たびパパ　趣味の飛行機ページ　１／２００ダイキャストモデル















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番外編 　第51回　全日本模型ホビーショー　2011年10月15日　幕張メッセ
 

幕張メッセで開催された全日本模型ホビーショーに行ってきました。今回は開場と同時に入りましたが早い時間に行くとご覧の通り空いているので各ブースが見やすいです。昨年が50周年ということもあったかもしれませんが、今回は少し出展数も少なかったように思います。
（※万が一写真の掲載がＮＧでしたらご一報下さい）

1/200ダイキャストもペースダウン？新商品の展示が少なめだったホビーショー


■　Gemini 200/Aviation 200シリーズ 

何故かいつも最初に行くのがガリバーさんのブースです。今回の収穫の一つだったのがこちらのGemini200シリーズです。奥には私が惚れたC-17Aグローブマスター�靴箒�自のC-1があり、手前には購入予定の蒼いC-1（航空自衛隊50周年記念塗装機）と1/200スケールでは初となるAWACS早期警戒機が展示されました。

1/200では初となるAWACSです。型式はEC-137Dというらしく、E-3Aセントリーの試作機のようです。塗装はポリッシュド・スキンが再現されており、ダイキャストモデルの本領発揮というところでしょう。とても話題性のある機体だと思いますが、単価も高いし二機も配備できませんから私は通常塗装版が出るのを待とうかな…。
■　Gulliver 200シリーズ

1/200スケールの立役者Gulliver200シリーズおなじみのエプロンジオラマです。最近発売されたT-2や再販のF-4EJ改ファントム、そしていきなりの広告で驚かせてくれた第201、204飛行隊のF-15Jイーグルの姿が見えますね。…あれあれあれっ？

参考出品という扱いですが飛行開発実験団のF-2Aテストカラーが展示されました。是非出して欲しいと思っていた機体なので商品化が待ち遠しいです。右の赤いのが63-8501号機、左のオレンジと青が63-8502号機です。ガリバーさんは複座型も出していますからＢ型の１号機も検討して欲しいですね。左右で塗装パターンが違うという面白い機体です。

いよいよ発売が近いのでしょうか。離陸準備の位置にあるのは部隊マークを替えて再販される航空自衛隊のF-15Jイーグルです。今回は最北端の千歳基地第201飛行隊と、百里から那覇へ移動した最南端第204飛行隊がチョイスされました。全飛行隊が一周したら再度203、305飛行隊も再販して欲しいですが、その前に飛行教導隊の充実を先に希望したいです。その理由も後述します。

千歳基地の第201飛行隊のイーグルです。先日発売されたファントムの再販ではコーション類の表現が減っていましたが、こちらのイーグルは従来のものと同様と見受けました。指摘があったキャノピーの合わせ目はまだしっくりしてないかもしれませんね…。でも空自好きの私としては買うと思います。そういえば最近発売されるモデルは少し価格が下がってきましたね。企業努力の賜物か、円高の恩恵かはわかりませんが、コレクターにとっては嬉しいことです。
■　Hogan　M-SERIES

国際貿易さんのブースです。昨年の充実振りに比べると1/200スケールダイキャストはかなり寂しいラインナップでした。Mシリーズもちょっと一呼吸かな？という印象です。展示されていた中で目を引いたのはアメリカ海軍ブルーエンジェルスの遠征展開を支援するハーキュリーズ、通称ファットアルバートです。人員物資の輸送を行うだけでなく、短距離離陸用ブースターを装備した離陸によるエンターテイメント性も兼ね備えています。肝心のブルーエンジェルスのF/A-18はHerpaから4、6番機が出ていますがホーガンからも発売されるかもしれませんね。6機セットで…。

こちらは台湾空軍のC-130Hです。今回はC-130Hが2機展示されていましたが、このサイズの機体だったら海自のP-3Cを展示した方が観客の目を引いたかなぁ…と思いました。私が台湾空軍の機体に馴染みがないからかな。

