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No.180  F/A-18C NF300 VFA-192 U.S.NAVY Atsugi A/B by Hogan M-series




Mシリーズから久しぶりにCVW-5のモデルが発売されました。今回はGulliver200からも別年代のNF300が同時発売されるという珍しい商品展開となっています。

VFA-192ゴールデンドラゴンズのカラフルな2003年版CAG機。

ホーガンMシリーズから日本の空で見られた嬉しい機体がモデル化されました。厚木基地に常駐していたVFA-192ゴールデンドラゴンズのCAG機です。レガシーホーネット時代のCAGデザインを再現しており、尾翼に大きくドラゴンが描かれています。残念ながらこの頃は厚木に足を運ぶこともなく実機を見たことはありませんでしたが、やはり馴染み深いCVW-5のCAG機は揃えたくなってしまいます。(ちなみに最下段の実機写真は年代が違うためデザインが若干異なっていますがご了承下さい。)

今では最も先進的な航空団としてスーパーホーネット一色になってしまったCVW-5が展開する厚木基地ですが、一昔前はF-14トムキャット×2飛行隊、F/A-18Cホーネット×2飛行隊、A-6Eイントルーダー、EA-6Bプラウラー、E-2Cホークアイ、S-3Bバイキング、SH-60…と色々な機種が揃っており大変見応えがありました。

中でも米海軍空母の主力機として君臨した可変翼戦闘機F-14トムキャットと、軽量戦闘機として誕生したF/A-18ホーネットはCVW-5の中でも人気機種だったと思います。この二機種が同時に並んだ場面などはつい気持ちも熱くなったもので、実機では無理でしたが上から俯瞰する形で両機のシルエットを比較して楽しんでいます。

尾翼に大きく描かれたドラゴンマークが今回の特徴ですが数年後にはデザイン変更が行われており、ドラゴンの目の部分を衝突防止灯の位置にもってくることで「目が光る」という遊び心が加えられました。その後エアブレーキを展開するとアメリカの国旗が描かれているなど、CAG機のデザイン(ギミック)は更に凝っていくことになります。

装備は主翼両端にある模擬弾が二発と、主翼下のドロップタンク、胴体脇のポッドのみですが見栄えとしてはこれで十分だと思います。あまり多いと品質管理の点でもトラブルが増えますから程々がよいかと・・・。ちなみに主翼下には未装備のパイロンが付いていますが、Gulliver200版のホーネットにはこのパイロンは付いていませんでした。細かい点ですがこれはコストダウンにつながることでしょう。

戦闘機ファンの方達には既にお馴染みですが、ホーネットを強化・大型化したE/F型のスーパーホーネット(通称スパホ)に対し、従来型のホーネットを区別してレガシーホーネット(通称レガホ)と呼ばれています。レガシーホーネットは正規の呼称ではありませんが既にすっかり市民権を得ており、こういう文化の伝わり方って凄いなぁと感じています。

Mシリーズは多くの金型資産を保有しているはずです。バリエーションが多く人気の高い機種を企画すれば、まだまだ展開できることは多いはずです。ホーネットでいえば米海兵隊の機体はまだまだ手つかずの領域です。海軍機でも通常のロービジ機は出ていませんから1機づつくらいは出しておいてもいいと思います。機番を印刷しないモデルにデカールをセットにして、その気になれば1飛行隊を再現できるような商品があったら面白いかもしれません。(私はそんなに買えませんが…)

冒頭にも記載しましたが、このホーガンMシリーズ版のNF300の他に、Gulliver200シリーズのブルーパッケージでもNF300の別塗装が発売されました。同じ金型によるOEM商品であることは明確で、前例としてはガリバーさんがF-86FブルーインパルスをGulliver200ブランドで発売したケースと一緒ですね。

CAG機は低視認性が求められる現代戦闘機において、各飛行隊の00番機(ダブルナッツ)のみ派手な塗装が許可されています。空軍機は一時的な記念塗装機が中心であるのに対し、空母艦載機は定常的に派手な塗装を維持していくという違いがあります。これは司令に対する敬意を示すと共に、各飛行隊への帰属意識を高める意味合いを持っています。また数ヶ月にも及ぶ苛酷な空母の航海において隊員の士気を高めるという効果があるようです。もちろん戦闘機ファンにとっては最高の被写体です。

以前は各任務の専門性に特化した機種を揃えていた空母艦載機群。このホーネットは突出した性能は持っていなかったものの1機で戦闘/攻撃の両任務をこなすマルチロール機という特徴が買われ、更にはスーパーホーネットという進化を遂げました。限られた空母スペースでの運用において、その汎用性の高さから空母甲板上を占領していくことになるホーネットファミリーはある意味で海軍機としての最高傑作ということになるかもしれません。

Mシリーズのレガシーホーネットは細身のシルエットをうまく再現していると思います。ストレーキからエアインテイクまでの複雑な機構を100点とは言えないまでも過不足なくモデリングしていると思います。モールドは少なめですが、主翼面積が少ないせいかスパホのモデルに比べてみてものっぺり感はほとんど気になりません。

レガシーホーネットのバリエーションとしては、今後ブルーエンジェルス6機セットの発売が決定しています。モールドは少ないもののモデリングは文句ありませんので、あとは塗装の品質が気になるところでしょう。Herpa番のブルーエンジェルスは黄色のノリが悪くて問題視されましたが、MシリーズのC-130ファットアルバートでは問題なく彩色されていました。よい商品が出てくることを期待しています。

店頭でモデルの状態チェックを行いました。ガリバー版のホーネットは一発OKでしたが、不思議とMシリーズ版の方は脚の取り付けに若干難があり、3個めのモデルを勧められました。製造元は同じでもブランドによって品質管理に差があるってことでしょうか?もっともそれがブランドというものの本質なのですが・・・。

この機体は主脚が黄色に塗装されています。これはイエローソックスとも呼ばれていてVFA-192の通常塗装機でも見られました。ギアは飛行中は胴体に収納しますから低視認性を気にする必要はありませんからね。

 

■F/A-18 HORNET

The Mcdonnell Douglas F/A 18 Hornet was designed for dogfight and attack ground targets,hence its designation F for Fighter,a for Attack.The McDonnell Douglas was awarded the contract to develop a new aircraft based on the configuration and design principles of the YF-17.The F/A-18 Hornet was designated as a supersonic,all-weather carrier-capable multirole fighter jet.It was also exported to several nations.Since 1986,it has been selected as the aerial demonstration aircraft for the U.S.Navy's Flight Demonstration,Blue Angels.

実機





 



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