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厚木基地に常駐し、御馴染みの存在になっている米海軍のダイアモンドバックスが来日する前に運用していたトムキャットがガリバーよりリリースされました。
HoganMシリーズ怒涛のラッシュに比べ、マイペースさが感じられるGulliver200シリーズですが、久しぶりにF-14のバリエーションがリリースされました。日本では御馴染みとなったダイアモンドバックスの使用機を選んできました。モデルの方は以前のものよりも塗幕が薄くて塗りムラもなく、アセンブリも文句ありません。フルカラー機としては地味ですがモデルの完成度が高いのでジワジワと後から良さが伝わってきます。
今回のモデルは写真左側でF-14B型が再現されています。造形上の差異としてはB型はエンジンが換装されていますので、エンジンノズルが太くなっています。A型トムキャットは重量級のボディながらエンジンが非力であったと言われています。また低速時は黒煙が出てしまう悪癖があり、遠方から見つかりやすいという問題がありました。
ダイアモンドバックスはF-14トムキャットからF/A-18Fスーパーホーネットへ機種転換を行ないました。部隊名でもあるトレードマークの「ガラガラヘビ」マークは継続して採用されています。もともとF-14は2名で動かす戦闘機でしたが、ホーネットは単座が多く、必然的にリストラが行なわれました。その中でもVFA-102は複座のスパホを装備する部隊に選ばれましたのでクルーは幸運だったのではないかと思います。
米海軍からは引退してしまったトムキャットですが、何機かは基地のゲートガードとして余生を過ごしており、厚木基地内にも1機が保存されています。保存されている機体はA型のようで、実際にVF-102が使用していたものとは違うと思われます。ゲートガード機は駐留している部隊の塗装を施すのが風習なので、部隊が入れ替われば塗装も変更されます。