たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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番外編  第52回 全日本模型ホビーショー 2012年10月14日 幕張メッセ
 

幕張メッセにて10月11日〜14日の4日間、全日本模型ホビーショーが開催されました。少子高齢社会の余波なのか、経済的な問題なのか・・・出店企業数はだいぶ少なくなってしまったように感じました。しかし1/200ダイキャストモデルについては年末から来年にかけて、予算の確保が必要という嬉しい状況が続きそうです。(※万が一掲載がNGでしたらご一報下さい)

出展企業数は減少ながら、生き残るべき優良企業が揃った模型の祭典


■ Gulliver 200シリーズ 

模型ホビーショーも3年連続で足を運んでいますが、まずは1/200ダイキャストモデルの立役者であるガリバーさんのブースです。お馴染みの大型ジオラマに並べられた23機の軍用機達。今回は大きな変化もありましたが詳細は後ほど。

まずはいきなりGulliver200シリーズ以外ですが(笑)INFLIGHTのVC-25A、いわゆるエアフォースワンです。既にご存知の方も多いと思いますがこの機体の名称を指すわけでなく、大統領が搭乗している機体のコールサインをエアフォースワンと呼んでいるのだそうです。どんな機体でも大統領を運ぶ空軍機はエアフォースワンになるというわけですね。

さて今回の私の中の目玉モデルはこちらでした。数年前から開発の噂はありましたがいよいよ姿を現したE-2Cホークアイです。静岡ホビーショーで米海軍機、空自機の両バリエーションがお披露目されていましたが先に発売されるのはCVWー5のCAG機NF600のようです。見所が多いモデルですが中でもコックピットが透明パーツで再現されているところが素晴らしい。今後のスタンダードになっていくと嬉しいですね。

このモデルは最新型のE-2Cホークアイ2000が再現されています。見ごたえのある8枚プロペラやレーダー上部についたコブなど特徴的な部分が注目です。お値段は6千円オーバーですがコレクターの方達なら納得するところだと思います。次に出てくる空自バージョンはもう少しあっさりしていますが、新金型需要にあっさりした空自Verで飛びつかせ、次にNF600の最新型で追加買いを狙った方がいいんじゃないかな・・・。

このホークアイですが発売は年内に間に合いそうとのお話でした。もっとも発売月が半年以上遅れることがザラなこの業界なので保障はできないと思いますが、12月は多くのモデルが発売予定になっているので今から予算の確保は考えておかないといけません。

こちらも首を長くして待っているVFA-195のレガシーホーネット、NF400「Chippy Ho!」です。なんといっても機首に描かれた白頭鷲の派手なデザインがみどころですが、もう少し近付いてガン見したいところです。しかしこの機体をチョイスしたあたりはガリバーさんらしい眼力だと思います。

ありそうでなかった米海兵隊の機体がモデルアップ。VMFA(AW)-225のホーネットです。カラーで塗装されたバイキングの部隊マークもさることながら、注目ポイントは初の複座型レガシーホーネットが発売されるということです。複座型はホーガンの十八番だったと思いましたが・・・。

レガホのバリエーションとしてVFC-12のF/A-18Cが仮想敵機で発売されます。このカラーリングはF-5、F-14、F-16で出ていますがまた仲間が増えますね。

目の肥えた航空機ファンの方は見破ると思いますが、上から二つ目のモデルは迷彩塗装を施したT-2です。操縦席が複座であることが大きな見極めのポイントですが、シリアルナンバーが練習機コードであることも隠れた見分け方法です。

ガリバーさんのブースで今回の大きな変化がこちらの支援車両セットです。既にパッケージまで展示されているという事は発売も近そうですね。このセットは牽引車や消化器等が1/200スケールで作られています。2,400円という価格設定も許容範囲ですかね。

こちらは20klの給油車セットです。緑色の塗装は航空自衛隊仕様らしく、海上自衛隊は黄色だそうですね。造形を優先した結果、プラ製になったとの説明がありましたが支援機材はそれで十分でしょう。

今後このようなジオラマが簡単に再現できると思うと有難いアイテムですね。あとは1/200スケールの彩色済人物模型やハンガーが出れば完璧です。

20kl給油車はかなり精密にできているようです。トミカのミニカーはダイキャストで数百円、UCC缶コーヒーのオマケ艦艇は彩色済で高レベルだったのでコスト感覚もよくわからなくなってきますが、この出来で二台2,200円なら良心的な価格でしょうね。是非海自バージョンも追加リリースをお願いします。

■ ホーガン M-Series

続いて国際貿易さんのブースです。まずいきなり飛び込んできたF-5Fのサンプルですが、どの国のどの部隊のものかは一切説明がありませんでした。HerpaへのOEMで金型を持っていたでしょうから、それを使って出していきますよという宣言だと思います。こうして見ると二色で構成されていますが、それぞれ材質が違うのかもしれません。ホーガンが得意とする複座型バリエーションでした。

待ってましたの飛行教導隊F-15DJです。奥の「みどり」、「まだら」は秋葉原のTOP GUNさんの店頭にもサンプルが展示されていますが、手前の「なかあお」は初公開ではないかと思います。ちなみにミドリとマダラは5,000円となっていますが、「なかあお」は5,200円と値上げ・・・なんで?

