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No.240  DDG177 ATAGO JMSDF by DeAGOSTINI




デアゴスティーニ自衛隊モデルコレクションからイージス艦「あたご」がリリースされました。それにしてもいいいペースで発売が続きますね。すごい生産能力だと思います。

海上自衛隊の最新型のイージス艦。

デアゴスティーニ自衛隊モデルコレクションも数えるところ39号をむかえ、2隻目のイージス艦「あたご」が発売されました。初期にリリースされた「こんごう型」と似ていますが、艦の特徴もモデルのつくり方もかなり違っていました。

 

あたご型は1番艦「あたご」、2番艦「あしがら」が建造されました。デアゴスティーニの特徴はモデルになった装備を解説してくれる冊子がついてくるところにありますが、今回のあたご型に関しては3頁しか割かれておらず物足りなさを感じました。分冊百科というくらいですから同時に知識も与えて欲しいと思います。

 

こんごう型に比べてあたご型の最大の特徴はヘリ格納庫を装備することです。「あたご」は海自護衛艦の中でも最大級の排水量をもっていますが、格納庫は意外にもへり1機分しか収納できません。右側半分には何が入っているのでしょうかね。

 

艦首には5インチ単装速射砲1門を装備しています。こんごう型と同じかと思いきや装備品は違うものを採用しているそうです。速射砲の後方には64セルのVLSが設けられています。

 

今回最もけしからん!と思ったのは煙突部にあるアンテナパーツが省略されていた事です。シリーズとしての統一感が欠けているではありませんか。せめて接着用別パーツでもいいので付けて欲しかったところです。

 

あたご型の特徴であるヘリコプター格納庫。こんごう型も飛行甲板はあるのでヘリが着艦するだけならできるのですが、格納庫がないためメンテナンス等の対応ができません。

 

手前のあたご型はヘリ格納庫を追加した事により、奥のこんごう型よりも一回り大きい護衛艦となりました。イージス艦の顔であるSPYレーダーが特徴的すぎてパッと見では同型艦かと思いきや、装備品や兵装のレイアウトもかなり違っていることがわかります。

 

似て非なるこの2隻はバランスもかなり違うようです。しかしモデルのつくり方も大きく変化しており、この違いがモデリングのせいなのか、実際に違うものなのかは是非知りたいところです。

 

手前のあたご型はステルスマストと呼ばれる搭型マストを採用しています。冊子ではステルス性のため後方に傾斜していると書いてありますが、モデルの多くは垂直に近い角度で接着されていました。モデル選びの際には注意したいポイントです。

 

艦橋のパーツ割りが進化して、つなぎ目のない一体感ある成形が行われています。ただしそれと引換に平面がのっぺりとなり、ディテール感がなくなった点は大いに残念です。

 

奥のこんごう型はパーツの合わせ目にある隙間が目立ったものの、ディテールは細かく雰囲気は出ています。うまく両立っていうのは難しいんでしょうかね。勢いのある初期の号の方が部数は売れそうですからコストがかけられたのかもしれませんが…。

 

「あたご」の甲板には新たにボツボツが追加されてディテールアップされています。ヘリ格納庫はなかなかいい雰囲気ですが、肝心のヘリのモデルが付属しないのは感心いたしません。

 

似て非なる「あたご」と「こんごう」でした。今回気になったのはモデルのつくり方が上手くなっているなぁと思う場面もありながら、手抜きに見える部分もあり、シリーズとしてのスペックは試行錯誤の上に変わっているのかな?という事でした。それにしても2週間おきに新商品をリリースする生産能力は正直すごいなぁと感心しています。

 

■DDG177 あたご

基準排水量:約7,750t

全長:165m

全幅:21m

吃水:6.2m

主機:COGASガスタービン4基2軸

出力:100,000PS

速力:約30ノット

兵装:

 20mm機関砲(CIWS)×2

 62口径5インチ単装速射砲×1

 VLS装置一式(スタンダードSAM、アスロック)

 4連装SSM発射機×2

 3連装短魚雷発射機×2

乗員:300名

実機




[20140910] 4910243850941  2561  2561


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