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日本では品薄で入手できなかったパトルイユ・スイスのF-5E。1ヶ月に渡って私を翻弄したこのモデルは実はアメリカから取り寄せました。今回は入手するまでの苦労話が中心です。
ヘルパの新金型として登場したF-5Eタイガー�供�トップバッターはパトルイユ・スイスが選ばれました。購入予定では当初、戦闘機仕様を本命にしてアクロ機はスルーしようと思っていましたが、ネットに掲載されていた写真を見て一目ぼれしてしまいました。しかしいざ調べてみると、どのサイトも「在庫切れ」や「完売」の文字ばかりでした。TOP GUNさんのサイトを見たところメーカーにて生産数を削減したとの説明がありましたが、そう言われるとなおさら欲しくなるのが人情というものです。
いくつかのネット通販を廻ってみたところ、アマゾ○にリンクしているショップでは注文を受け付けていましたので即注文。やっと見つけた喜びもつかの間、５日ほど経過した時点で「在庫切れでした。注文はキャンセルさせていただきます。」というメールが届きました。こちらとしては品薄であることは重々承知の上でやっとみつけたのに…。在庫連動もできていないのに、さも商品があるかのように注文を受付てしまうこのショップには期待が大きかった反動もあって大変腹が立ちました。。。
もう引っ込みがつきません（笑）。どうしても欲しくなると人間は色々な手を尽くすようになるようです。試行錯誤したあげく、海外のオークションサイトで２点ほど出品されているのを発見し、初めての体験でしたが迷う間もなくチャレンジしていました。タイムリミットまでは５日ほど残っていましたがまだ誰も入札には参加しておらず、私が初めての入札者でした。
オークション終了日までソワソワしながら暇あるごとにサイトをチェックしましたが、心配とは裏腹にその後誰も入札には参加せず、無事に落札することができました。一人相撲だったようです。ところで面白かったのは海外オークションなのでその日のレートで金額が変わってしまうところでしょうか。入札額はドルで指定しますが、結果的にはUS 29.9 ドル （2,763円）で落札できました。商品価格だけで考えるとかなり安く落とすことができましたが、米国内の配送料や業者さんの手数料が加わると結果的には3,990円になりました。
落札後も結構大変でした。まず米国では国民性の違いや国土の広さ、誤配送などの関係で商品が空輸されるまで1ヶ月ほどかかることもあるそうです。本当に商品が手配されているのかどうか不安で仕方ありませんが、事実私の場合も落札してから米国を出るまで15日間を要しました。
商品が日本に届くと成田の税関を通りますが、日本に届いてしまえば後は早いです。この時点で更に国際配送料1,628円が追加されましたので、結果的には5,628円の買い物になりました。しかし国内で買っても交通費を入れれば結局ほぼ同じ程度の費用がかかったと思います。
というわけで今回のモデルには１ヶ月にわたって翻弄されたわけですが、その間にF-5Nのタイガー�競汽鵐瀬Ε福璽困枠�売されてしまうし、もう少し待てばシリアル変更の"TigerUno"-Leader機がリリースされる予定です。そうなってしまえば何の変哲もないモデルになってしまうのかもしれませんが、それでも苦労して手に入れた「J-3084」のシリアルを持つ、このF-5新金型のトップバッターを飾ったこの機体は色々な体験を与えてくれた超レアモデルです。
今回はモデルについて触れませんでしたが、簡単に見ておきますと機体背面にあるアンテナがF-5Nとの違いとなっています。塗装は赤と白のツートンカラーですが、白といっても純白ではなくクリーム色がかかったような色をしています。個体差の問題だと思いますが右主翼のミサイルランチャーが曲がっていました。偶然なのか我が家のF-16Cサンダーバーズ（Herpa）も同様の症状がみられました。
今回のモデルを購入してみて「最終消費者は原料、開発、製造、広告、流通の総コストの負担者である」という言葉を思い出しました。海外の商品が手元に届くまでに実に色々なコストがかかるものだなぁと感じました。一方で安い価格で商品を供給してくれる代理店や日本国内ショップの存在がどれだけありがたいことかと思いました。また海外のオークションで落としたたった1個の商品が空輸されて我が家の玄関まで送られてくるというネットビジネスの進化にも驚かされた一件でした。
No.95
F-5E
J-3084 Tiger Sexi Patrouille
Suisse ｂｙ Herpa
