たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.163  F-2A 53-8531 8sq JASDF Misawa A/B by Gulliver200



ガリバー200の人気モデルF-2Aがシリアル・飛行隊替えで発売されました。意外にも今回が新登場となる三沢基地の第8飛行隊がラインナップに加わりました。

北の護りを固める三沢基地のブラックパンサー

青森県にある三沢基地ではF-2A×2飛行隊が配置されています。三沢は日本の中でも非常に特徴ある空港施設で、航空自衛隊の他にもアメリカ空・海軍、民間空港が共用しています。中でも米空軍と同居しているので影響を受けやすいのかもしれませんが、三沢基地では掩体(シェルター)運用を行っています。個別に用意されたシェルターに分散して駐機するので敵襲の際には標的になりにくいというメリットがあります。

冬の三沢基地には行ったことがないものの…、3月に千歳基地に行った時は吹雪にあったり大変な思いをしましたが今では良い思い出です。北に位置する基地では寒いだの天気が悪いだのと言っている暇はありませんので、雪が降ってもよほどの事がなければ訓練を行います。その姿はたくましいの一言でした。

話をダイキャストモデルにうつします。仕上がりはガリバー品質とでもいいましょうか、いくつか眺めてみましたが大きな問題は見当たらない安定度だと思います。敢えていうと主翼端ランチャーとミサイルの接着具合と対艦ミサイルの取り付けの平行具合かと思います。ピトー管は個体ごとに若干の個性が出ますが、私はできるだけ中心がとれていて、長くて尖った形状のものを選ぶようにしています。尚、今回はブリスターパック4か所にテープが貼られていたので、今後の状態検査でモデルを箱から出して確認するということはちょっと難しくなるかもしれません。ただブリスターパックの外からでも機体下面の確認さえできれば大きな問題はないと思います。

ガリバー200シリーズの中でもF-2Aは人気が高いと何かの記事で読みました。既に何回か内容を換えての再販が行われていますが、先代となるF-1支援戦闘機のモデルはシリアル変更が1度あっただけでなかなか再販されません。もしかして存在自体が忘れられているような気もしてきますが…、ガリバーさんには是非とも空自全飛行隊を揃えて欲しいと思っています。

今回の発売では築城基地の第6飛行隊と三沢基地の第8飛行隊が同時リリースされました。特にこの第8飛行隊はF-2Aとしては初のモデル化となります。このブラックパンサーの登場によって航空自衛隊のF-2Aは3つの飛行隊が全て発売されたことになります。F-2飛行隊はどの飛行隊も捨てがたい魅力がありますが、今回発売されたブラックパンサーは何故今まで出てなかったの?という思いです。同時発売された第6飛行隊は既に一度出ていますので、おそらく店頭でも最初にブラックパンサーの方から売れていくのではないかな…と予想しています。

写真で横から見るとキャノピーが少し尖っているように見えます。原形となったF-16戦闘機は一体型の水滴型バブルキャノピーであるのに対し、F-2では風防と分類したセパレート型を採用しています。一体型に比べるとバードストライクに対して有効らしいのですが、海面スレスレの低空飛行を行う機会が多いF-2ならではの仕様ですね。

装備パターンは従来と同様で、両翼端に対空ミサイルを2本、主翼下に4本の対艦ミサイルと3本のドロップタンクというテンコ盛りの内容です。実際にこのような重装備は今まで見たことがありませんが…。F-2に求められる要求仕様において、重量がある対艦ミサイルを主翼に装備し、かつ高機動が行えるという機体ということで主翼にかかる荷重は半端なものではありません。軽くて丈夫な複合材が使われているそうですが、機体操縦条件には実際に制限があるという噂はあっても不思議ではないと思います。

三沢基地の周辺には対地射爆撃の訓練場があります。戦技競技会等で当地が使用されることがあるそうですが、やはり普段から訓練で使用できる三沢基地の所属機が良いスコアを出せるという話を聞いたことがあります。

改めてよく見るとセンタータンクと左主翼タンクには黒いラインが二本づつ入っていますが、右主翼タンクにはラインが入っていません。これは仕様でしょうか、それともタンポ印刷のし忘れでしょうか…。ちなみに以前購入した第6飛行隊のF-2では3本ともラインが入っていました。よろしければご購入された方、情報をお願いいたします。

 

後日談

t.kさんからのご連絡や店頭のサンプルを見てみたところ、やはりエラー品のようでした。見えない部分ではありますし、これはこれで珍しいのでよしとしましょう。実際にドロップタンクは取り外しするものなので、揃ってないことには妙なリアリティがあるかも(笑)

次期戦闘機としてF-35Aの導入が決定した航空自衛隊。最新鋭機が配備されるまではこのF-2A、F-15Jイーグル、そして老兵F-4EJ改ファントムが日本の防衛最前線で活躍します。

機体価格は1機120億円。F-35はその記録を塗り替えそうですが現時点では世界で最も高価な戦闘機であるF-2でした。実機では色々と賛否両論が出てしまう当機ですが、なんだかんだ言っても格好いいですしモデルの完成度も高く、安心して購入できる一品です。ドロップタンクのラインについてはちょっと砂が付きましたが、エアインテイクの深さやギアボックスの内部の再現、適度なモールド等1/200スケールの先駆者であるガリバー200の品質は素晴らしいものと再確認しました。次は是非とも岐阜基地のテストカラー機の発売をお願いします!

実機








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