たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.171  F-15J 52-8863 203sq Chitose A/B JASDF by Gulliver200



オークション3連戦でした。最近は落札条件のハードルが下がる一方でアフォーダビリティ(取得しやすさ)は改善されてきたようです。ちなみに今回からは使用カメラを変更しています。

■参考:従来のカメラ(Ricoh R10)はこちら

■比較用はこちら

冷戦時代の最前線、北の守りを固める第203飛行隊のイーグル

千歳基地に配備されている第203飛行隊は掩体運用が行われています。掩体(シェルター)は1機づつに用意され分散配置されます。自衛隊戦闘機部隊の多くは大きなハンガーで集中管理するスタイルが主流ですが、これは管理する上で楽なものの敵攻撃の恰好の的になってしまうリスクがあります。一方の掩体運用は管理が煩雑ですが被害リスクを分散できるというメリットがあります。千歳基地では第201飛行隊がハンガー運用、第203飛行隊は掩体運用という異なった機体運用を行っています。掩体運用では列線を形成することがないので機体始動などの動きがつかみづらいというのも基地ウォッチング上のポイントですね。

つい前の記事で「第203飛行隊のモデルはなかなか出回りません」と書きましたが、その翌日に当モデルが登場しました…前言撤回が必要かな。レアなモデルであることに変わりはないと思いますが、おかげさまで今回も予算内で落札することができました。それにしても通常商品の値段よりも安く買えてしまうとは…。この落札価格の低迷が示しているのは、そろそろ絶版品を求めているコレクターのところにはある程度行き渡ってきたということでしょうか?

第203飛行隊は北海道の千歳基地においてF-104Jを装備する飛行隊として編成され現在にいたります。途中に部隊移動することもなかったようなので、北海道の地形や天候を熟知した北の守りのエキスパートであり、生粋の道産子飛行隊ということになりますね。

有名な話ですが…第203飛行隊の部隊マークは北海道らしくヒグマが描かれています…がその愛くるしさからパンダと間違われることが多いようです。同僚の第201飛行隊のマークがリアルタイプなので両飛行隊のもつクマ観の違いが出ていて面白いですね。

ガリバーさんからは各飛行隊のイーグルが発売されていますが、この第203飛行隊が落札できたことで現時点では7個飛行隊のラインナップが揃いました。空自は8個飛行隊を有していますが、そのうち新田原の第23飛行隊はパイロット育成のために複座のDJを装備していますので、単座J型メインの飛行隊は全て発売されている形になります。

第203飛行隊は列線を形成しないと書きましたが…我が家のF-15Jもけっこう揃ってきましたね。こうやって列線にしてみるとなかなか格好いいではありませんか!そういえばファントムもそこそこ数が揃っていますから百里基地エプロンを再現できるかも。

左の列の手前から千歳の第201飛行隊、那覇の第204飛行隊、小松の303飛行隊です。右側は手前から千歳の第203飛行隊、百里の第305飛行隊、築城の第304飛行隊、そして小松の第306飛行隊です…もうボケていてわかりませんが(笑)。残すところは新田原の第23飛行隊(または第202飛行隊)、マニアックなところでは岐阜の飛行開発実験団や浜松の第一術課学校のみです。飛行教導隊は別格ですがそちらも頑張って欲しいですね。

千歳基地で実際に吹雪の中でも淡々と訓練を行う風景を見たことがありますが、さすが北の最前線を監視する防衛のプロフェッショナルだと感動したことを思い出しました。…車もないくせに吹雪の中で訓練を見ていた20歳頃の自分もどうかと思いますが(笑)

冷戦時代の千歳基地では年間のスクランブルが200回もあったそうです。スクランブルを仕掛ける側の意図としてはいきなり攻撃を仕掛けようという気はなく、そのほとんどが情報収集といわれています。想定した通りに上がってくるか?到達するまでの所要時間は?防空網の穴はないか?などを調べています。迎え撃つ空自も正直に実力を見せてしまっては芸がないのであの手この手で騙しあいを行っているそうです。

この第203飛行隊の落札によってオークションでの収集活動も一段落することになりました。思えばオークションでチャレンジすること3年越しでの実現ではないかと思います。今回の件で学んだことは「オークションでは先手を打って腹を決めて自動入札」がやはりベストだということです。まずあらかじめ上限を決めておくことで予算を守ることができます。次に手動入札する側としては値段を入れるたびに自動入札で頭を押さえられると戦意を失ってしまう可能性があります。私もそうでしたが腰が引けた入札では結局意外と低い価格で逃げ切られることも多々ありました。さすがに諭吉さんまでの予算は立てられませんでしたが、今回は4千円未満というリーズナブルな値段で落札できました。出品者の方には申し訳ないですが最近は買い手市場ですね。

 

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