たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.178  F-86F-40 82-7834 HFG Iruma A/B JASDF by Hogan M-Series




MシリーズのF-86第二弾です。私にとっては第一弾よりも今回の方が好みの機体が揃っていまして、入間の総隊司令部飛行隊バージョンを入手しました。

入間基地に編成された総隊司令部飛行隊のF-86Fセイバー。

Mシリーズの空自F-86の第二弾が発売されました。二機種が出されたうち、今回は総隊司令部飛行隊のモデルを購入しました。同飛行隊は入間基地でも馴染みがありましたし、熊谷基地にも保存機があったので親しみのある機体でした。できればこっちを第一弾にしてほしかったなぁ・・・。あまりよい話ではありませんが第一弾のモデルは店頭在庫がかなりあるようで特価セールに回されている姿をよくみかけました。

流線形でシャープに尖った現代戦闘機と比べると時代の違いを感じますが、一時代を築いた名機だけあってなかなか味のあるシルエットだと思います。F-86戦闘機はジェット機時代の幕開けに活躍し、後退翼を採用したことも後の戦闘機開発に大きな影響を与えました。ただしレーダー搭載機の開発が進むと一機に旧式化が進んでしまうのでした。

航空自衛隊の総隊司令部飛行隊は入間基地で編成され、T-33Aと共にF-86Fが配備されました。戦後の空自を支えたのは米軍からの供与機だったと知り、アメリカはなんていい国なんだ!と最初は思っていましたが、今思えば旧式化して不要になった余剰機体を譲ってくれた・・・という事だったんですね。

尾翼に描かれた飛行隊マークは各方面隊(北部航空方面隊、西部航空方面隊、南西航空混成団)の各色を使って、「ヒ(飛)」をイメージしているデザインだそうです。見慣れていた飛行隊マークでしたがその意味を知って勉強になりました。
参考文献)文林堂 「航空自衛隊50周年」

F-86Fの機首に吸気口を設けた、口を開けたような機体デザインはまるで鯉のぼりのようですね(笑)

総隊司令部飛行隊は連絡業務などを主任務とする後方支援の飛行隊です。今ではT-4という便利な機種を装備しているのでちょっと考えられませんが、連絡業務に戦闘機を使用していたなんて面白い話ですね。

全天候戦闘機・・という言葉が(今では死後ですが)あります。その言葉の裏には夜間戦闘機と昼間戦闘機というカテゴリーが存在していました。このF-86Fは昼間戦闘機に属しますがつまりは夜間や悪天候時はうまく飛べないという事を意味しています。戦闘機にレーダーを搭載することが当たり前になった今では使われることのない言葉になっていますが、それでも米海兵隊の飛行隊名にはVMFA(AW)というようにAll Weatherの区別が残っています。

今回のF-86F第二弾では総隊司令部飛行隊の他に第3飛行隊のモデルが発売されています。こちらは赤い塗装が洒落ていて触手をそそられますので、セールなどの機会をみて購入するかもしれません。あと今回の記事にも出てきましたが当時の仲間ということでT-33Aのモデル化にも期待したいと思います。

 

実機




 



[20120904] 4897000367686  3749  4410


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