たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.58 YS-11E 12-1161 HFG JASDF Iruma A/B by 全日空商事


全日空商事さんが得意とするYS-11のダイキャストモデルです。

任務、スペック非公開のベールにつつまれたミステリアスな機体

ふと店頭でみかけたら新商品として多数積まれていて目につきました。最初は以前にリリースされたYS-11EBとの違いに気付かず、てっきり再販かと思っていました。

全日空商事のモデルは上品な出来栄えが良いところですが、価格が高めなのは私のような庶民にとっては厳しいところです。今回は量販店で取り扱っていたという事もあり、割引率が高かったこととたまっていたポイントが使えたので割と安く購入できました。

同時にYS-11Eの青/白の塗装機も並んでおり、どちらを手にするかかなり迷いました。色々と考えたあげく、シリアルNoが若いこちらから買うことにしました。(この時点で既に揃えることが前提に…)

この機体は輸送機として導入されたYS-11Cを改造し、電子測定機として改造されたものです。

部隊マークは描かれていませんが、総隊司令部飛行隊の電子測定隊に所属し、入間基地をベースとしています。

一目みただけでも通常の輸送機とは異なるグレーの塗装が施され、なにやら怪しげな雰囲気を醸し出しています。といっても自衛隊機に対する知識がない当時は「なんか地味な機体だなぁ」という印象しか持っておらず、あまり興味をもっていませんでした。

機体性能やミッションについては公開されておらず、謎の多い機体とも呼ばれています。実際に日本海でミサイル実験が行なわれる等の動きが察知された時も活躍していたそうです。

今となればもっと色々と見ておけばよかったなぁと思います。

電子関係の機体といえば随所にみられるフェアリングが大きな特徴です。

旅客機のスマートなボディに比較するとデコボコと追加されて不恰好ではありますが、ミリタリーファンとしては当然大いに興味を引かれるポイントだと思います。写真で見えない範囲ですが機体の下面にも2つのフェアリングが装備されています。

機体構造の特性とダイキャストの製法上、操縦席や窓は塗装表現となっていますがここは仕方のないところだと思います。

プロペラは息を吹きかければよく回転する素晴らしい出来です。
YS-11Eには右主翼の後ろあたりの胴体横にはなにやら独特な膨らみがあります。

同シリーズでは各種YS-11がラインナップされていますが、機体毎に形状が異なるバリエーションが多いのでモデリングも楽ではないと思います。

同時にリリースされた青/白の162号機の方が派手で見栄えがしますので正直なところ本機を購入するかどうか大変迷いましたが、実際に手にしてみると予想以上の満足度が高いです。

(その理由は下記にて…)

今回のYS-11Eのパッケージです。

全日空商事の商品パッケージにはその機体に関する詳細な文献が書かれており、高級感を演出すると同時に結構勉強になります。最初に気づいたのは商品パッケージはプロペラが3枚なのに中身のモデルは4枚プロペラです。「全日空商事さん、間違っちゃったのかな?」と思いましたが解説書できちんと説明されていました。

パッケージはエンジンを換装した最近のもので、中のモデルは換装前の状態を再現されたものだそうです。(であれば当時の写真をパッケージに使えばいいのに…と思いましたが、入手できなかったのかもしれません。)

説明書の中で、塗装は当時のつや消しグレーで再現しているとありました。確かに以前店頭でみたYS-11EBとは大きく印象が違い、かなり渋いイメージにまとまっていました。結果的にはこちらを買ってよかったと思います。

実機


 

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