たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル


F-14A
NF100

米国海軍
第154戦闘飛行隊
厚木基地

Gulliver200
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No.004 F-14A NF100 VF-154 U.S.NAVY Atsugi A/B by Gulliver200


F-14Aトムキャットは米海軍に配備された艦載戦闘機です。映画「THE FINAL COUNT DOWN」や「TOP GUN」などにも出演し、大変人気の高い機体です。

日本でも馴染み深い、可変翼が人気のトムキャット。2000年のミレニアム塗装機。

トムキャットの特徴のひとつとして「AIM-54フェニックス」の搭載能力が挙げられます。これは空母防衛のための機能ですが凄まじいものでした。
空母から飛び立ったF-14はロングレンジのレーダーを使い、敵性と思われる複数の機体を捉えることができます。そのうち脅威となる目標が6機同時に捕捉され、射程距離100kmを誇る「撃ちっ放し式」自動追尾のAIM-54フェニックスを同時に6発撃つことができあす。しかしながら1発が約1億円という高級装備で、6発装備したままでは空母への着艦が難しいという難点もあり実用的ではなく、実戦での撃墜は「0」で終わった伝説の装備でした。
話はそれましたが、ミサイル至上主義の時代では航空機同士がドッグファイトを行なうことはないと想定され、米海軍ではしばらく派手な塗装が横行しました。しかし結局は低視認性が求められグレー基調の塗装となった次第です。


このモデルはトムキャットの中でもミレニアム記念塗装ということで人気があったようです。個人的には長女が誕生した年で航空祭行脚を自粛していたこともあり、実機を見ることはできませんでした。
トムキャットはこの「VF-154ブラックナイツ」及び「VF-21フリーランサーズ」の2飛行隊が日本の厚木基地に配備されたこともあり、日本のファンにとって身近な存在でした。またF-14Aは米国以外にはイランしか導入していない希少性の高い機体なので、それを身近に見ることができた日本の航空機ファンはラッキーだったと言えるでしょう。

これだけ人気のある機体なのに、通常塗装機やフリーランサーズのスペシャルマーキングをリリースしないのはもったいないような気がするのですが…なにか販売戦略があるのでしょうか。


このモデルではガリバー社がF-14Aのモデルにかけた意気込みが伝わってくる、完成度の高さとクオリティが感じられます。特にこの小さなサイズで可変翼を実現したことは大変な偉業だそうです。
可変翼を実現したため、機体の上下をつなぐラインの隙間が若干目立ちますが、慣れてしまえばそれほど気にならなくなります。それよりも可変翼の開閉が楽しめるプレイバリューの方が何倍も価値があると思います。
また実機と同様に、キャノピーの前部がクリアーブルーで塗装されている細かさには頭が下がりました。


可変翼の再現にあたっては、主翼の材質はプラスチックが採用されています。できれば翼までダイキャストの方が満足度は高いと思うのですが、きっと干渉や強度、製造面で何かしらのハードルがあったのでしょう。
1/200トムキャットのモデルでは、この前にドイツのHerpa社がリリースを行なっていますが、そちらモデルでは主翼は後退角で固定されている上、機首先端のピトー管も省略される等、ガリバー社のモデルと比べると圧倒的な差をつけられた感があります。しかもユーロ高のために価格も大変高く、とても手が出ませんでした。
せめてこのシリーズは3,000円以内で入手できるようにして欲しいと思います。


実機





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