たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.128  T-4 46-5728 11sq Blue Impulse JASDF Matsushima A/B by Gulliver200


中古ショップで珍しいモデルを偶然みつけました。よく見慣れたT-4ブルーインパルスですがよーく見てみると「4番機」でした!こんなこともあるのですね。

ブルーインパルスのスロット!地獄のポジションを務める4番機のレアモデル

このサイトにお立ち寄りいただいている常連の方達も「あれ?」と思われるかもしれませんが、今回ご紹介するモデルは少しレアモノです。ふと寄った中古ショップでT-4ブルーが2機売っていました。既に持っていましたので普段ならスルーするところ、何故か二つの値段が違っていたので比較してみました。「725号と728号機かぁ…、あれ728号機って出てたっけ」と不思議に思ったところ良く見たら尾翼には4番機のポジション番号が!このお店、掘り出しモノが多く、しかも値段が安いので油断できません。

4番機はスロットと呼ばれ、4機編隊の最後尾を担当します。別名「地獄のポジション」とも言われていますが、これはリーダー機の排気を受けるので操縦が難しく、しかも4番機の出来によって編隊飛行の完成度が左右されてしまうという重要なポジションなのです。さてこのモデルですが単独で4番機としてリリースされていたかどうかは不明ですが、おそらく6機セットとして発売されていたものだと思います。その6機セットは2,000円×6機=12,000円だったと思いますが、某ショップのプレミアム販売コーナーで7万円超で売られています。さすがに簡単には売れないようですね。。。

T-4ブルーインパルスは松島基地をホームベースとして日々訓練を重ねていますが、2011年3月11日の東日本大震災で松島基地は大きな被害を受けてしまいました。ちょうどその日、九州新幹線の開通イベントのため、芦屋基地へ展開していたブルーインパルスは被害を避けることができましたが、松島に残っていた予備の1機は津波の影響を受けてしまったそうです。

ブルーインパルスといえば毎年11月3日の開催される入間基地での航空祭で大きな盛り上がりを見せてくれます。飛行機ウォッチングを始めたばかりの頃はよくわかっていませんでしたが、ブルーインパルスのパイロットは3年の任期をもってメンバーが入れ替わります。1年の間でも後半に行われるショーになるほど完成度は高くなりますので、入間基地はちょうどいい頃なのです。これば米空軍のサンダーバーズでも同じ傾向のようで、ホームベースのネリスでショーを行う頃には最高のパフォーマンスを見せてくれるそうです。

ブルーインパルスは各地の航空祭に展開しますが、到着した日に地形完熟飛行を行います。これはその基地の方角や風景、目印とする特徴的な地形などを上空から確認するための飛行です。飛行機を追いかけ始めた1990年頃は地上から飛行機を眺めるしかありませんでしたが、今では上空から見える風景をいとも簡単に得ることができます。すごい時代です。ブルーインパルスのパイロット達もパソコンで「明日展開する基地の周辺」を予習することができますね。

実機





[20110705]

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