 No.994 番外編 AirFighter シリーズ by Hachette
分冊百貨大手のアシェット社から隔週でダイキャストモデルが発売される新シリーズ「エアファイターコレクション」が発売されました。モデルの造形は良いと思いますが商品スペックと価格設定がやや中途半端という印象です。100号もあるシリーズなのでどのようなターゲット層を狙っているのか興味があります。
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「世界の戦闘機をその手のなかに」 1/100スケールの半ダイキャストモデル |
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アシェット社が全100号にわたって全国販売を行う新シリーズ「エアファイターコレクション」。創刊号はいつものとおり799円のお試し価格で、誰でもが手にしやすい提供方法がとられています。私はテスト販売で第4号のSu-27を購入しましたが、とりあえずお値段も安いので創刊号にも手を出してみることにしました。
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お馴染みの雑誌付きモデル（正確にはモデル付き雑誌）です。モデルはブリスターパックに収納されていますが、外れやすい装備品等は避けているようで不良品の心配は少ないかもしれません。分冊百科のパッケージだとブリスターの底部に青紙が糊付けられており、キレイに剥がせないものがあります。しかしこちらは美しい状態で収納しておける点は好印象でした。
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付属するF-4EJ改モデルはダイキャストモデルではありますが、正確には本体パーツのみがダイキャスト製であり、主翼・尾翼等は樹脂パーツでした。特に主翼はよく手で持つ部分なのでここが樹脂製というのはかなり残念なところです。
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飛行形態用の展示スタンドが付属しますがギア出し状態にはできず、飛行状態の一択です。
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ドロップタンク以外の装備品は付属していません。付属品が増えればコストも上がりますが、不良品比率も高くなるため今後も装備品は少ないのではないでしょうか。
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飛行状態しか選択できないというのは展示方法にやや頭を悩ませることになりそうです。
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機首のクローズアップ。ノーズにはシャークティースを描いた440号機が再現されています。ピトー管はかなりシャープなので折らないように注意が必要です。
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主翼には日の丸のマーキングのみです。サイズ的には余裕があると思いますがコーションマークなどのステンシル類はありませんので精密感では物足りないと思います。
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大きなオジロワシのマークで人気のある第302飛行隊が選ばれています。シリアルNo17-8440の上に白い星マーク２つが描かれています。
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左はガリバー1/200ダイキャストモデル、右が今回の1/100アシェットモデルです。この中間として1/144というスケールがありますが、なかなか商品化しても成功が難しいサイズと言われています。
今回のエアファイターコレクションは1/100スケールという標準とはいえないスケール展開に加え、飛行状態再現のみというシリーズ展開です。１つ2000円弱と価格は抑えられていますが、100号買い続けるのはかなりのマニアという気がします。ヘビーコレクターにとっては精密さという意味ではステンシル、装備品、ギア類という点で物足りなく感じるのではないでしょうか。
このサイズ展開で100機を揃えるターゲット層というのがあまりイメージできませんでしたが、しばらく経緯を見守ってみたいと思います。
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