 No.124
C-1 18-1031 402sq JASDF Iruma A/B by Gemini200
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  Geminiから1/200スケールのC-1通常迷彩機が発売されました。箱の裏にはGulliverの文字が…。これはもう実質Gulliver200のラインナップと思っていいのかも。 |
日本の空を駆け巡る、国産ジェット輸送機C-1
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Gemini200から通常塗装版のC-1がリリースされました。このモデルの第1弾は美保基地の第403飛行隊でペイントされた「ゲゲゲの鬼太郎」ですが、キャラの強さに私は手が出せませんでした。そういう意味では「やっと出てくれた」通常迷彩機です。パッケージのデザインがなかなか素敵でいいなぁと思っていましたら、裏には�螢�リバーの社名が書いてありました。よくみればその青いボックスはGulliver200のパッケージによく似ていました。これはもうほぼGulliver200シリーズの助っ人外国人バッターのような存在ですね。
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機体サイズは海自のP-3Cとほぼ同じ大きさです。川崎重工が製造したこの二機種はそれぞれC-2、P-1という後継機を同時期に開発し、部品を共有することでコスト削減を図るという前代未聞の開発体制が敷かれています。対潜哨戒機であるXP-1はほぼ計画通りに初飛行し、各試験をこなす一方で、C-2輸送機の方は強度不足の問題が発生し、予定より２年ほどスケジュールが遅れています。C-1がすぐに耐用年数に達するというわけではないと思いますが、東日本大震災の関係で予定以上に飛行時間が増えていることは予想されます。
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これで空自の輸送を担うC-1とC-130Hが揃いました。特にC-1は日本国内のみで運用されているニッチな航空機ですが、まさかダイキャストモデルを手にできる時がこようとは…感激です。今回モデルに選ばれたのは埼玉県にある入間基地をベースとする、第2輸送航空隊、第402飛行隊に配備されている031号機です。この031号機はC-1の最終製造機、つまり末っ子ということですね。
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飛行場で実機を見ている時にはあまり気がつきませんが、上から比べてみるとこの２機種はかなり機体サイズが違いますね。C-1は意図的に飛行距離が短く設計されており日本国内しか移動できませんが、一方のC-130Hは海外派遣でも有名なように諸外国まで飛んでいける性能を有しています。当時の自衛隊は近隣諸国への脅威を与えないため、航続距離を短くしたり、空中給油装置を外したりという措置をとってきました。しかしC-1の最後の5機は燃料搭載量を多く改造されているそうです。しかし昨今の輸送任務は国内外問わず仕事が増える一方のようで、次期輸送機C-2は機体サイズが大幅に拡大されることになりました。
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C-1は短距離離着陸性能に優れ、荷物が満載でも1200程mの滑走路があれば離着陸が可能です。この性能は東日本大震災で被災した松島基地や仙台空港において大活躍しました。
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後部ハッチを見てみると、可動はしませんが隙間がみられます。別パーツであることは間違いありませんので、ハッチオープンモードで発売することを計画しているのかもしれません。また若干価格が上がっても別パーツ差し替えでプレイバリューを高めてもよかったと思います。
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写真に撮ると実物以上にテカッて写ってしまうようですが、それでも実機に比べると塗装膜がちょっと厚いかな…という印象です。特に最近の実機はススで汚れたり、色が薄くなっている機体が多いので、このモデルが鮮やかすぎるように感じてしまいます。
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Gemini200のモデルはステンシル（注意書き）がほとんどなくシンプルです。小さいことにこだわらないアメリカンスタイルです、だけど安い（笑）。最近は戦闘機クラスでも5千円前後しますし、中型機は1万円を覚悟しなくてはなりません。その点、空自固有の機種が実質5千円程度で買えるのは本当に有り難いです。ちなみに1/200スケールではプラモデルが発売されていますので、そのデカールを流用してディティールアップしてもいいかもしれません。
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C-1は戦術輸送機というジャンルに分けられますが、特徴の一つとして優れた機動性が上げられます。航空祭のイベントで既におなじみですが90度バンクや輸送機とは思えないような軽快な機動飛行を見せてくれます。
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初飛行は1970年11月12日、その1ヵ月後くらいに私が生まれました。そう考えると40年以上飛行していることになります。航空機は整備がしっかりしている事もありますが、自衛隊（日本人）の物持ちの良さも大きな要素だと思います。
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ちょっと光の当たり方で失敗気味ですがご容赦下さい…。ネットでみた商品紹介では「日本の地形や植生を考えた塗装」と書かれています。地形に溶け込んで敵機に気づかれず目的地まで物資を運ぶための迷彩ですが、高高度を飛行するならこのような迷彩は必要ありません。あってほしくはないですが、敵機にみつからないように戦術空輸を行う場合は山間部を縫うように低空飛行を行うのでしょう。
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C-1にはいくつかのバリエーションが存在します。ひとつは初号機がC-1FTB（フライトテストベット）という名称で各種試験用として使われています、迷彩塗装ではない銀色の機体として有名ですね。有名なところでは「カモノハシ」とよばれている謎の機体EC-1があります。また変り種としてエンジン4発を主翼の上に配した試験機「飛鳥」のベースになっているのがこのC-1です。
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C-1の任務の一つとして有名なのが、陸自部隊のパラシュート降下の支援です。空自の入間基地を離陸したC-1は一度海自の下総基地に着陸して空挺部隊をピックアップ。そして陸自の習志野演習場にでパラシュート降下を行ないます。演習場の周辺は住宅密集地でもあり、また決して広いわけではないためコース進入には高い精度が求められます。
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輸送機という特性上、全国の色々な基地で見ることができるC-1は馴染みのある方も多いでしょう。空自以外の採用がないのでバリエーション展開は難しいですが、空自50周年記念の年に出現した蒼迷彩は格好よかったので出たら心が揺れてしまいます。また機首先端にイーグルのレドームを付けて実験していた時の妙な姿もありますが…これは格好悪すぎてボツでしょうね（笑）
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実機
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