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ホーガン、ガリバーの両社から再びリリースラッシュとなったF-14トムキャット。Mシリーズから厚木基地で活躍したVF-154ブラックナイツのCO機モデルが登場しました。
HoganMシリーズからVF-154ブラックナイツが運用したトムキャットがリリースされました。可変翼を再現したこのモデルはアセンブリが大変そうですが、ここがホーガン社のすごいところ。スパホほどの大量生産は無理としても、完成度の高いモデルをコンスタントに出してきます。風防前部もクリアーブルーで塗装されていて良い感じです。
厚木基地ではVF-154ブラックナイツとVF-21フリーランサーズが兄弟飛行隊として所属していましたが、このブラックナイツの方が人気があったようでモデル化の機会に恵まれています。今回は同時にVF-21の機体も発売されたのですが惜しいかな、厚木に展開する前の時期が再現されていたため今回は見送ることにしました。一緒に並べたかったので少し肩透かしをくらった感があります。
尾翼に描かれた黒と赤のストライプがブラックナイツのトレードマークですが、若干色を抑えた実戦的な配色を意識したグレーに近い色となっています。このモデルは2003年の時期を再現していますが、この年にVF-154は日本を離れ本国へ移動したため日本の空でトムキャットを見ることができなくなりました。
今回少し無理なアングルが多いのは装備品をご紹介したいからです。腹部後方にTARPS(Tactical Airborne Reconnaissance Pod System:戦術航空偵察ポッドシステム)が装備されていました。ダイキャストモデルの世界では、ユーザーに対して事前に商品スペック情報を提供する習慣が希薄なため、実物を見て「あっ」と驚くことがたまにあります。
艦隊防空用に装備されたトムキャットですが、晩年は偵察や爆撃の機能が付与され運用範囲を広げる努力がなされましたが、ホーネットの汎用性には勝てず引退となりました。