飛行教導隊のバリエーション展開は主導権をホーガンが握ってしまったようです。モールドの少なさにも慣れましたから、今後はドンドンと格好いい機体を追加して欲しいと思います。

他の機体に比べて塗装、印刷が面倒そうなマダラ模様です。発売予定は12月となっていました。ここでも予算確保が頭をよぎります。

「なかあお」は1月予定と書いてありました。教導隊シリーズは集めるのが楽しみになりそうですね。しかしこれらの派手な塗装は海外市場でも受け入れられるのでしょうかね?

韓国空軍が配備するF-15Kスラムイーグル。韓国でも1/200ダイキャストモデルは市場性があるのかな?政治的には竹島問題で難しい情勢の中なので日本市場向けだとしたらこの時期のアナウンスは結構チャレンジングですね。

ガリバーさんからも米海兵隊機がアナウンスされていましたが、こちらからもVMFA-122の単座C型ホーネットが発売予定です。

遅れてきたCVW-5のCAGバード、NF700バイキングです。やっときたか・・・という思いですね。2年前のホビーショーではレガシーホーネット、プラウラーのCAG機が並んで私たちを喜ばせてくれたのが懐かしいです。

NF700は2003年の派手なマーキングも再現し発売するようです。既存金型、塗装バリエーションという流れでCVW-5のCAG機を時期別に出すというのはいい着目点だと思います。

ちょっと忘れ気味だったF-14Aトムキャットが久しぶりに追加されます。若干地味目なカラーリングですが1994年当時のブラックナイツのCAGが予定されています。これを出す前にVF-21フリーランサーズの厚木基地時代を出して下さいよ・・・と言いたくなるのは私だけでしょうか。

NF500のCAG機が二通り発売されます。こちらは2004年当時のもので尾翼にのカラフルな塗装が見所です。価格が4,200円となっていますが、こちらは値下げになったみたいですね。

派手な塗装が描かれたガントレッツのCAG機。昨年は少し力を抜いたようにみえたMシリーズですが、今年は日本市場を見据えて商品開発を行っているみたいですね。

ダッソー社のファルコンが1/200スケールで登場です。前脚がちょっとおもちゃっぽいなぁ・・・と感じましたが実機でもこんな感じですかね?このタイプのモデルが出てくればU-125、U-4、U-36Aなどの発売も夢ではないかな。

■ 国際貿易 Avioni-X

1/200スケールのコレクターがハラハラドキドキの思いで動向を見ていると思われる1/144スケールモデルAvioniーXシリーズです。今回はT-4練習機が塗装済で展示されていました。ここまで出来てるということは発売も近そうですね。ブルーインパルスセットなんかも企画があるのかな?

ジェット戦闘機の展開がいよいよ始まりそうですが、単座と複座のイーグルがテストショットまで進んでいるようです。エアインテイクはプラスチックが使われているようです。

展示されていたのはF-105サンダーチーフ。いきなり渋いところへ飛ぶなぁ…という気がしないでもありません。

発売中のモデルですが名作との声が多いUH-60J救難ヘリです。なぜご紹介しているかというと、一緒においてあるフィギュアとヘリポートです。1/144スケールモデルは支援機材やフィギュアなどをセットにして販売し、付加価値を高めた方がいいのではないかと思います。

■ Hobby Msater

1/72スケールで目を引いたのがこちら。コンフォーマルタンクを装備した仮想の機体F-2改です。こんな機体までモデル化するとはホビーマスターブランドおそるべし・・・。

参考出品としか書かれていませんが、尾翼の傾きからしてF-15SEサイレントイーグルかその派生型のようですね。上のF-2改と共にまだ開発されていない機体にチャレンジしようとしていますね。

■ 番外編 (プラモデル)
最近はプレイしていないので話題について行けないですが、エースコンバットに登場する仮想機だそうです。キット化されるほどですから人気があるのでしょうね。機体上部に設けられたエアインテイクが斬新です。ハセガワさんのブースで展示されていました。

ハロウィンらしくパンプキンフェイスのトムキャットです。

定期ウォッチングとなっているアイマス機レポートです。契約の関係で勢いも減っていくかと思いきや今年も5機が展示されていました。こちらはミラージュ2000「高槻やよい」。モデルは全て1/72スケールです。

右主翼に描かれているのはこの機体だけでした。Su-33フランカーD「星井美希」機。

F-22「天海春香」です。この子は昔からいますから人気があるのかな?

