たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.85   F-14A NF100 VF-154 U.S.NAVY by Hogan M-Series


ホーガンMシリーズからVF-154ブラックナイツのミレニアム塗装機がリリースされました。既にガリバーが手がけていた題材なのでやはり比較してみたくなります。

コレクターの味方?Mシリーズから再び現れたブラックナイツのミレニアム塗装機

ますます勢いを増すホーガンMシリーズですが、VF-154ブラックナイツのミレニアム塗装機をリリースしました。この機体は既にガリバー200シリーズより発売されていることなどお構いなしのラインナップとなりましたが、日本の市場を考えれば当然出しておきたいであることは明らかです。既にガリバーモデルを持っているコレクターが手を出すか?という点もポイントかと思いますが、私のように両方買っているひとも結構いるのではないでしょうか。

今回の比較は右側にMシリーズのF-14を置いています。

ガリバーモデルは既に手元にありましたので、今回はスルーも考えていましたが、Web等に掲載されている写真を見たらどうも気になって仕方ありません。MシリーズのF-14は出来が良いことは承知していたものの、どうしても買わずにいられませんでした。このモデルに惹かれた理由はどうも赤の発色に秘密があるようで、ガリバーモデルに比べてかなり鮮やかです。

2社のモデルの造形で最も違うのが機首の部分です。ホーガンは細身の造形となっており、戦闘機のスマートさをうまく表現しています。また日本人好みといわれるモールドもしっかりと施されていて情報量が豊富、塗膜も薄く、かつタンポ印刷もシャープです。そこには技術の進歩もあるかもしれませんが後発のホーガンに軍配が上がると思います。

もっとも目立つ尾翼の騎士のマークは両社ともによくできていますが、冒頭で書いたとおい赤の発色がよいホーガンの方が一歩上まわると思います。ホーガンの良い点をあげてきました、ガリバーが勝っている点も多くあります。エンジンノズルや車輪の造形はガリバーモデルの方が細かく作りこんでいます。
さて、最初はなんで他メーカーが先行して発売したモデルをラインナップに加えるのだろう?と思いましたが、このダイキャストモデル界ではまず再生産されることもありません。既にガリバーのVF-154ミレニアムは店頭から姿を消しているので、企画や仕様がかぶっていようが需要は間違いなくあると思います。最近コレクションを始めた方にとっては絶版モデルが高品質になって入手できることになりますのでファンにとっても嬉しいことではないでしょうか。

比較はこのへんにしておいて…MシリーズのF-14はかなり力の入った商品ですので満足度は大変高いです。キャノピーまわりも丁寧につくられており、1/200というスケールを感じさせない高精度な出来ばえです。いつも感心しますが、パーツを与えられ塗装から組み立てまで自分で行なったらとても4,400円では作れません。一度工場見学させて欲しいくらいです。

F-14トムキャットは機体の人気が高いことに加え、米海軍のカラーマーキングセンスが良いのでリリースされた各飛行隊のモデルを次から次へと手にしたくなります。しかし製造原価の高騰がもう限界なのか、Mシリーズはついに値上げとなりました。価格維持でクオリティが下がるのも困りますが、この時期は円高なのでそのあたり上手くやって欲しいなぁと思いました。

MシリーズのF-14のセールスポイントのひとつがオールダイキャスト製であることです。ガリバーモデルは主翼がプラスチック製ですが、ホーガンでは主翼もダイキャストで構成されています。金属パーツで主翼の薄さを再現するのが難しいそうです。

「おなじようなもの」を二つ買ってしまいました満足度が高い商品でした。店頭でも爆発的な売れ行きとまではいきませんが一次欠品するくらいのスタートをきっているようです。1/200スケールダイキャストは人気が出ているようですが、日本市場のターゲットはどれくらいのインパクトなのでしょう。厚木基地所属機をマメに出しているところを見るとかなり意識しているとは思います、早く日本滞在中のVF-21フリーランサーズ機をラインナップに加えて欲しいところです。

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