っている反射テープは台紙から剥がして貼るだけなので大変楽チンです。ただし90cmもあるとかなり長いので、あらかじめ書いておいたガイドに沿って慎重に真っ直ぐ伸ばしながら貼っていきます。
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長さが90cmもあるとやっぱり長いですね！1/200スケールとすると実寸に戻したとすると180mの長さがあることになります。
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同様に各種ラインを貼っていきます。ストライプのラインはマジック等で等間隔で色を塗るという地味な作業を行っています。これでライン系の作業は終わりです。
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100円ショップで購入した額縁の表面と比べるとこちらはかなり荒いものでした。100均の額縁はコンクリートのような平らな感じでしたが、こちらはアスファルトのような仕上がりになります。
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第1,2カタパルトデッキです。ジェットブラスト・デフレクターは寝たままの状態ですが、やはり射出時には立てておきたいところです。ここは後で別パーツによる再現を考えてみます。
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構図や機体配置をすこしズラすと躍動感が出る感じがしますね。
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射出を待つF-14Aトムキャットと着艦したF/A-18Cホーネット。現代空母の発明の一つと言われるアングルドデッキの採用により、離艦と着艦を同時に行うことができるようになりました。
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第3カタパルトからの前方の眺め。90cmの箱庭とはいえ、1/200スケールモデルの世界ではだいぶ距離感があります。一応これで前方部分は完了です。線を細長くカットするのが面倒ですが、基本的には切って塗って貼るだけの作業なのであまり難しいことはないと思います。
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後半戦は若干面倒な部分が出てきますが、まずはエレベーターの再現からいきます。前回はシールをカットしてストライプに塗り分ける方法をとっていましたが今回は文明の利器パソコンを利用しています。特別なソフトは使わず、パワポにフリーハンドで線を引き、破線＆黄色の指定を行い、後でバックを赤くして印刷するとこのような紙が出来上がります。左右で反転したものを作る必要があります。
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上の図をラインに沿って切断し、貼るとこのような感じになります。エレベーター部分だけグレーで印刷した紙を貼って別パーツっぽく見せても良かったかもしれません。
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実際のエレベーターでは写真のように機体後方を海側にはみ出すように乗せるはずです。サイズはモデルを置いて、あまり小さくならないように確認を行いました。
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写真を撮る時はフレームを入れない構図になるのでこんな感じでしょうか。エレベーターからタキシングを開始するシーンに使えそうです。
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エレベーターは空母右舷に３つ、左舷に１つと数が違うので注意が必要です。（写真は艦前方からみた右舷側）
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作業をしくじっていますが、エレベーターの境界線は線を引くか筋を掘れば別パーツに見せる効果が出ると思います。
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最後は短距離での着艦を支援するアレスティング・ワイヤーです。ここは色々と迷いましたが最終的には刺繍糸を、白で塗った画鋲で止めてだけの手軽な作りで済ませました（他の代案が出てこなそうなので）。一番後ろのワイヤーだけ長くしているところが今回のミソです。
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一番後ろのワイヤーは引っ張って伸ばすことで着艦時を再現することができます。ちなみに空母では4本のワイヤーが用意され、そのうちのどれかに機体後方にあるフックを引っ掛けて機体を停止させます。
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ワイヤー部分はその後ホームセンターで0.5mmのアルミワイヤーを購入し変更しました。しかしどうしても「伸ばす部分のワイヤー」は刺繍糸がベターで、ここだけ変更できずにいます。
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今回は細長いコルクボードを見つけた際に衝動的に作り始めたものですが、そのほとんどは作り直しだったので作業はだいたい想像ができていました。実際にかかる時間は丸１日くらいあれば足りると思います。
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以上、CVNデッキ�靴任靴拭�
空母ジオラマは多くの機能がコンパクトに凝縮されているので作り甲斐があると思います。さすがに艦橋を作るのは無理でしたが…腕のある方なら作れてしまうかもしれませんね。この他にもこの倍のサイズくらいのコルクボードが売っていました。そちらはエプロンから滑走路までを一つで再現できそうでしたが置き場所が問題でさすがに却下しました。いつか子ども部屋が空いたら挑戦しようと考えています。
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<追加修正です>
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ジェットブラスト・デフレクターはプラ板２枚をくっつけて、とりあえずそれらしいパーツを作ってみることにしました。可動は難しいので置くだけのパーツとします。
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細かい修正ですが赤白ラインのファウルラインがちょっと太く感じたので細いラインに貼替えました。ストライプのピッチも等間隔だったのを白1.5：赤1と比率を変え、白を長めに変更しています。
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ブラスト・デフレクターは置くだけの簡単なものですが雰囲気はそれなりに出そうです。少し落ち着いたらもう少し作りこんでみようと思います。
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制作当初のファウルラインはアレスティング・ワイヤーの内側に入っていたので、ラインを細くしたのと同時に外側に逃げるように修正しました。ここで傑作艦載機として絶大な人気を誇ったF-14トムキャットを並べてみました。
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棚から出しやすいモデルを選んで並べてみましたが写真の中には19機が並んでいます。詰めれば30〜40機くらいは並べられそうですね。実際の米軍空母では約70機もの艦載機を運用しているそうです。
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TOP GUNでの活躍もあり大人気だったF-14トムキャットも万能機F/A-18ホーネットの登場によってその座を奪われてしまいました。にらみ合いの図です。
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ここまできたら1飛行隊を揃えて航海に出かけたいです。
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各機の時代は合っていませんが…艦載機が分業されていた前時代の（A-6Eイントルーダーは揃っていない）機材構成です。早期警戒任務のE-2C、戦闘攻撃を兼務するF/A-18、制空任務のF-14、電子戦のEA-6B、対潜哨戒任務のS-3B、ここにはいませんが攻撃任務のA-6Eとバリエーション豊かでしたね。
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こちらは今時のCVW-5です。このうちEA-6BプラウラーはF/A-18Gグラウラーに変わってしまったのでまさに艦上はホーネットファミリーで占められている状態が現実となりました。
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以上、空母甲板ジオラマの第３弾でした。簡易的な艦橋を作って雰囲気だけでも出してみようか…と迷うところです。
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[20140920] |
