No.239 DD-115 AKIZUKI JMSDF by DeAGOSTINI
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デアゴスティーニの自衛隊モデルコレクションから護衛艦「あきづき」がリリースされました。艦艇モデルについては作り方においてもだいぶ定着してきた感がありますね。 |
最新の防空汎用護衛艦。
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デアゴスティーニ自衛隊モデルコレクションから最新の汎用護衛艦「あきづき」がリリースされました。本シリーズでは艦艇モデルもだいぶ数を重ねてきており、パーツ割なども安定してきた感はありますね。
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「あきづき」は汎用護衛艦の最新型ということでステルス性を感じさせると共に、バランスの良い均整のとれた美しいシルエットという印象を持ちました。従来の汎用DDとイージス艦DDHの合いの子といった感じでしょうか。
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現代の護衛艦では必須装備となっている後部飛行甲板。格納庫には艦幅いっぱいまで使われており、ヘリ2機を収納可能だそうです。
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艦前部のクローズアップです。62口径5インチ砲を1門、その後ろにはVLS装置が設けられています。任務としては対空防御に重きをおいた装備内容となっています。
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艦橋はイージス艦ほどではないにせよ横幅いっぱいの大きさがあり、FCS-3Aアンテナを装備。ミニイージス艦ともいえそうな顔をしています。船体と幅が同じことによりステルス性が向上するメリットもあるそうです。船上構造物のパーツ割は合わせ目が上手く処理されていて、初期のモデルと比べるとかなり改善されていると思います。
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ヘリ甲板と格納庫は比較的大きめだと思います。さてパーツ分割についてはだいぶ慣れてきたと思いましたが、組立精度を個体間で比較するとバラつきがあるようです。特に煙突登頂部にあるアンテナの角度はかなり個体差が見られました。
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動力はガスタービン4基2軸。船体中央に2本の大きな煙突を有しています。模型としてのディテールについてはプラモデルには敵わないと思いますが、私のようなライトユーザーには十分満足できる完成度です。
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同型艦は下記の通りです。
DD-116「てるづき」、DD-117「すずつき」、DD-118「ふゆづき」。
あきづき型は海自艦としてはあらかじめ女性自衛艦が乗艦することを前提に建造されているそうです。確かにこれは重要な話だと思いました。
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奥は先輩となる汎用護衛艦DD-110「たかなみ」ですが、あきづき型は出来のいい後輩という感じでしょうか(笑)。船体の大きさや基本的な構造・レイアウトは似ていますが、あきづき型にはやはり近代的なスマートさを感じさせるものがあります。
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右側が「あきづき」です。艦橋部にレーダーを搭載した事により船上建造物が大型化し艦幅も広くなっていることがわかります。艦の前後を移動するためには建造物の中を通る必要がありますが、この構造はイージス艦と同様ですね。
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DDG-173「こんごう」と並べてみました。実はこの「あきづき」はイージス艦を守ることが主任務で高い対空防御能力が与えられているそうです。もっともイージス艦は空母を守るための「楯」の役目を担っている艦艇なのですが、日本の場合はこのイージス艦がミサイル防衛の主役になっています。面白い話ですね。
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最後は現役護衛艦3隻による「めざし係留」を…。間に挟まれた「あきづき」はイージス艦と汎用護衛艦のちょうど中間に位置する存在で、それが形にも表れているようです。それにしても限られたスペースに様々な要素をギュッと詰め込んだ護衛艦は戦闘機とはまた違った機能美が感じられますね。
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■DD115 あきづき
基準排水量:5,050t
全長:151m
全幅:18.3m
吃水:5.3m
主機:COGAGガスタービン4基2軸
出力:64,000PS
速力:30ノット
兵装:
20mm機関砲×2
62口径5インチ砲×1
VLS装置一式(短SAM、アスロック)
水上発射管HOS-303×2
搭載機:
SH-60J/K 1機
乗員:約200名 |
実機
 
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[20140711] 4910243810846 2561 2561
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