こちらはアメリカ空軍所属のF-86Fセイバーです。セイバーはガリバーから86ブルーインパルスが出ており、その後も空自のF-86Fが後に控えていましたがなかなか離陸できませんね。米軍機の他にも台湾空軍機のF-86が展示されていました。Mシリーズは台湾空軍機（台湾市場狙い）に向かっていくのでしょうかね。

注目していたMシリーズ版のF-15DJです。ネット上では既に飛行教導隊の「そとあお」とF-15Eストライクイーグルの予約が受け付けられていますが、その後に発売される「くろ」の方が先にお披露目されました。こちらも「そとあお」、「くろ」が並べて展示されていればバラエティ効果があって見栄えがしたと思います。でもやっぱり「くろ」は格好いいですね！なんでガリバーさんが商品化しなかったのかが不思議です。ちなみに装備については胴体中央には訓練用ポッドを吊下げており、ドロップタンクが両翼に付いているところも新鮮でした。

さて気になるクオリティですが…あれ？目がいきやすい主翼上面の処理ですが、一体成型ではなく胴体に主翼を取り付けているようなラインが見えます。写真ではわかりにくいかもしれませんが、自分の目で見たところモールドはほとんどなかったように思います。コーション類も少なめですね…惜しい。対ガリバーモデルのキラーアイテムになるのかと思っていたのですがちょっと雲行きが怪しくなってきたかもしれません。本来であればGulliver200でアグレッサーをコンプリートしてくれると嬉しいのですが…。

さて、さりげなく展示されていたものですが思わず二度見してしまいました。本来はターンテーブルを紹介するものですが、その上に載っているモデルがとても気になります。なんか完成度が今ひとつだなぁ…と思っていましたが、よくみればブルーエンジェルスのF/A-18ではないですか。しかも1番のリーダー機です。Herpaから出ているのは4,6番機ですからそれとも違います。未確認ですが、これはM-SERIES版のブルーエンジェルスへの布石でしょうか。また6機セットかな。
■　Delta　Groove

秋葉原のTOP GUNさんでも積極的に紹介されていますが、滑走路ジオラマが展示されていました。スケールは1/400用ですが1/200に使っても違和感はないと思います。スイッチのON/OFFでライトが点灯するギミック付きです。建築模型のプロがつくる本格的な仕上がりですがお値段の方もそれなりにします。
■　Avionixシリーズ

1/200スケールに力が入っていなかった理由はこれかもしれませんね（笑）。国際貿易さんが展開する新ブランドAvionixです。既にゼロ戦が数機と1/200のグローバルホークが発表されていますが、本線は1/144スケールで展開していくようです。自衛隊機が中心のようですがF-4EJ改、F-15J/DJ、F-2A/B、T-4、E-2Cあたりがリリース予定に入っています。他は米軍のA-10、そしてF-105サンダーチーフが書いてありました･･･がちょっとラインアップに微妙なところも感じます。1/144スケールではCentury Wingsが米海軍機を中心に展開していますがあまり広がりが感じられなかったので、今後どのような手法で展開していくのか大変興味があります。

Avionixは大戦機もカバーしていくそうです。私が苦手なジャンルですね…。先発はもっとも商機があると思われる零戦からのようです。個人的には祖父が戦時中に「隼」の開発・製造に携わっていたそうなので、もし隼が出たら記念に揃えたいと考えています。

こちらもAvionixシリーズですが、同ブランドの大きな特徴になりそうなヘリコプターのラインナップです。ヘリコプターのダイキャストモデルはほとんど見なかったので面白いチャレンジだと思います。彩色まで施された試作品はありませんでしたが、7機も展示するほどの力の入れようでした。UH-60系には色々なバリエーションがありますが、貪欲に揃えていく姿勢をみせています。

彩色されていないので間違っているかもしれませんが、これは空自の救難飛行隊かな？最近になって給油ブームを装備した機体が出現していますので旬なモデルだと思います。当シリーズはできるだけダイキャスト素材を使って重量感に拘っていくと書いてありました。ズッシリとするヘリコプターモデルは確かに新感覚ですね。

