 ジオラマベース「ランウェイ２５」
|
2011年末から続けてきたジオラマのリニューアルもこれで一段落です。最後なので少し色々な新要素を組み合わせてチャレンジしてみました。
|
ジオラマ作りの複合技に新要素を加えた、築城基地のR/W25がモデルのエンドです
|
|
|
今回は海に突き出たランウェイが特徴的な築城基地のR/W25を参考にしたジオラマです。新要素�，魯戞璽垢離�ットです。防波堤のような形をしたタキシーウェイと両脇の海面を表現するためにベースをノコギリでカットしました。なお今回、百均のスプレーを使ってみました。安いのはいいものの１本使い切っても塗りきれませんでした。下地用としてはいいかもしれませんが、やはりホビー用のスプレーの方がまだ塗装の食いつきも良いようです。
|
|
|
ランウェイはいつもの通り、反射シールをカットして貼るだけのお手軽制作法です。続いての作業はランウェイナンバーですが今回面白いものを発見しました。
|
|
|
これはパソコンを使っている人に限定されますが、滑走路の番号を印刷できるフォントというものがあり、無償で入手できます。本当に嬉しいことをしてくれる人がいるものですね！
このフォントはインターネットで「滑走路 フォント」で検索すれば見つかると思います。PCにインストールすればあとはWordやExcel等で印刷することができます。（ただし数字とLRのみです）
|
|
|
というわけで新要素�△漏蠢�路フォントです。適度なサイズで印刷し、これを型紙にして反射シールを作ればよりリアルなジオラマに仕上がります。…こういうフォントがあるってことは、やっぱり需要があるってことなんでしょうね。ちなみに高速道路フォントというジャンルもあるようです。
|
|
|
新要素��はラインのカーブです。…新要素っていうほどのものではないですね。単純にパソコンで描いたカーブラインを印刷し、カットした紙を貼っただけです。今回ジオラマのライン類は反射シールでなくても十分なことがわかりました。これは結構安上がりで作れそうですね。
|
|
|
あとはいつもの通り芝生等の作業を行ってベースは完了です。続いての関門は両脇の水の表現です。ちなみに今回は満足いく出来上がりではありませんでしたが、随時いいアイデアがあれば改善の予定です。
|
|
|
新要素�い凌緻未任后８朕妖�に一番いいと思っているのは「なみいたくん」という商品ですが、ちょっとサイズが足りません。繋ぎ足すと合わせ目ができてしまうので、なみいたくんの採用は最終手段にしようと思っています。今回試してみたのは「スイメン」という透明シートで210円でした。結論からいうと表面の凹凸が少ないないのであまり水面には見えないと感じました。
|
|
|
お店ではクリアブルーを塗るといい感じになると紹介されていたので、早速塗ってみました。なるほど、確かに水らしくなってきました。ただし鏡のように反射してしまうので写真撮影には不向きですのでこれも却下かな…。
|
|
|
水面表現の実験２ではスーパーで手に入るクシャクシャになるビニール袋を試してみました。水面のうねりの表現はなかなかですが、少し光を反射しすぎかな？。
|
|
|
水面表現の実験３はペーパークラフト用に売っている紙、1枚52円でした。
|
|
|
結論からいうと水面の表現はとても難しいですね。とりあえず暫定版ということでペーパークラフトの厚紙を使うことにしました。表面に光沢でも加わればもう少し雰囲気が違うかもしれません。
|
|
|
暫定版ということで水面は固定していません。その恩恵として水面を好みに応じて着せ替えすることができるので、少し薄い水色に替えみました。これはこれでなかなか面白いかも。
|
|
|
新要素�イい茲い菘転�にチャレンジしてみました。高校生の頃にエリア88のプラモデルを作っていましたがそれを置いておく簡単なエプロンも作っていて、当時は電飾を仕掛けていた事を思い出しました。ジオラマ作っているあたりは高校生の時から変わっていませんね（苦笑）。だけど少し進歩したのは以前はムギ球を使っていたところを、今回はLEDにチャレンジしてみました。
|
|
|
…しかし、LEDとムギ球では難易度が桁違いです。そもそも電球ではなくダイオードなのである程度勉強する必要がありました。覚えたのはLEDには＋と−の極性があること、最低限必要な電圧が決まっていること、抵抗が必要なこと、光が届く角度に種類がある…という事です。またコードを巻けばいいというわけでなく、ハンダ付も必要になります。今回この歳になってハンダごてを買ってくる運びになりました。ハンダ付も久しぶりにやりましたが、なかなか美しく仕上げようとすると難しいですね。ジオラマベースの裏側は面倒なのでビニールテープでもう適当固定です。
|
|
|
今回の記事で最初の方のベースの写真に穴が空いているのでお気づきだと思いますが、今回のLEDはタキシーウェイの脇に4つ埋めることにしました。
|
|
|
|
はい点灯！。今回はブルーのLEDを入れてみました。 |
|
|
部屋の照明を消灯してみました。今回使ったライトは光が30度の角度しか届かないので、横から見てもあまり光が目立ちません。残念ながら真上から見るの一番明るく見えるのです。全方向に光るタイプもありますが、そのかわり暗い感じになってしまいます。どちらがいいかはお好みですね。
|
|
|
築城のR/W25は日本でも有数の素晴らしい撮影スポットです。そのシチュエーションは雑誌の記事を読んだりしていましたが、実際に足を運ぶまでイメージできずにいました。残念ながらこの小さな平面的なスペースで忠実に再現するのは難しいですが、海沿いの基地の雰囲気は楽しめると思います。
|
|
|
滑走路が海に面している基地・空港は結構あります。関東では羽田空港がありますし、私が行った範囲では新潟空港、長崎空港や北九州空港、那覇空港などがあります。他にも関空やセントレア等も湾岸エリアに建設されています。意外と水辺の風景は航空機と密接かもしれませんね。
|
|
|
築城基地の海に突き出た滑走路への着陸は、空母に着艦するような感覚だそうです。そういえば、こういう表現は空母甲板のジオラマにも使えたかもしれないですね。
|
|
|
水面の向こうに見えるジオラマのフレームが防波堤のようにも見えます。撮影用途を考えると最終的にはこちら（滑走路左）側の水面の面積を増やすように、比率を変更したいと思っています。
|
|
|
タキシングのシーンは海面が写ってなかなかだと思います。
|
|
|
実際の築城基地のタキシーウェイは水面から５ｍくらいの高さがありますので、こんなギリギリの風景ではありません。空母のエレベーターに続き、立体的な表現が今後の課題になりそうですが、そうなると額縁ジオラマの範囲を超えてきますね。
|
|
|
照明を落とし、誘導路を点灯してみました。機体の影が誘導路に映ってしまっているのでおかしいですね、撮影には少し工夫が必要そうです。滑走路両脇のライトも点灯させることを検討しましたが、思いの他作業が大変だったので今回はタキシーウェイのみとしました。
|
|
|
以上R/W25でした。これでジオラマのリニューアル版も一応の一段落となりますので、今回は色々とチャレンジ要素を加えて工夫してみたつもりです。今回一番苦労したのがLEDですが、扱いを間違うと破裂の恐れもあるそうです。探してみるとホビー向けの商品として使いやすいものがなく（あっても高額）、詳しい紹介サイトもなかなか見つからず試行錯誤を繰り返しました。LED点灯は意外と費用もかかりますし、危険な点もありますのでこれから始める方は是非気を付けてください。実はけっこう私も素材を無駄にしてしまいました（苦笑）。
|
[20120112] |
