Information
← BACK ↑ LIST NEXT →
購入を迷っていた86ブルーの第二弾です。ふと立ち寄った中古ショップで出合ってしまいました。発売後2週間で中古ということは訳あり?かもしれませんがかなりお買い得でした。
ガリバー200からF-86Fブルーインパルスの第二弾、62-7501号機がリリースされました。この業界では人気がある商品が完売になると機番を変更して追加発売するパターンがあります。これは単純に追加製造するよりも2機並べて飾るというプレイバリューを高める効果があり、実に上手く考えたなぁと思います。ただし今回は第一弾の960号機がまだ店頭にあるにもかかわらず、異例の早さで追加リリースされたように思います。売れ行きがよかったのかな?
この501号機は1980年2月8日に入間基地において最終公式展示飛行を務めた機体のひとつだそうです。私自信、実際のF-86ブルーインパルスは見たことがないので模型をみながら妄想を膨らませています。第1弾のご紹介では保存機の静をイメージしていましたので、今回は動を意識してみました。
さすがに同じブルーインパルスの機体で番号が違うだけのモデルなので購入を迷っていました。しかし仕事中にふっと立ち寄った中古ショップでこの501号機をみつけてしまいました。価格は約2000円…これは安い。家に帰って見てみたら少しノーズ上部にあるパーツが飛び出しすぎのように見えますが価格を考えれば何もいうことはありません。他、いくつか細かい点で気になるところはありましたが、第二弾になって職人さんも少し気を抜いたかな。。。
F-86では機首に大きなエアインテイクがついています。このデザインはエンジンにストレートに空気を供給することができ、構造もシンプルなので亜音速の単発機には向いているそうです。しかし次世代機からはレーダーを搭載するようになり、また超音速を実現すべく空気抵抗を減らすために機首先端を尖らせる必要があり、以後このようなデザインは廃れていくことになります。
F-86ブルーインパルスの展示飛行は今では信じられないほど低空で繰り広げられていたと聞いていますが、ある本では約10mの低空を高速で駆け抜けたそうです。す、すごい!
ブルーインパルスの歴史を振り返ると、広報任務を専門にアクロバットを行っているのはT-4ブルーになってからで、F-86、T-2時代では戦技研究班という組織が担当していました。戦技研究班は教育飛行隊の教官パイロット達で構成されており、建前上ではチーム活動は戦闘における機動の研究ということでした。
撮影を行っていた最中、2〜3回モデルを落としてしまいました(苦笑)。真っ先に壊れそうなギアやピトー管、エンジン付近のパイプは壊れることなく、本モデルの強度に感心しましたが、機首にあった黒いパーツは壊れてしまい紛失してしまいました。しかし皮肉にもこれくらいの方が実機に近いように思います。
F-86Fブルーインパルスといえば1964年に東京オリンピックで五輪を描いたことが有名ですね。その他、大阪万博でもEXPO70の文字を描くなど、素晴らしい功績を残しています。