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ダイキャストモデルがもつ魅力のひとつに完成度があります。とても自分の技術では無理と思える塗装やマーキングが施されており、完成品モデルとして眺める楽しみ方があります。プラモデルとはまた違った魅力をもっています。
完成品であるダイキャストモデルでは独自の文化として、「個体差」というものが存在します。これはプラモデルとは違い「完成品」であるが故に、個々に微妙な出来の違いが生じてしまう場合があります。具体的には部品の接着がずれていたり、ひどい場合はプリントの位置が大きくずれているようなものも中にはあるようです。 「ハズレ」をひいてしまう事も多々ありますのでスリルを味わえるのもダイキャストモデルの醍醐味です。 また過去のモデルなどは売り切れてしまうと入手が難しく、希少性が高いのもこの分野の特徴です。私も収集が遅かったがために、欲しくても手に入らないモデルがいくつかあります。
本機は航空自衛隊が創立50周年の時、各飛行隊が競うように派手な記念塗装機を用意した時の総隊司令部飛行隊のT-4が再現されています。 ダイキャストモデルを集め揃えようと思った時、どこから手をつけようか考えましたが、流通在庫がなくなりそうな「記念塗装モデル」から押さえようと決めました。このモデルも購入した時点で既に店頭でも残りは少なかったと記憶しています。 垂直尾翼に描かれた50周年記念塗装が見事に再現されています。ダイキャストモデルの特徴としてカラーバリエーションによるラインナップも多く、またこれらは再販されないため実機同様に限定的な存在になるのです。