たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.183  T-2 59-5191 3sq JASDF Misawa A/B by Gulliver200




Gulliver200シリーズはこのところ積極的に新商品をリリースしていますね。今回は少しトリッキーなモデルが登場しました。

F-1飛行隊の訓練を支援する迷彩塗装のT-2後期型

Gulliver200シリーズから6機だけ存在したという珍しい機体が発売されました。一瞬見ただけではF-1戦闘機と見分けがつかないかもしれませんし、気づかずに間違って購入してしまうかもしれませんね。手前が今回購入したT-2ですが間違い探しのつもりで見て下さい(笑)

 

前方向から見た両機、右側が今回のT-2です。ここでの大きな違いはコックピットでT-2練習機は複座になっているのが最大の見分けポイントです。ちなみにF-1戦闘機の複座型というのは存在しません。塗装パターンは全く同じようですから効率的な生産計画が立てられていたのではないでしょうか。

 

Gulliver200から出ているT-2は機首左側にバルカン砲を装備する後期型と呼ばれるタイプがモデル化されています。通常使用されているT-2との相違点としてミサイルランチャーが装備されていますが、これだけで大きく印象が異なるものですね。

 

再び間違い探しですが・・・これだけ見てもなかなか違いはわかりませんよね。見分けポイントの一つとして垂直尾翼の頂部にあるアンテナ部分の有無があります。あと少しマニアックになりますが尾翼に書いてあるシリアルナンバーにも違いがあります。「59-5191」とありますが、左から1桁は領収年(西暦)の下一桁。続いて登録番号(T-2は9)。ハイフン直後の一桁は機種区分ですが練習機は5なので、この時点で戦闘機でないということに気づくことができます。ちなみに戦闘機は8を使います。最後の下三桁は製造順に振られる番号で、この番号は機首にも大きく記入されています。

 

なんだかんだ言ってこのモデルで一番大きな特徴である複座のキャノピー、ピッタリと合っていて気持ちがいいですね。プラモデルを組む方ならお解りになると思いますが、透明パーツをマスキングして塗装する作業ってかなり面倒で難しいですよね。1/200スケールモデルって組立も塗装にも高い技術が求められると思うのですよ。

 

ネットに掲載されていた説明ではこのT-2はパイロット訓練やチャフの散布など、F-1飛行隊の訓練支援を行うため、F-1各飛行隊に2機づつ配備されていたようです。しかしF-1と同じ塗装にする理由はあったのでしょうかね?

 

この機体は三沢航空祭の地上展示で同機をみかけました。その時もしばらくはF-1だと思っていましたが、しばらくして違和感に気づきT-2であることがわかりました。その時は上記した見分けポイントのうちシリアルナンバーだったと記憶しています。

 

ダイキャストモデルの品質に関してですが今回は一発クリアでした。私見ですがGulliver200シリーズの自衛隊機の品質は安定しており、嫌な思いをした事はほとんどありません。

 

F-1の退役が進むにつれ、この迷彩T-2は住処を松島基地へと移動したそうです。そういえば松島航空祭に迷彩塗装のT-2がいたので気にはなっていましたが、今になってその理由がわかりました。練習機らしいグレーのT-2に対し、迷彩塗装機はやはり迫力が違いますね。

 

T-2はブルーインパルス仕様も含めてだいぶバリエーションが増えましたね。こうなると次の希望はバルカン砲が未装備の前期型、ディグロウオレンジが特徴のあの機体でしょう。岐阜のFST-2もいいけど、もうちょっと頑張ってもらってT-2CCVが出たら飛び上がりそうですね!

 

実機




 



[20121029] 4520386220992  3749  4410


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