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Herpa社が1/200ミリタリーシリーズの初期に発売したモデルで、大きな脚光を浴びた逸品です。当時はまだ機種のバリエーションも多くなかったことに加え、まだ情報も少なかった話題の最新鋭機を投入したあたりにシリーズ展開にかける気合の入れ方が感じられます。
実はこのモデルには二つのバージョンがあり、今回入手できたのは初期バージョンです。既に店頭では手に入れることは困難ですが、今回は某中古ショップにて見つけることができました。運に左右されてしまいますが、中古ショップでは絶版商品を手に入れることもでき、定価よりも安く買うことができました。
このモデルのユニークなポイントはエアインテイクの中に赤いカバーがされている状態を再現しているところです。航空雑誌の写真でも見たことがありますが、確かに駐機中はこのカバーをはめており、芸が細かいと思いました。ちなみにバージョン2ではパイロットフィギュアが付き、インテイクカバーは外された状態で再現されています。
…おそらくはバージョン2の方が考察を重ねた結果を反映している可能性が高いのでリアリティがあるのかもしれませんが、個人的にはこの初期バージョンもメリハリがあって好感がもてます。
ただ最近のラプターの写真を見ていると、妙な光沢をもっている、いかにも金属質っぽい機体だという印象をもっています。
しかし残念ながら実機の世界では、製造の打ち切り(予定以上の追加生産なし)が検討されていると報道されました。これが事実となれば航空自衛隊が望んでいるF-22Aの導入の道が絶たれ、ステルス機を導入しようと思えば割り当てが遥か先になってしまうF-35を待つか、独自開発を行なうかしかありません。いずれにしても5〜10年はかかりそうです。
その間、F-4ファントムの減耗は避けられません。不謹慎かもしれませんがある程度割り切って10年くらい持てばいいや…という気持ちで次期戦闘機を選定してみてはどうかと思います。そうなると装備経験があってメンテナンスもしやすいF-15Eストライクイーグルが最有力候補と予想。あとは「レンタル」という選択肢があるかもしれません。
さてこの「FF」レターですが、First to Fightを意味しており、新鋭機が優先的に配備されると共に、後続する機種変更部隊へのサポートを行なう飛行隊です。先陣を切ってリリースされたこのモデルにはふさわしいテイルレターだと思います。