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■ S14 （エスワンフォー）
毎回アイデア溢れる演出で注目を集めているエスワンフォーさんのブース。コマも広いので探しやすく、真っ先に目指してしまうメーカーさんです。
今回の展示会で大きな話題となったのは1/144スケールの正規空母CVN-76ロナルドレーガンの巨大ディスプレイです。商品ではありませんが1/144スケールで展開するAVIATION
FIGHTERSシリースの魅力を引き出すには最高のジオラマです。
空母の周辺には多くの見学者が集まり、その威容をカメラにおさめていました。見学者を写さず空母だけを撮影するのは至難の業と理解し早々に諦めました。
ブラストデフレクターを展開し、発艦直前のF-14トムキャット。米海軍の歴史の中でも人々を魅了してきた最高にかっこいいシーンのひとつです。
AVIATION FIGHTERSシリーズ注目の新商品はE-2ホークアイです。1/72スケールでも実現していない主翼折りたたみ機構を1/144で兆戦する意欲作です。
大人気のF-14はバリエーション展開も豊富に用意されています。それにしてもこの空母は細部まで作り込みがすごい！
甲板と艦内格納庫を結ぶエレベーターも再現されていました。そういえば何年か前の展示会では電動エレベーターを展示していたこともありましたね。
ジェットブラストデフレクターは展張された状態で再現されています。さすがに可動までは作り込まれたいないと思います。
2022年にはウォルターソンズジャパンさんから1/200スケールで空母甲板を再現できる夢の商品が発売されましたが、その上をいくサプライズでした。特に船体の部分はうらやましいの一言。
やっぱり空母って特別な存在だなと思う素晴らしい展示でした。これは売り物ではありませんでしたが製作費を含め、いくらくらいの値がつくか興味がありますね。
次回作となるであろうE-2ホークアイの試作品が展示されていました。ほぼ完成品のレベルから未塗装のものまで、開発が進んでいます感があってよかったです。
こちらはE-2Cホークアイ2000で8枚プロペラへの換装型です。レーダー背面には大きな鷲のマークが描かれています。
下から見上げてみるとランディングギアの差し替えも可能であることがわかります。細部にまでぬかりがありません。
こちらは未塗装状態ですが航空自衛隊が装備するE-2Cになる予定です。アンテナと尾翼を結ぶワイヤーが張られていますがこれも商品内容に含まれるのでしょうか。
米海軍のホークアイは塗装サンプルも着々と進んでいるようです。主翼を畳んだ状態なので駐機中のはずですが尾部が尻もちをついています。最終的にはバランス調整が必要になるかもしれませんね。
参考出品としてステルス戦闘機F-22ラプターのテストショットが回転テーブルで展示されていました。造形も良好のようです。
遊び心を忘れないエスワンフォー社は初心を忘れず。ウェポンベイを開いた状態を再現できるギミックを仕込んでくるようです。続報が楽しみですね。
エスワンフォーさんは自らを「ゲリラ的」という言葉を使い活動方針を表明するようになりました。以前はモデルショップをチェックしていれば新商品の発売をキャッチできましたが、その手は使えなくなりました。このF-16XLも気が付けば発売されていて市場在庫もほとんどなくなっている状況で買い逃してしまいました。それだけ魅力ある商品を出してくるわけで一筋縄ではいかないユニークなメーカーさんです。
■ GULLIVER
1/200戦闘機ダイキャストモデルの先駆けとなった、巣鴨に店舗を構えるガリバーさんのブースです。
残念ながらGulliver200シリーズでは目新しい新商品の展示はありませんでしたが、展示はされていることからブランドとしての活動は止まっていないと思いたいです。世界情勢を表すかのようにウクライナ空軍のSu-27が展示されていました。
1/72スケールでは幕張にあるTOPGUNさんがプロデュースするCentury WingsからF-14トムキャットとA-6イントルーダーが出展されていました。
1/200スケールで大型機のダイキャストモデルをリリースしているGemini200シリーズからはC-17Aグローブマスター�靴�展示されました。
ガリバーさんが代理店となっている海外ブランドです。左がカリバーウィングス、右がJCウィングスです。最近は話題性のあるモデルをリリースしていて注目を集めています。
Postage Stampは低価格で販売されている、トイ感覚のシリーズです。デアゴスティーニなどの分冊百科で提供されるコレクションに近いのではないでしょうか。
■ INTER ALLIED
根強いファンを持っているホビーマスター製品を取り扱っているインターアライドさんのブースです。
毎月コンスタントに新商品を複数リリースしているホビーマスターの供給力は業界トップクラスです。数えきれないくらいのバリエーションがある中で展示されるのは1機のみというシンプルさでした。
展示機に選ばれたのは美しいフォルムで人気のラファールで白黒の柄が描かれたタイガーミート塗装機でした。装備品も豊富でボリューム感がありました。
■ GREEN MAX
GREEN MAXさんのブースです。航空機モデルよりも鉄道ジオラマを得意とするメーカーさんです。
ジオラマキットとして格納庫が展示されていました。この商品は既に販売されており実際に購入しました。
1/144スケールで1機が格納できるサイズなので、1/200スケールでも利用できます。実際にあるかどうかは別にしてアラートハンガーに近いイメージでしょうか。スライドドアの開閉状態をいくつか再現することができますが、扉をカットする必要があり、ある程度の加工技術と道具が必要となるので中級者向けだと思います。
■ PLATZ
数多くのホビー模型を守備範囲広く展開しているPLATZさんのブースです。
3年前から注目し、念願かなって発売されたウォルターソンズ・ジャパンさんのザ・フライトデッキシリーズが展示されていました。事情はよくわかるものの、この商品の魅力はパッケージに入れたままでは伝わらないと思うので残念でした。
ということで13セクションを連結された完成図をのせておきます。1/200スケールで全長170cmにもなる空母甲板が出来上がります。写真ではガリバー200やherpa、Mシリーズで発売された1/200艦載機モデルを乗せていますが夢のような展示が実現できます。エスワンフォーさんのブースで巨大な空母モデルが展示されていたので相乗効果が期待できたかもしれません。ウォルターソンズジャパンさんには1/200ダイキャストの分野で新勢力として活躍してほしいと願っています。
1/72スケールで提供される空自のCH-47Jチヌーク。METAL PROUDブランドのヘリコプターシリーズという位置づけで展開されています。
Platzさんはバリエーション豊富な機種、スケールと取り扱っているのが特徴です。
洋上迷彩塗装の空自向けF-22ラプターなど架空機も展開されていました。
視聴したことはありませんが先頭妖精雪風はよくモデル化されています。未来的なフォルムが人気なのでしょう。ダイキャストモデルだったら買ってみたいと思います。
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番外編 第60回 全日本模型ホビーショー 2022年10月1日 東京ビッグサイト
