たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル


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No.027 F-16D Reserve Thunder Birds U.S.A.F by Hogan M-series


1/200スケールダイキャストモデルに新規参入を果たした中国のホーガン社はM-Seriesというブランドを立て、年間48種類の商品を投入するというアナウンスで我々を歓喜させてくれました。

1/200ミリタリーの新ブランド。Mシリーズが起動!

M-Seriesは様々な機種、兵装バリエーションがありますが全て同じ価格(定価3,990円)というわかりやすい価格戦略をとっています。機体によって製造コストは違いそうですが、1プライスというのは迷いがなくなるので良い方法かもしれませんね。
記念すべき第1弾は米国空軍アクロバットチーム「Thunder Birds」のリザーブ機でした。いきなり複座の予備機というスタートは意外でしたが、どうも海外メーカーは複座型が好きなようです。何ごともたくさんあることが良いと思っているのかもしれませんね。アクロバットチームのために武装は一切付属していないので、とてもシンプルなモデルとなっています。
ちなみに発表された発売日からは大変遅れた上に、リリースの順番もだいぶ入れ替わりました。創設期の混乱が伝わってくるかのような立ち上がりでした。


サンダーバーズのF-16は何度か日本に飛来していますが、記憶に新しいのは2004年に行われた空自50周年記念の年でした。
この年はパシフィックツアーとして、三沢、百里、浜松、嘉手納でアクロバット展示が予定されていましたが、天候に恵まれず結局1度も展示を行なえずに帰国したという、ある意味伝説的な年となりました。もともとサンダーバーズとは”嵐を呼ぶ伝説の鳥”をモチーフとしているそうで大変皮肉な結果となりました。
さらに悲劇は百里基地における駐車場問題でした。事前抽選により駐車券が配布されましたが、券を持っていない車により基地周辺は大渋滞が発生し、バスも動かないという非常事態が起きました。早朝に足を運んでもバスがこない上、乗れても全く進まず、結局着いた頃には航空祭が終わってしまい展開先の三沢に帰投するサンダーバーズをバスの中から見送った…という笑えない話も多く聞かれました。


このホーガンは社旅客機のモデルでは既に知名度がありましたが、ミリタリーではヘルパ社にOEM供給を行なっていたそうです。ヘルパ社に供給しているモデルのうち、塗装や武装を変更してリリースを行い、中間マージンがない分で安価に提供するという戦略でしょうか。
モデル自体はディテールではガリバー製に比べると精密さでは敵わないという印象です。私が買ったF-16Dの個体は右翼の塗装膜が厚すぎるようで、ここは大きな減点ポイントでした。しかし全体的には及第点といえ、海外の機体など選択肢のバリエーションを広げてくれた功績は大きいと思います。
価格は全てが税込3,990円です。ヘルパ社に比べればかなり買いやすくなってきましたが、ガリバー社の方はさらに精密で安価という恐るべきブランドです。このM-Seriesも3000円くらいならもっと買いやすくなるかな…と思いますが勢いを落とさずに頑張って欲しい新ブランドです。


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