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F-14Aトムキャットは米海軍に配備された艦載戦闘機です。映画「THE FINAL COUNT DOWN」や「TOP GUN」などにも出演し、大変人気の高い機体です。
トムキャットの特徴のひとつとして「AIM-54フェニックス」の搭載能力が挙げられます。これは空母防衛のための機能ですが凄まじいものでした。 空母から飛び立ったF-14はロングレンジのレーダーを使い、敵性と思われる複数の機体を捉えることができます。そのうち脅威となる目標が6機同時に捕捉され、射程距離100kmを誇る「撃ちっ放し式」自動追尾のAIM-54フェニックスを同時に6発撃つことができあす。しかしながら1発が約1億円という高級装備で、6発装備したままでは空母への着艦が難しいという難点もあり実用的ではなく、実戦での撃墜は「0」で終わった伝説の装備でした。 話はそれましたが、ミサイル至上主義の時代では航空機同士がドッグファイトを行なうことはないと想定され、米海軍ではしばらく派手な塗装が横行しました。しかし結局は低視認性が求められグレー基調の塗装となった次第です。
これだけ人気のある機体なのに、通常塗装機やフリーランサーズのスペシャルマーキングをリリースしないのはもったいないような気がするのですが…なにか販売戦略があるのでしょうか。
このモデルではガリバー社がF-14Aのモデルにかけた意気込みが伝わってくる、完成度の高さとクオリティが感じられます。特にこの小さなサイズで可変翼を実現したことは大変な偉業だそうです。 可変翼を実現したため、機体の上下をつなぐラインの隙間が若干目立ちますが、慣れてしまえばそれほど気にならなくなります。それよりも可変翼の開閉が楽しめるプレイバリューの方が何倍も価値があると思います。 また実機と同様に、キャノピーの前部がクリアーブルーで塗装されている細かさには頭が下がりました。