No.193 DDG173 KONGOU JMSDF by DeAGOSTINI

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分冊百科で有名なデアゴスティーニさんから「自衛隊モデルコレクション」が発売。一番興味をそそられたのは戦闘機でなく護衛艦の半ダイキャストモデルでした。コレクション決定です! |
絶大な防空能力を持つ、日本初のイージス艦

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デアゴスティーニから「自衛隊モデルコレクション」が発売されました。・・・といってもこれを書いている2013年1月の時点ではまだ岡山・香川県のみのテスト販売しか行われていません。公式サイトでも普通に探してはたどり着けない、特別枠で紹介されている状況です。ただしバックナンバーは通信販売で購入することができ、テスト販売エリア以外でも販売してくれるようです。この「自衛隊モデルコレクション」は陸海空の主要装備の完成品モデルを提供してくれますが、私が集めようと思ったのは海上自衛隊の護衛艦シリーズです。陸空のモデルについてはこちらの番外編もご覧下さい。今回ご紹介するのは第2号に付いてくるイージス艦「こんごう」です。
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シリーズ物を展開する時にやはりトップバッターは魅力的でトライアルを喚起させるような、シリーズを代表するモデルをぶつけてくるはずです。そんな大切な一発目にイージス艦を選んできましたが、とても的確な判断だったと思います。既にイージスという言葉は誰でもが知っているほど浸透していますし、見た目の存在感もあります。
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護衛艦のダイキャスト完成品モデルがあれば売れそうだなぁ・・・と思っていた矢先に登場したのがこのシリーズでした。ひよこさんから情報をいただいた時には思わず歓喜してしまいました。実際にはフルダイキャストではなく、甲板から上の構造物はプラ製、艦体のみ金属製という構成ですので半ダイキャストモデルというのが実態です。しかし護衛艦の完成品モデルというのは珍しく、しかも金属パーツを使っているものは見当たりません。(小西製作所さんの高級品モデルは除きます・・・)またオールダイキャストなら1万円を超えそうですが、2,500円で手に入るというのは現実面で財布にやさしいと思います。
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本シリーズの護衛艦は1/900スケールで展開されます。シリーズでスケールを統一する方針は素晴らしいですね。尚一般的な手のひらサイズのプラモデルキットは1/700スケールとなっているので、一緒に並べると若干のスケール違いが生じてしまいます。いっそデアゴスティーニさんには「自衛隊モデルコレクション」が終了しても、続編として「護衛艦モデルコレクション」を継続して欲しいと切に願います。
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Eaglemoss社の「世界の軍艦」コレクションもそうでしたが、百科事典として付いてくる資料的モデルらしくフルハルで提供されます。フルハルモデルでは吃水線より下も造形されるので普段は水面下で見ることのできないソナードームも楽しむことができます。さてこのモデルは吃水線あたりでパーツが別れていますので、取り外せばウォーターモデルにできないこともなさそうですが・・・そこは自己責任ですね、無理をすると壊してしまいそうです。艦首には127mm速射砲Mk.45が装備されていますが可動はしません。日本国旗や海自自衛隊旗も再現しているところは仕事が細かいです。
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イージス艦の主要兵器であるVLS(Vertical Launching System、バーティカル ランチング システム)です。強力なレーダーと誘導ミサイルにより、艦隊の防空防衛を担う最強の楯イージス艦。海上自衛隊においては北朝鮮の弾道弾ミサイル迎撃システムとして、ニュースに取り上げられる機会も多くありました。
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イージス艦の特徴ともいえるSPY-1Dレーダー。残念ながらパーツの間には隙間が目立ってしまいます。この辺は一体パーツで成形できていたら尚よかったですね。マストはきちんと格子状となっており、このあたりは手を抜かずに丁寧でいい仕事をしていると思いました。
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煙突部分の構造物です。ハープーンSSM発射機やボートも造形されています。「こんごう」はアンテナが事前に付いていますが、後で発売される「ひゅうが」は別パーツとして提供されます。「ひゅうが」のアンテナは非常に細くてシャープではありますが、接着作業には細心の注意が求められます。できれば最初から完成した状態で提供してもらった方が嬉しいです。
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誘導ミサイルをコントロールするSPG-62レーダーイルミネーター、そして自衛用のCIWSなど、護衛艦の装備品が細かく再現されています。
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艦後部にはヘリ甲板があり、SH-60のモデルが付属します。ヘリコプターの出来の方はピットロードさんのプラモデルと比べるとさすがに高精度とは言い難いですが、それでも日の丸や窓の塗装表現がされています。メインローターは別パーツで接着が必要です。このローターは黒く塗ればもう少し締まった感じになりそうです。
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「こんごう」は海上自衛隊が装備した初のイージス艦です。後部にヘリ甲板を設けていますが格納庫は用意されていません。発展型の「あたご」になるとヘリ格納庫が装備され益々充実した護衛艦となっていきます。本来のイージス艦は空母打撃群を守るべく楯となる脇役なのですが、日本の場合はイージス艦が主役扱いになっていますよね。これには映画「亡国のイージス」も少なからず影響しているのかな。
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「自衛隊モデルコレクション」で出ている戦闘機・戦車モデルと比べると一番ズッシリ感を味わえるのが護衛艦ではないでしょうか。空自のイーグルは主翼がプラ、胴体が金属製なので持つ場所によって質感が大きく異なります。陸自の戦車は造形の出来はバッチリながら、金属部分がほとんどありません。海自の護衛艦は構造物自体に塊感があり、艦体の金属部分が多いことがプラスに作用しています。手で持つ部分が金属部分になるのも好都合ですね。
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艦艇モデルは撮り慣れていないので試行錯誤が続いています。上の写真と比べても少しのアングルの差なのですが、艦首の長さの印象が大きく違って見えます。これはまだまだ研究のやり甲斐があります。さてこのシリーズの課題としてはせっかくのフルハルモデルなのに台座がついてこないというのは苦言を申したいところです。無いものは自作するしかない・・・のかな。
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心の中では決めていた既定路線ではありますが、海自護衛艦のフラッグシップモデルを購入・確認して正式にコレクションしていく意思を固めました。最初は隔週刊でしたが7号からは月刊にペースダウンするようです。陸海空と持ち回り(観閲式みたいですね(笑))で出るとして3ヶ月に1回のペースですからお財布にもやさしいです。今後は「ひゅうが」、「あきづき」、「はつゆき」、「しらね」、「うずしお」、「やまぐも」、「くろしお」、「はるかぜ」、「そうりゅう」、「おおすみ」、「ちはや」、「かしま」、「あまつかぜ」、「はたかぜ」、「たかつき」、「しらせ」、「あぶくま」といったラインナップが予告されています。これは楽しみですね。
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■こんごう
基準排水量:7,250t
満載排水量:9,500t
全長:161m
全幅:21m
吃水:6.2m
主機:ガスタービン4基:CCOGAS,2軸
出力:100,000馬力
速力:30ノット
兵装:
VLS
Mk41(スタンダードSAM,アスロック)
ハープーンSSM
発射機2基
127mm速射砲1基
20mmCIWS2基
3連射短魚雷発射管2基
電波探知妨害装置
対潜情報処理装置
乗員:300名
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実機
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[20130117] 4910253831121 2490 2490
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