たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/144ダイキャストモデル



Avioni-X

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No.998 番外編 Avioni-Xシリーズ by 国際貿易

Avioni-X(アヴィオニクス)シリーズは国際貿易社が自社ブランドとして立ち上げたダイキャストモデルです。0.1mmという極細モールドやダイキャストモデルならではの重量感をコンセプトとしています。サイズは1/144を中心に展開されますが、大戦機から現用機まで幅広いラインナップが計画されています。

1/200スケールを集めている私にとっても気になる存在です。

 

Avioni-Xシリーズ初の空自ジェット機はT-4ブルーインパルス

1/200スケールモデルコレクターの私ですが、このAvioni-Xシリーズの存在はずっと気になっていました。しかし空自ジェット機モデルはなかなか出てきませんでしたが、そのトップバッターとなったのは空自航空祭の華「ブルーインパルス」のT-4でした。この気になる存在にいてもたってもいられずにヨドバシさんのポイントの力を借りて入手してきました。それでは見せていただきましょうか、その実力を!

 

まず、この1/144というスケールについて。

私が集めている1/200は極小なのでディテール表現を苦手としますが、場所をとらないのでコレクション性に優れています。一方で国際的な定番サイズとしてあるのが1/72ですが、こちらは大きさに余裕があるためディテール表現も容易にできる上、ギミックを仕掛けて遊びの要素を盛り込むことができます。1/144スケールはその中間という事になるので両者の良いところを活かすことができそうですが、悪くいえば中途半端になりかねないリスクを負っています。

 

注目すべきはモールド表現です。

Avioni-Xシリーズでは0.1mmという極めて細いモールド表現をブランドの大きな特徴の一つとして唱っています。主翼や胴体にあるパネルラインなど小さな機体にたっぷりと盛り込まれたモールド表現は日本人好みの仕様といえるでしょう。

 

右は1/200スケールのガリバー製T-4ブルーインパルスです。左のAvion-Xに比べると約70%の大きさです。どちらも決して大きな模型ではありませんが、ディテール表現を極めようとするとこのスケールの差は大きな違いがあるようです。

 

Avioni-Xのコックピットのアップです。シートはきちんと赤で塗り分けられていますが、残念ながら操縦席の計器類までは表現されていません。キャノピーは固定式のため、ドルフィンライダーを搭乗させることはできません。

 

こちらは1/200のガリバー製T-4です。T-4は軍用機で世界初の1/200スケールモデルですので、最新技術からみればモールド不足などの印象を持つのは致し方ないことかもしれません。逆にいえばこのスケールでシートの塗り分けまでやっている事には感嘆します。

 

Avioni-Xの主翼にはびっしり詰まったモールド表現が施されています。主翼下には移動の際に装備する増槽を付けた状態で発売されました。今回の仕様では単機での販売は1番機のみで増槽を付けたモデルとなります。これとは別に初回限定版としてクリーン形態の6機セットが限定500セットで発売されています。

 

ガリバー製T-4では主翼上面はタンポ印刷のみの表現に留まり、モールド表現はされていません。塗膜も厚めのように見えますね。Avioni-Xではモールドに拘っているという事がよくわかる比較ですが、模型サイズが恩恵を与えている点ですね。

 

T-4ブルーインパルスは人気の機体という事もあって多くの商品でモデル化されており、特にスタイリングについては言及することはありません。1/144というスケールについても食玩等で見かけたこともあるので目新しさは感じませんでした。しかし店頭で箱をもった時に「T-4の割にけっこうズッシリと重いぞ」と感じました。やはりダイキャストモデルはズッシリ、ヒンヤリがたまりません。

 

1/144スケールは難しい大きさだと言った方がいました。それはこの大きさが提供するメリットを見出すことができないと他のメジャースケールとの差別化が図れないためだと思います。その点ではこのAvioni-Xは0.1mmのモールドが武器になっていると思いました。あぁ…これでF-15JイーグルやF-4EJファントム、F-2あたりが出てきたら購買意欲をかき立てられそうで困ります。

技MIXのダイキャストモデル版と考えたら、やはりそれは最高でしょう。願わくば新金型は2年おきくらいのペースにとどめておいて欲しいですね。お小遣いが足りません。

 

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Avioni-Xシリーズへの期待を高めた名作、異形の無人機グローバルホーク

Avioni-XシリーズはHerpaやHoganの輸入代理店をつとめる国際貿易社が立ち上げた新ブランドです。既存ブランドと競合するわけにもいかないでしょうから、スケールは1/144を選んでいます。いきなり私たちの意表をつく機種選定を見せてくれたのですが、このグローバルホークは異様に長い主翼を持つため、イレギュラー的に1/200スケールでリリースされました。

 

まず感じたのは、あまり馴染みのない機体であったにもかかわらず、エイリアンのような気味の悪い機首、グライダーのように極端な長さの主翼、胴体上部に配置されたエンジンなど造形面で目を見張る点が多くありました。さらにつや消しでザラザラとする表面処理、そして0.1mmという極細のモールドとその精密さに驚かされたファンも多いと思います。

 

従来のモデル本体が見える透明のブリスターパックではないところも、期待感が高まりました。

 

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