F-15E「如月千早」機。毎年書いていますが1/200ダイキャスト完成品で出てきたら買っちゃうと思います。軍用機ファン以外を取り込めるかも。

F-117A「萩原雪歩」。ステルス機だけあって比較的おとなしい色彩なのかも。

たまごひこーき。このシリーズも毎年充実していますから一定のファンがいるのでしょう。

タカラトミーテックさんのブースです。塗装済キットというジャンルで成功している「技MIX」シリーズがズラリと並んでいます。今回は武装が見せ場のようでストライクイーグルは腹をみせた状態で展示されていました。

技MIXからP-3Cが製品化決定したそうです。この原型ではわかりませんがコックピットの処理やパーツ分割がどのようになるか興味がわくところです。あとさりげなくアクリル台の下に観艦式に参加した人がもらえるシールが置いてあるのが気になりますね。

ここからは気になったモデルをパラパラと。ひっそりと棚に飾られていたDRAGON製の完成品ヴァルキリー。既に発売中ですが実物を初めてみました。プラ製で1/200スケールで着陸形態も選択できます。

デスクトップモデルとよばれるタイプですね。DDFさんというブースでした。ちょっと肉厚な印象を受けますね。

いま話題のオスプレイです。

こちらは模型でなく塗料が売り物です。航空自衛隊が採用している洋上迷彩は作業の都度、配合する必要があり再現が非常に難しかったらしいのですが、この度専用塗料ということで発売されます。有名な航空機モデラーの方が監修したレシピを使っているのがセールスポイントだそうです。

こちらの完成品は販売されているようです。1/18スケールという大きさで置き場所に悩みそうですが、3万2千円という価格は安いですね。キャノピーがちょっと開きすぎ?

みにちゅああーとのブースでは紙製模型が展示されています。空港設備関係のものがいくつか展示されていました。こちらの管制塔は私も買ってみましたが、強度はあるものの組立は若干難しいところがあります。

こちらの模型ではなんとレーダーが回転していました。

なんどアラートハンガーまで開発されていますが、紙製模型に8,820円はちょっと抵抗感。なぜプラ製にしてくれなかったのかと悔やまれますね。スケールは確か1/144だったと思います。

ここからは航空機模型から離れていきますね。被写体は鉄道娘ではなく自動改札の方ですが、これ欲しいかも。大変よくできていると思いませんか?毎日のように触れるものなので感情移入してしまいます(笑)

バンダイさんの大注目コーナー。11月発売予定のビッグアイテムが展示されていました。常に観客が立ち寄っていて注目度の高さがうかがえました。

RG(リアルグレード)のラインナップ。1/144スケールで展開されるガンプラの最新ブランドですが、ここには世界最高の設計技術と、金型技術の最先端が詰まっています。

RG版Zガンダムのモビルスーツ形態です。1/144スケールでこの密度感。プロポーションもよいですが自立しているところがスゴイ!

驚愕の変形機構。なんと差し替えなしの完全変形+ロック機構付きだそうです。プロポーションが両形態でも成り立っているところもすごいですね。

ウェーブライダー形態もバッチリ。これは絶対に買いですね。

さらに気になるメッセージ。完全変形の文字に弱いのは私だけではないはず。

ヤマト2199よりガミラス艦です。映像展開の方も好調、好評なようで私も楽しみに観ています。

ホビージャパン誌でみた時に衝撃を受けたジオラマが展示されていました。

ワンピースから九蛇海賊船です。

内輪ネタですが・・・うちの家族が大好きなのでタイ&バニも載せておきます。。。

こういう展示は大人向けというテイストでいいかも(笑)

衝撃的ですが展示ブースは小間が埋まらず、一等地が展示エリアや飲食スペースになっています。出展企業が減っているということでしょうが、大手企業がブースを大きくすることでスカスカしないように見せているという感じでした。

しかしここに残っている企業はいずれも優秀な企業とみています。1/200ダイキャストモデルは昨年に比べると元気を取り戻したように思いますし、不景気の中ではまずまず有望な市場なのではないでしょうか。ということでこれからも微力ながらこの市場を見続けていきたいと思います。




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