たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.179  Mi-8 Reg.05 Central Museum of the Soviet Air Force,Monino by Herpa




名門ヘルパから新基軸として回転翼機が登場しました。Avioni-Xから1/144で素晴らしいヘリが出ましたが、1/200の可能性を図る上で注目したいモデル・・・と勝手に位置づけ。

1/200スケール初の回転翼機モデルはモニノ博物館の保存機Mi-8。

インターネットの事前情報を見ている段階では購入意欲も低かったモデルですが、自主基準では新金型という対象に当てはまったので一応チェックをしていました。1/200スケールとしては初のヘリということでエポックメイキングなモデルですが、あまり馴染みのない機体だったのでお店に行くまではハラハラドキドキでした。お値段は結構高いので購入には少しの勇気も必要でしたが、ちょうどポイントがたまっていたことが背中を押してくれました。ただ実物を見てから購入を決意するまでにそれほど多くの時間は必要としませんでした。

なるほど!と思ったのは機体左側にあるスライドドアで、段差をつけた表現はリアリティを増していると思います。操縦席のガラス表現はちょっと残念な感じの塗装表現で、これはスケール的に限界なのかな?とも思いましたが、Avioni-XのUH-60やガリバーの一式陸攻を見ているともう少しやりようがあるかもしれないという期待感もあります。

博物館の展示機らしく、メインローターは停止時の垂れ下がった状態で再現されています。ローターはとてもスムースに気持ちよく回転し、機体が見えやすいように自由に表情をつけることができます。しかし下がっているため飛行状態をイメージした時には、そのしなりのために元気ない印象に見えてしまいますね。

このモデルで感心したことはテイルローターが回転する上、さらになんとタイヤも回転してしまうのです。1/144のAvioni-Xでもテイルローターは固定式だったと思いますから、1/200スケールでこのギミックは驚異的ではないでしょうか。

詳しいことはわかりませんが、モニノ博物館というところに展示されている機体だそうで、Mi-8のNATO側コードネームはHIPだそうです。Wikipediaで調べてみるとシンプルで故障も少ないよい機体らしいですね。

お店に行って商品を見て、その結構な大きさには意表をつかれました。インターネットの写真では機体の大きさがイメージできていなかったのですが、戦闘機と比べてもかなりボリュームがあります。商品写真を撮ろうと思うとローターをフレームに収めようと考えてしまうわけですが、そうすると機体が小さめに写ってしまうからでしょうね。

ローターをフレームアウトして横方向から比較した方がわかりやすいかもしれません。モデルが入っているボックスはローターの関係で戦闘機よりも大きいサイズが使われています。最初は6千円もするのは高いなぁ・・・と思っていましたが、実物を見れば値段については納得せざるを得ないと思います。

あまり興味がなかったのでただ「丸っこい機体だなぁ」と正直ナメてましたが、戦闘機に負けず劣らず非常に複雑な形状をしており、このモデルの製造には高い技術が求められると思います。スライド金型を使っていると思われますが、パーティングラインの処理はどうやっているのかな・・・と感心してしまいます。細かいパーツの取り付け技術はヘルパの高い品質管理の下、安心できる完成度です。

プロペラ部分(樹脂製)の造形はご覧の通りで手の込んだ作りになっており、周辺の排吸気口等も手間がかかっていそうです。最初は値段が高いなぁと思っていましたが蓋をあけてみればそれ相応の商品でした。・・・ただ機種については好みの問題はあるでしょうけれど・・・。これが成功してハインド、コブラ、アパッチなどの機種がラインナップに加わればヘリも人気が出ることは間違いないでしょう。Avioni-Xさんに負けず、1/200スケールの可能性を広げていって欲しいです。

■Soviet Air Force Mil Mi-8,Reg.05 red

Original Dimensions

Main rotor diameter:21.91m

Length:25.28m

Height:5.60m

 

[from Herpa sight]

Soviet Air Force Mil Mi-8T, Central Museum of the Air Forces, Moninoi

 

The Air Force Museum Monino owns numerous treasures, among them a few Mi-8s. One of the many operators had been the Soviet Air Force which also utilized them for combat operations for decades, equipped with four unguided rocket pods as depicted on the exhibit.

実機

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[20120914] 4013150554961  4788  5985


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