UH-60Jは過去にプラモデルで組んだことがあります。実際のヘリは中身がほとんど空洞なので内装の再現ではプラモデルが適しているといえますが、ダイキャストではどのように対処していくかが楽しみです。またプラモデルではふっと息をかけるとメインローターが回転しましたが、このシリーズはどうなっていくでしょうね。ヘリはローターが大きいので置き場所をとってしまいます。実機同様に折りたたんだ状態のものと差し替えられるとプレイバリューが上がると思います。

こちらもさりげなく展示されていたF-4EJ改ファントムです。パッと見たところX-Plusシリーズのバリエーションかと思っていましたが、プレート見てみるとホーガンブランドとなっています。しかもよーく見てみたら1/80スケール…こ、これは一体。以前TOP GUNさんのオリジナルブランドで1/80スケールF-14Aトムキャットがありましたがその流れかな？独自スケールモデルは他社商品と並べられないので敬遠されがちのように思うのですが、狙いはどこにあるのでしょうね。聞いてくればよかったです。
■　番外編

さてここからは番外編のスタートです。このホビーショーはプラモデルやラジコンなどがメインで、乗り物・ガン・ロボットものが多いので、いわゆる秋葉系というかキャラクターモノはほとんどありません。なので客層も秋葉原とはちょっと異なるように思いますね、おじさんが多いというか（笑）

会場内の数少ない萌えキャラの中でも、鉄道娘はホッとしていいですね〜。
■　トミーテック　1/144　技MIXシリーズ

トミーテックさんのブースです。技MIXシリーズは以前から注目はしていましたが、なかなか元気でした。今までは自衛隊F-15のバリエーションを積極的に出しているという印象でしたが、F-22Aラプターがラインナップに加わります。当シリーズは彩色済キットということでプラモデルと完成品の中間的な商品です。組み立てる楽しさと完成度の高い仕上がりが両方楽しめるというコンセプトです。塗装技術はご覧の通り。

こちらは積極的に展開されている技MIXシリーズの空自イーグル達です。塗装済が売りのシリーズだけにアグレッサー、記念塗装機の充実振りはさすがです。上段右側には空自F-Xへの提案用として発案された幻のF-15Sサイレントイーグルまで商品化しています。さらに別売りオプションとしてアフターバーナー再現ランプやプロペラ回転ユニットなど遊び心も満載です。

技MIXシリーズの最新作は意表をついてCH-47チヌークでした。こちらも陸自・空自や記念塗装機のバリエーションに加え、よーく見るとスキー板を履いた冬期仕様までラインナップされています。このメーカーさん、なかなかのこだわりですね。

今回のホビーショーで一番シビれたのはこれでした。技MIXシリーズから発売が予定されているF-4EJファントムですが、空自が装備する4機種は全て出すと説明してくれました。特に嬉しいのはガルグレイ塗装の改造前ファントムです。特にツヤが素晴らしくて仕上げに何かしているかと質問したところ、この状態で商品化されるとの事でした。実に素晴らしい出来です。

偵察航空隊のファントムは二種類ありますが、こちらもちゃんと網羅しています。この二機は塗装の違い以外にも機首形状が異なりますが、パーツ構成も全て対応できることを考えてトータル的に開発しているそうです。スタイリングも精悍ですね。あとは洋上迷彩や記念塗装機もきっと出てくることでしょう。

技MIXシリーズで忘れていけないことはあくまでプラモデルであることです。部品の切り取りとゲート跡の処理は必要です。せっかくの彩色済プラモデルなので塗装に傷はつけたくないですが･･･アンダーゲート処理とかしてるのかな？確認するのを忘れてました。一応目立たない場所を選んでいるそうです。またファントムの発売を機にウェポンセットも発売するようです。

もう1回おさらいです。スケールは1/144ですがご覧のような塗装が施された「プラモデル」です。ただし自分で作ったらここまでの完成度は無理だろうなぁ…、よくみればウェザリングまで施されています。一番技術が求められる塗装作業が不要なのはプラモデル市場のハードルを下げる意味で重要かもしれません。うーん、これは一度チャレンジしてみたくなってきました。

