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No.118  F-86F-40 02-7960 35sq Blue Impulse JASDF by Gulliver200


長らく待っていたF-86Fブルーインパルス機がGulliver200シリーズから発売されました。完成度は満足ですが、いくつか気になる事もありました。それは箱のサイズです(笑)

545回の公式展示を披露し、ブルーインパルスの礎を築いた「ハチロク・ブルー」

ガリバーからF-86Fブルーインパルスが発売されました。言わずと知れたこの機体は航空自衛隊ブルーインパルスが最初に使用したF-86Fセイバーという戦闘機です。時代的にはベトナム戦争で活躍した戦闘機ですが音速を超えるスピードを出すことはできません。しかし亜音速(音速より少し遅いスピード)で超低空を飛び回る初代ブルーインパルスの演技はすごい迫力だったそうで今でも伝説となっています。

ハチロク・ブルーといえば、東京五輪でオリンピックマークや、大阪万博でEXPO70の文字を大空に描いたことが有名です。この機体で活動していたのが1960年から1981年といいますから私はまだ飛行機趣味の世界に足を踏み込んでいませんでした。この頃は今ほど安全性についてもうるさくなかったようで…芝生を刈りとったとも言われる超低空飛行などとても面白そうな事が行われていたそうです。ああ見たかったなぁ…

こちらは1995年のエアフェスタ浜松で見られたシーンの再現です。このイベントはT-2ブルーインパルスの最終公式展示となったエアショーで、T-4ブルーも地上展示に参加しました。現在は松島基地で訓練を行っているブルーインパルスですが、F-86Fを使用していた時代は浜松基地がホームベースとなっていました。T-2ブルーの最終展示がブルーインパルス発祥の地である浜松基地で行われたことは粋な演出だったのでしょうか。

歴代ブルーインパルスの機体を並べてみました。それぞれの簡単な特徴ですが、まずF-86Fはなんといってもブルーインパルスの礎を築いた功績が非常に大きいです。また実際の戦闘機を使用していたことも特徴です。二代目は初の国産ジェット戦闘機T-2が採用されました。T-2練習機は音速を超える性能を持っており、ダイナミックな演技が特徴でしたが機動性という意味では小回りがきかない機体で苦労も多かったようです。三代目は国産中等練習機T-4が使用されています。T-4の優れた機動性を利用したテンポのいい演技がT-4ブルーの特徴で、組織的にも広報活動を専門とする第11飛行隊が立ち上げられました。ちなみにF-86、T-2時代は「戦技研究班」という組織でした。

F-86Fの機体構造は歴史を感じるもので、機首先端がエアインテイクとなっています。中は空洞になっているので実機感はとても良いです。しかしコックピット内部の作りこみはT-2やT-4に比べるとかなり省略されています。冒頭で書きましたが、今までのGulliver200シリーズの箱に比べて今回のF-86の箱は大きくなっています。わかりやすく言いますとMシリーズやHerpaと同じ厚さのボックスに変更されました。(おそらくホーガンが製造しているのではないでしょうか。)ちなみに値段についてもMシリーズに合わせてきました。お求め安い価格がGulliver200の魅力の一つだったのでこの点は非常に残念ですね。

2011年1月に行われた那覇基地航空祭での展示飛行でブルーインパルスは通算1000回目の展示飛行を迎えました。そのうち545回はF-86Fが飛んでいたわけですが、どれだけ頻繁に展示飛行をしていたのだろうかと思います。

今回モデル化された02-7960号機は浜松基地に隣接する、航空自衛隊浜松広報館で展示されています。

実機




 

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