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No.44 F-4J NG100 VF-96 U.S.NAVY by Herpa


ヘルパ社よりリリースされたショートノーズのF-4ファントム。ありそうでなかったなかなか渋いところを突いてきました。

英雄が搭乗した「ショータイム100」。ボックスまで演出された意欲作

海軍型のファントムはノーズが短いのが特徴で、空自のF-4EJ型がとてもスマートに見えてきます。

機体は(とても有名らしい)ショータイム100が再現されています。かなりの英雄らしくパッケージも通常とは違い凝ったデザインでした。

ヘルパ社にしては珍しく空対空ミサイル4発に加え、爆装という派手な装備形態となっていますが、過去からのヘルパ社のミリタリーモデルをみていると試行錯誤している姿が感じられます。過去の最大の過ちはキャノピー開モデルと閉モデルを別々にリリースしたこと。逆に最大の発明は差し替えキャノピーを採用したことだと思います。

米海軍で活躍した三世代の艦載戦闘機が揃いました。

手前からヘルパのF-4Jファントム。ガリバーのF-14Aトムキャット。ホーガンのF/A-18Fスーパーホーネット。リリースしている会社も別々で、マーキングの細かさやカラーレシピ、モールドなどの違いがあってなかなか興味深いチームになりました。

ファントム、ホーネットに関しては艦載機として開発されたものの、その性能の優秀さが認められて他国の空軍にも多く採用される大ベストセラー戦闘機に発展しました。

一方トムキャットはというと高性能ではありますが価格が高く、アメリカ以外ではイランが装備したのみでセールスの点では失敗作だったようです。ただし映画での活躍でも有名なように今でも人気はトップクラスを誇る機体です。

次期艦載機としてはF-35が決定しており、今から楽しみです。

以前の海軍機といえば用途別に別々の専用機種を揃えており、ファントムの時代であればコルセアやスカイホーク。トムキャットの時代であればホーネットやイントルーダー等が空母艦上を賑わせていた。 しかしホーネットのマルチロール能力は大変に優れており、あらゆる任務をこなせてしまうことがわかり、現在の空母艦上はホーネット一色となっています。

ホーネットといえばC,D型、いわゆるレガシーホーネットと呼ばれる、いわゆる従来型のホーネットがモデル化されていません。

ガリバーは試作までこぎつけているようですが、商品化のアナウンスはなかなか聞こえてきません。F/A-18Cはリリースが待ち遠しい1機で、是非とも厚木基地のCVW-5は全て開発して欲しいと願わずにはいられません。

空母艦載機には厳しい運用環境から色々な制約が発生します。

射出後3秒で200km/hに機体を加速させるカタパルト、その力に耐えられるだけの前脚でなくてはならず、タイヤも2個必要になります。

逆に着艦では毎秒10mほど上下する空母甲板に200km/h以上の速度で降り、百メートルほどの短距離で機体を止めるため、着陸装置は頑丈である必要があります。

狭い甲板で機体を移動、駐機するために翼には折りたたみ機構が設けられています。またコックピットへの乗降時にも邪魔になるため、機体には収納式のラダーが装備されています。

どうしても機体が重くなるのでパワーのあるエンジンも必要です。

色々とハンデのある海軍機ですが、それをカバーする高い技術が導入されているのも事実であり、その工夫がベストセラーを誕生させるのかもしれません。

実機






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