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ガリバー200シリーズから久しぶりに購入意欲を大いにそそる一品が出ました。航空自衛隊創設50周年記念で現れた第305飛行隊のF-15Jイーグルです。
このスペシャルマーキングは決してハイセンスな塗装だとは思いませんが50周年記念塗装機の競演を体感した者としてはやはり心が躍ります。梅の木や筑波山、文字の印刷などが忠実に再現されており、実に素晴らしい出来です。
第305飛行隊の特別塗装機はホームベース百里基地がある茨城県をテーマにしており、筑波山と水戸で有名な梅が描かれています。百里からは筑波山がよく見えますが、天気がよければ遠く富士山を望むこともできるのでしょうか。ちなみに今回もミサイルのフル装備でしたが、記念塗装機に関してはそこまですると再現性にリアリティがないかなぁ…と感じました。
この記念塗装機は1/72スケールで発売されたことがありますが、当然1/200の小スケールでは初となります。恐るべきは印刷技術の進化で小さな漢字も読み取ることができそうです。(残念ながら惜しくもちょっと判別できず…)。ここまでできればもう限界はないのかもしれません。どういう工程で作業が行なわれているのかとても興味があります。
ガリバーさんには日本のファンのツボを押さえた商品リリースをして欲しいという期待がありますが、今回は大いに満足させていただきました。もしかしたら日本市場はとても小さく、ガリバーさんは海外市場を睨んで商品戦略を練っているのかもしれませんが、やはり空自シリーズの充実に力を入れて欲しいですね。他の記念塗装機もたくさんありますし、アグレッサー塗装もまだまだ人気機種が出ていないはずだと思います。
この記念塗装機は百里基地航空祭でも展示されましたが、その航空祭は米空軍サンダーバーズが来日した伝説の航空祭でした。伝説というのも大渋滞のためバスは全く進まず、始発で駅についてバスに乗車しても基地に着いた頃には航空祭が終わってしまった…という魔の航空祭です。しかも終日雨が降り続き、サンダーバーズもこの記念塗装機もフライトはキャンセルとなり、この背面に描かれた筑波山はお披露目されることなく幻で終わったのでした。