たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.167  EC-137D 71-1407 964th ACCS 552nd AW U.S.A.F by Aviation200



ポリッシュド仕上げだった為に一度は見送りを決めたAWACSでしたが見事に心変わり。なかなか出ない新商品にシビレを切らしてしまい、購入に踏み切りました。でも良い品です!

ポリッシュドスキンの空飛ぶ司令塔「AWACS」試作機。ダイキャストの本領発揮!

1/200スケールでは初となるAWACSモデルがAviation200シリーズから発売されました。よく知りませんでしたがこのEC-137DストラトライナーはE-3Aセントリーの原形となった試作機だそうです。実はこのモデルが気になってネットで検索してみたところ、買ってもないのにこのブログが2番目にヒットしてしまいまして…。色々と調べてみたものの結局ショップさんの紹介以上の詳しい情報は見つけられず、妙な責任感も感じてしまったが故に今回購入の意志を固めました。

軍用機ダイキャストモデルは狭い市場だと思いますが、もう2〜3人くらいレビューを行っていただける方々が増えると有難いなぁと思いました。さて今回知りたかった部分の一つが最大の特徴であるレーダー部分でした。パッケージ状態では写真のようになっていて、別パーツとなっているプラ製のレーダーを挟みこんで取り付ける仕組みとなっています。レーダーを外せばC-137輸送機(民間機ではボーイング707です)の雰囲気を楽しむこともできますね。

全体のシルエットです。C-137自体はスラッとした細身のシルエットの機体ですが、レーダーを載せたシルエットはバランス的にも美しいですね。銀色のモデルは味気ないかと思いましたが、主翼の塗装が違っているので良いメリハリになっています。

このモデルの特徴である「ポリッシュド」仕上げもポイントです。おそらくミリタリーモデルでは初めてだと思います。箱には「Polishd」と書かれていますので、メッキではなく研磨処理していることを訴求していると解釈していいんですよ…ね。とにかくピッカピカの仕上がりです。ちなみに磨いていない銀地の無塗装機はマニアの間で「銀イモ」と呼ばれていました。

空飛ぶ司令塔AWACS。その意味はAirbone early Warning and Control Systemの略で、早期警戒管制機と訳されます。空に上がれば地上のレーダーでは捕えられない前方、低空の敵機を捕捉することができ、その情報を作戦機に伝えることで連携を図り有利に展開することができます。いまや戦闘は情報ネットワーク技術が勝敗を決める重要な要素になっています。

残念ながら上部のレーダーは回転しませんが、角度がつけられるとより表情が広げられてよかったのになぁと思います。レーダーが付いている胴体部分は表面の仕上げが異なっていてザラザラとした質感になっています。実機の資料が見つけられず確認はできていませんが、おそらくレーダーを載せるために材質が違ったりするのかな。

お値段の話です。リーズナブルという言葉があります、本来は「納得できる価格」という意味ですが最近は「お安い価格」というニュアンスが強いように思います。13,650円と決して安い値段ではありませんが、モデルの出来を考えればフェアプライスだと思いますし、そういう意味ではリーズナブルです。ただ悩ましいのは小売価格で、店頭価格とネット販売で価格差があるから迷ってしまいます。値段が一緒なら迷わず店頭で即買いできますが、同じ商品でも購入ルートで数千円も違うとなると、「やっぱり節約しないとな」…という気持ちがはたらきますね。

このEC-137Dはメタリックなモデルですが、部分によって仕上げが異なる点も見どころです。胴体はポリッシュによる研磨されたツルツルの銀地で「これぞダイキャスト!」という金属感が楽しめます。同じ胴体でもレーダーが付いている部分はザラザラとした仕上げになっていますし、主翼、尾翼は旅客機モデルと同様にメタリック塗装が施されています。最初はポリッシュ仕様とは手抜きかと思っていましたが、むしろ手間がかかっているんだなぁと認識を変えました。尾翼にはシリアルが記入されていますがこのモデル11407はシリアル替えで発売された二つ目のモデルで、最初に11408が発売されています。

我が家にAWACSが配備されたのと同じ日に、北朝鮮のミサイル事案がありました。結果的には打ち上げは失敗に終わり日本への被害はありませんでしたが、政府の対応は多くの課題を露呈し、国民に失望感を与えたと思っています。自衛隊はちゃんと発射を察知していたようで安心しましたけどね。私もTwitterで様子を見ていましたが、もはや民間の方が情報が早い。情報の大切さというものを体現したのがこのAWACSなので、このタイミングでの我が家への配備は象徴的だったなぁと思いました。

航空自衛隊では早期警戒機としてE-2Cを装備していますが、艦載小型機という能力の限界があります。そこで本格的なAWACSの導入を計画しましたが既にE-3の生産ラインは閉鎖されていたため購入することができませんでした。そこで提案されたのがボーイング767を改造したE-767というわけです。B767のダイキャストモデルはたくさんありますから、E-767もそのうちモデル化されるかな。

通常塗装のE-3Aセントリーの発売を待とうと思い、このEC-137Dはスルーしようと思っていました。いざ気になってネットショップを色々と調べてみるとほぼ欠品状態になっていました。けっこう購入されている方も多いようですね。Aviation200シリーズのモデルには個体毎のシリアル番号が書かれたカードが同封されています。これはちょっと嬉しい趣向ですね。一番大きい数字の人は何番かな?ちなみに私は240でした。

薄々気付いていましたがポリッシュ仕上げ機は周りのものが反射してしまうので撮影には不向きですね。できるだけ目立たないように気をつけているものの、色々と撮影の裏側も見えてしまいます(笑)。このAviation200モデルの下面ですが、共通してギアはタイヤが回転しタキシングごっこが可能です。腹部にはブランドロゴが印刷されていますがこのあたりはエアラインモデルの文化なのでしょう。

Aviation200のモデルを購入したのはこれが2機目です。前に買ったKC-10は大きさの割に軽かったのが気になっていたのですが、このEC-137Dはずっしりと重いタイプのダイキャストであったことも購入意欲をそそられたポイントの一つでした。結論的には見どころの多い満足できるモデルでした。さて通常塗装のE-3Aが出たら…買うのかな。

実機

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