Information
← BACK ↑ LIST NEXT →
以前にHoganから複座型が発売されていますが、Herpaから単座型がリリースされました。白と黒で塗り分けられたアークティックフランカースキームに魅了され、また買ってしまいました。
このモデルはアメリカ空軍 第354戦闘航空団 第18仮想敵飛行隊「ブルーフォクシーズ」のF-16Cファイティングファルコン(ブロック30)を再現したものです。アグレッサー部隊の迷彩パターンにはいくつかありますが、この白黒迷彩が一番個性的であり、「強そうな」印象を与える機体で私は大好きです。
この白黒迷彩は「アークティックフランカースキーム」と呼ばれていますが、このような迷彩パターンのフランカーがあるかどうかは不明です。またNo.46でご紹介していますが同パターン迷彩の複座型F-16Dがホーガンから既にリリースされています。「似たようなものばかり買って・・」と言われそうですが格好いいので仕方ありません。
この二つは並べてみないとあまり気づきませんが、左側のヘルパモデルに比べて左側のホーガンモデルは塗装のツヤが強いことがわかります。もちろん座席の数や装備、その他諸々と違う部分がありますが、「違いがわかる方」であればいくつでも発見できるでしょう。
なぜヘルパが今になってキャラが被るこのアグレッサーを出してきたのかはわかりませんが、おそらくはF-16Cの金型が既にあり、「売れそうかな?」と考えたのかもしれません。さて先行して発売されたホーガンモデルとの最も大きな違いは座席の数とキャノピーですが、よくみると敵味方識別装置がついていません。ヘルパモデルのF-16Cにはこの敵味方識別装置がある機体とない機体があります。細かいところにもこだわっている点は素晴らしいですね。
F-16Cは小型軽量戦闘機なのでモデルも結構小さいです。そこで逆に少しフレームからはみ出るくらいに寄って撮影してみたところ、かなり迫力が増したように感じます。また以前から気になっていたのですがキャノピーが少し透明すぎる気がします。もう少しスモークがかかったような色調にしてもらえるとよりリアリティが増すように思います。
ヘルパのモデルでは主翼端にサイドワインダー1発と機動記録用装置?の装備が再現されています。この組合せは非常にアグレッサー機らしい選択で良いと思います。
この機体は、2009年のサンダーバーズ旋風が巻き起こった直後の三沢へ飛来した実績があります。米軍のアグレッサー部隊がエアショーのために飛来するとは思えませんが、B-1が参加したこともある三沢基地航空祭ならもしかして!?とサプライズにも期待してしまいます。