参考までにこちらは童友社さんの1/144完成品です。ブラインドボックスでの展開というのは少しひっかかりますが、これが500円台で手に入るということもかなり驚きです。技MIXの場合は価格でも4倍近くしますし、組み立ての必要性もありますのでカテゴリーはかなり違いますが、それぞれの価値がありそうですね。
■　Hobby　Master 1/72シリーズ

こちらは1/72スケールダイキャストモデルのコーナーです。比較的低価格で迫力あるダイキャストモデルを提供してくれるホビーマスターシリーズ。1/72スケールならではのズッシリ感は一度手にしたらハマるはずです。

航空自衛隊のみで運用されたF-1支援戦闘機。海外での知名度はいかほどなのでしょうか。当シリーズは彩色に若干難があるようでF-2の時は「イメージと違う」と大きな騒動になりました。このF-1も若干色彩が淡いかな。

甲板をイメージしたディスプレイに展示されたレガシーホーネット。1/72はキャノピー開閉やギアの収納、エアブレーキの展張などギミックが豊富なところもポイントです。

T-2ブルーインパルスの場合は艶のある塗装がうまく表現されていると思います。このようなダイキャストモデルが手にはいるようになったとはいい時代になったと感じます。発売後、すぐに売切れとなったお店も多かったようです。

渋いところではF-104DJスターファイターが展示されていました。若干不恰好になる複座型です。

こちらはトランペッターのプラモデルですが、中国版ステルス機J-20「ブラックリボン」が早くもキット化されました。ほとんど情報も出てないと思いますが、対応が素早いですね。こういう最新鋭の軍用機を簡単にキット化していいのか？と思うこともありますが、中国はまだまだコピーが中心ですし、ライセンスや著作権の考え方を重視していない文化ですから問題ないのかな。
■　HASEGAWA

飛行機プラモデルの老舗、ハセガワさんのブースです。マクロスを扱うようになってから結構年月が経ちますがすっかり定着したようですね。

ヴァルキリーのファイター形態です。ハセガワさんはスタイリング重視で変形機構の重要性は二の次というスタンスですが、バンダイさんの社風なら必ず変形機構を優先に考えるでしょうね。コメントの場所は違いますがバンダイのハイＶメタルシリーズのヴァルキリーがたいへん気になっています。

展示スペースはだいぶ縮小されましたが相変わらず異彩を放っていたアイドルマスターシリーズです。まずは航空機マニアをうならすドラケンを使った「四条貴音」機。

続いてはF-4EJ改ということですからベースは自衛隊機ということですね（笑）。
「星井美希」機です。

垂直離着陸の代名詞AV-8Bハリアーを使った「我那覇響」機です。今回は黒と金を使ったデザインで統一されていますね。ちなみに私はアイマスのゲームの方は全くわかりません。

こちらは限定生産だそうです。Su-33フランカーＤの「星井美希」機です。

ハセガワさんのゆるキャラ路線「たまごひこーき」シリーズです。どういうユーザー層が買っているのかが想像つかないのですが、ラインナップは確実に増えていますね。
■　BANDAI

バンダイさんのブースです。今から買う予定にしているＲＧシリーズのフリーダムガンダムです。このシリーズは組むのに若干の苦労がありますが、塗装しなくても十分な完成度の上、プロポーション、ギミックともにプレイバリューが豊富なので満足度が高いです。

ピンボケですが…派手ですね（笑）。

ＭＧシリーズではガンダムＷＩＮＧエンドレスワルツのアーリータイプが展開中。サンドロックはニワトリみたいなのに、なんであんなに格好いいのでしょう。

最後に、サイバーホビーのB747-47C政府専用機の部分カットモデルです。1/144スケールですがかなり大きいですよ。

展示場を回っていると飲食スペースや掲示スペースが多く、裏返せば出展企業が減っているのかな…と邪推してしまいました。震災に不景気と決していい環境ではありません。子供も減っていますし、ゲームなどの競合分野とも競争・共存していかない事情は大変だと思います。微力ながら私も一人のファンとして支えていきたいと思います。

お昼頃にはだいぶ人で賑わってきました。1/200スケールダイキャストのコレクターの方には物足りないレポートになったかもしれませんが、また１年間趣味活動を頑張っていこうと思いました。



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