たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.181  F/A-18C NF300 VFA-192 U.S.NAVY Atsugi A/B by Gulliver200




ガリバー200シリーズのブルーパッケージとして発売されたレガシーホーネットです。奇しくもMシリーズのNF300CAG機(2003年版)と同じ日に入荷され、同時購入となりました。

ガリバーのブルーパッケージで登場。派手さを抑えたVFA-192のCAG機(1996年版)

このモデルはガリバー200ブランドとして発売されたVFA-192ゴールデンドラゴンズのCAG機です。また同時期にホーガンMシリーズから2003年版のCAG機が発売されました。そこで気になるのは「これはガリバー200のオリジナル新金型なのか?」という点ですが、モデリングの造形、またブリスターパックの厚さがMシリーズフォーマットだったことから、OEMモデルである事は間違いなさそうです。

きゅっと引き締まったストレーキを持つ、レガシーホーネットの独特なシルエットを見事に再現しています。以前に読んだムックでガリバーさんがホーネットの開発に着手している記事を読んだことがあります。そこには社長さんが試作品を見て「全くなっとらん」と雷を落としたというエピソードが書かれていました。それから数年・・・紆余曲折は相当あったと思いますが、遂にここに実現するに至りました。

この機体はCAG機としては控えめなデザインであり、作戦機らしい塗装だと評されているようです。確かに色付きと呼ぶには物足りないものがありますね。同じくCVW-5でホーネットを運用していたVFA-195が伝説の「Chippy Ho!」を描いたのとは対照的ですね。(・・・NF300も結局は派手な塗装へと歩んでいくことになるのですが)

このCAG機は1996年頃を再現しているそうで、部隊マークであるドラゴンのマークと尾翼の端をイエローカラーで塗りつぶし、CVW-5の各飛行隊を表すインシグニアを記入しています。文字を青で書いていますが、いずれにしても派手さは感じられませんね。

1/200スケールダイキャストモデルの世界で、NF300は三種類もモデル化された異例の機種ということになりそうです。左からMシリーズの2003年版、中央は今回のガリバー200の96年版、右はMシリーズの2009年版です。同じNF300でも時代によってイメージが異なります。今回のようにGulliver200とMシリーズという異なるブランドで、同じ金型からうまれたモデルが発売されるって若干複雑な思いもしますが、ブランドの定義って一体何なのでしょうね。・・・頭のいい研究者の方たちは「ブランドは信頼だ」と言います。

年代に沿って手前から並べてみました。こうしてみると派手すぎず、作戦機らしくていいと評価されていたCAG機も、隊員や戦闘機ファンの期待に応えるように尾翼全面を塗るようになり、また更には背面までと塗装面積は広がっていくのでした。しかしCAG機は部隊のシンボルとしての意味合いが強くなっていますから今後も楽しい塗装が登場することでしょう。

Gulliver200版のレガシーホーネットは同僚のVFA-195のCAG機「Chippy Ho!」も同時にアナウンスされていましたが、発売は同時ではなく遅れてくる模様です。Chippy Ho!の方は驚愕のド派手塗装ですから1/200サイズでどれほど再現できるのか、今からとても楽しみです。

前の記事(No180)にも書いてありますが、Mシリーズ版には主翼下に空のパイロンが取り付けてありますが、Gulliver200版にはそれがありません。小さな違いではありますが、部品代と取付けのための作業費を考えればトータルでは大きなコストダウンにつながることになると思います。それをケチと呼ぶかどうかは別にして・・・、店頭での状態チェックは一発合格でした。一方のM版は3つ目で合格でした。これは仮定の話ですが、パイロンで節約した分を品質管理の作業に当てていたとしたら・・・Gulliver200というブランドは品質面で信頼できるということになりますね。

ダイキャストモデルの話とは直接関係しませんが少し豆知識。箱に書いてあるバーコードについてですが、日本のメーカーが製造・販売する商品はJANコードと呼ばれる13桁(短縮8桁もあります)の数字で先頭が49か45から始まります。「4520386221012」というコードは日本のメーカーであることがわかります。ガリバーさんは45でした。

海外商品の場合はEANコードと呼ばれますが基本は一緒で、489から始まるコードは香港の会社の商品であることを意味します。そうホーガンさんです。ドイツは40〜43、440でヘルパさんは40から始まります。

日本では商品コードは既に枯渇している状況で一概には言えなくなっていますが基本は
先頭2桁が国コード、次の5桁(または7桁)がメーカーコード、次の5桁(または3桁)が商品コード、末尾1桁がチェックデジットという13桁の数字で構成されています。

 

実機




 



[20120920] 4520386221012  3749  4410


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