たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.147  F-86F-40 82-7777 8sq Misawa A/B JASDF by Hogan M-Series



ホーガンMシリーズから航空自衛隊が使用していたF-86Fセイバー戦闘機が発売されました。武装も無く、塗装も銀一色なので個体差の完成度の問題はほぼ無縁だと思います。

米軍からの供与により航空自衛隊の黎明期を支えた、F-86Fセイバー戦闘機。

ホーガンMシリーズにF-86Fセイバーがラインナップに加わりました。当初の発売予定は2011年2月でしたが遅れること約10か月後の発売でした。「もう金型はできているだろうに…」と思っていましたがダイキャストモデルの世界では半年くらいの遅延はいつもの誤差範囲…ですかね。

1/200スケールでのF-86モデルで口火を切ったのはガリバーから出た86ブルーインパルスでした。時期を同じくしてガリバー、ホーガンの両社からF-86のリリースが発表された時は「両社が別々に金型を作っていたら勿体ない話だなぁ」と勝手に心配していました。しかし今回のホーガンモデルと比べてみたところ、造形、モールド、細部など全くソックリでしたので、同じ金型を使用していることが明確になりました。

振り返ればガリバーのF-86Fブルーインパルスの箱のサイズがホーガン仕様だったので予想がついていた方も多いことと思います。F-15よりも機体サイズが小さいF-86が、ガリバーのブルーボックスに納まらないはずがありません。おそらくブリスターパック(モデルを保護している透明の箱)も含めてホーガンが発売する前提で開発が進められていたところをガリバーが拝借した…といったところでしょうか。でもできれば空自戦闘機はガリバーブランドで出して欲しかったです。

本題のダイキャストモデルの話に入ります。今回モデル化されたのは航空自衛隊の第8飛行隊の機体です。同時に「三沢」と「岩国」の二パターンがリリースされていますが、これは時期によって所属していた基地が移動になったからのようです。私は何回か行ったことのある三沢基地の方を選択しました。第8飛行隊はいわゆる「一桁」の番号をもつ飛行隊であり、航空自衛隊設立時から存在している長い歴史をもっています。使用機もF-86FからF-1、F-4EJ、F-2Aへと機種転換を行って現在に至ります。

F-86Fは朝鮮戦争時代に活躍した戦闘機です。後期にはミサイルの搭載もできるようになったみたいですが基本的に空自機は機関砲のみ装備した戦闘機ですのでドッグファイトや近接戦闘が主体でした。その後ミサイル神話の時代が訪れると後発の新鋭機の登場により急激に存在意義を失ってしまったという経緯があります。雑誌で読みましたがスクランブルで飛んで行ってもガンしか装備していないため領空侵犯機に馬鹿にされたこともあるとか…。そのためミサイルを装備した米軍機が同行することもあったという笑うに笑えない話もあったようです。

縁起の良い「82-7777」号機です。戦闘機の用語に「全天候戦闘機」という言葉がありますが、無知な頃は雨だと飛べない機体もあるのかな?とチンプンカンプンなことを考えていた時期があります。この「全天候」とは夜間も飛べるという意味だそうですね。レーダー等を装備しないF-86は目視で飛行する昼間戦闘機というカテゴリーに分類されます。

…さて、何人の方に気づいていただけたでしょうか。実は滑走路の新設工事を行いました。モデルは千歳基地のR/W18です。以前はA4サイズでしたが今回は従来サイズと約2倍の広さのジオラマベースにしてみました。タキシーウェイからアーミングエリア、滑走路までつなげることが実現できました。また滑走路長も延長されたのでディスタンスマークも2か所にしてみました。相変わらずランウェイナンバーなどの表記位置は現実と違ってデフォルメしていますがご了承ください。

従来サイズのジオラマは奥行がないためにどうしてもハイアングルでの撮影を強いられていましたが、このB4サイズだとカメラを這わせたローアングルでも撮れるようになったので今までとは少し変わった写真表現ができると思っています。

 

…モデルの品質の話に全然触れていませんでしたね。銀一色のこのモデルは塗装表面が少々ザラザラした感じです。リアリティを求めるならもっとツルツルしたポリッシュドスキン風でもよかったかもしれません。塗装は一色で、凝った武装もありませんのでまず個体間のバラつきは少ないと思いますから安心して購入できると思います。繰り返しになりますが空自機はやっぱりガリバーブランドで出てきてほしかったかなと…。

 

以上、後半はついジオラマの話になってしまいましたがお許し下さい。

 

■F-86 SABRE
Developed by the North American Aviation (Via series of mergers became a part of Boeing in 1996),the F-86 Sabre was the U.S.Air Force's first swept-wing jet fighter.The aircraft made its initial flight on Oct.1,1947.Originally designed as a

high-altitude day-fighter,it was subsequently redesigned into all-weather interceptor(F-86D)and a fighter-bomber(F-86H).The first production model flew on May 20,1948.In addition to being produced by the North American Aviation,the Sabre was also Licensed produces by Canadair(Canada),CAC(Australia),Fiat(Italy),and Mitsubishi(Japan).Aside from the U.S.Air Force,the Sabre and its variants also saw service with 26 international users.The last active duty Sabre retired from the Bolivian Air Force in 1994.

実機










[20111205] 4897000367372 3749 4410

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