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ジオラマベース「エプロン シェルター」
 

今回は撮影用をメインに主眼を置き、汎用的に使えるジオラマにチャレンジしてみました。

タキシングや駐機シーンに色々と撮影に使いまわせる汎用ツールです


ジオラマリニューアルの第三弾は千歳基地の掩体エリアを参考にしていますが、今回はちょっと趣向が大きく違いますので再現度は低いです。

ジオラマベースの塗装には今までは軍艦色(2)を使ってきましたが、どちらかというとこれはアスファルトの色に近いです。実際によく見ると滑走路はアスファルトのような濃い色をしていますが、エプロン地区は白っぽい色をしています。それもそのはずでエプロンは厚さが数メートルもあるコンクリートの塊なのです。ということで今回は11番のガルグレイを選んでみました。

今回メインでご紹介するのは掩体です。素材はホームセンターで見つけたフィギュア等を飾る簡単なケースで、ひとつ157円で入手できました。ペットボトルと同じような材質で加工しやすいのも楽でいいです。まずは線をひいて半分に分割するためのアタリをつけます。

分割線に沿って切断すると写真のようなパーツに分かれます。更に透明の蓋の部分は内側をくりぬくようにして枠だけを残しておきます。黒い底の部分はそのままでもオッケーです。

側面のパーツはただの板なので円弧になるように整えます。蓋と底のパーツを接着すればあっという間に掩体の形状が出来上がります。

ここでワンポイント。掩体の外側に糸を這わしておくと雰囲気が出てきます。今回はちょっと失敗しましたが色は白で細い糸の方が向いているようです。

素材はペットボトルと同じでヘナヘナと柔らかいのでそのままではだらしなくなります。そこでプラ棒などで補強してあげましょう。特に接地する部分は隙間が空いてしまうので重要です。ちなみに写真は割り箸でなく、ちゃんとした木の角棒で1メートル28円で売っていたものです。

エプロンには溝が掘ってありますがその表現はボールペンで書くだけで十分雰囲気が出ます。

今回思いついた新機軸がこちら。パズルフレームには透明のプラ版が付いてきますがこれは使える!ということに気づきました。これを活用していきたいと思います。

シーナリーパウダーで低木を作ってみたいと思います。今回はパウダーというよりもスポンジですね。

適当にカットした透明プラ版に両面テープを貼り、その上にスポンジをのせていきます。隙間なく植えていけば完成ですが、どうしても隙間ができてしまいます。そこにはパウダーを振っておくのも手ですね。

再び掩体に戻ります。今回使った「Gグリーン」ですが見た通りガンダムカラーを使いました。これは何色を使えばいいかわからなかったのですが、量産ザクのイメージが湧いてきたからでした。ただそれだけの理由です。

糸が太すぎたのはイマイチでしたが、デコシールなどを貼って完成です。

掩体は向かって左側が以前に作ったもので、今回作ったのは右側です。サイズが違うのは間違って買ってきてしまったのですが、右の掩体は実際にモデルを入れると長さが足りないので納まりません。今回は写真撮影用に割り切って作りました。まだトップコートを吹いていませんが最終的には艶消しでコートして完成します。

こちらは前作の写真です。地面は軍艦色(2)なので濃いめです。掩体も後部が空いているので光が入ってきていますが、ローアングルで撮影すると向こう側が見えてしまうので意外と撮影には不向きだったりします。

今回のハンガーは後部をふさいでいるので撮影アングルの幅が広がります。

低木のパーツは透明プラ版の上にのっているので移動することができ、撮影のバリエーションを広げることができるようになりました。こんなことだったら芝生エリアもこの方法で作っておけばよかったかなぁ…。

エプロンエリアはコンクリートなので白っぽいのが正解です。今までと写真の雰囲気も変わってきますが、白っぽい場合はリニューアル版を使っていると思って下さい。

なんちゃってタキシーウェイも可能で、撮影する方向で芝生と低木を選ぶことができます。当初の計画では掩体を二つ作って並べる予定でしたが気力が続かず…とりあえずは1か所での運用から始めたいと思います。



[20111224]

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