たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















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No.210  F-15J 72-8890 305sq JASDF Hyakuri A/B by Gulliver200




長らく待望となっていた念願の305sqイーグルが再販されました。初代モデルとはいくつか変更点がありますが、安定した品質のガリバー200らしい良いモデルです。

「空飛ぶ広報室」で注目の百里基地305飛行隊のイーグル再販。

ガリバー200から第305飛行隊のF-15Jが再販されました。305sqのモデルはガリバー200シリーズ初期に発売されましたが、そのため既に店頭には並んでおらず、おそらく流通量もそれほど多くなかったことから入手困難モデルのひとつとなっています。それでも首都圏の防空につくこの梅マークを要望する声は多いでしょうから、今回の再販は大変よかったと思います。

 

新旧モデルを比較してみたいと思います。左は初代モデルで、右が今回再販された新モデルです。制空迷彩の濃淡は製造時期によって違うようですが、これはカラーレシピが変わっているのかもしれませんし資料などをみて新解釈を取り入れたのかもしれません。特に光線の状態によって見え方がかわる制空迷彩の再現は難しいことでしょう。ステンシルの数や主翼モールドの再現はいつものガリバー200仕様なので申し分ありません。

 

一番大きな変更点は尾翼にある部隊マークです。初代モデルは尾翼内側にもマークが印刷されていますが、再販版は外側のみとなっています。直近では外側だけが標準でしょうから再販版は今風に修正を加えているといえます。

 

ドラマ「空飛ぶ広報室」で取り上げられたことで、百里基地と第305飛行隊のF-15イーグルには注目が高まっているそうです。そんなベストタイミングで発売された今回のイーグルは人気が出そうですね。

 

同時に発売されたF-2は垂直尾翼に少し問題を抱えていましたが、F-15Jの方は個体選びに悩むことがない安定の出来といえそうです。

 

ガリバー200の初期のイーグルはキャノピーの合わせ目に課題を持っていましたが、最近のモデルではその点が改善されていて全く問題ありません。ピッタリとパーツが合っていると見ていて気持ちがいいですね。

 

百里基地の僚友である第302飛行隊のファントムとランウェイに並べてみました。機体寿命が心配されているファントムも最近その話題はあまり出なくなっていますが、なかなか飛び続けられるものだと感心させられます。イーグルについてはまだまだ飛び続けると思いますが、そろそろ次の機種についての話題が出てきてもいい頃かもしれませんね。

 

戦闘機の離陸にはいくつかのパターンがありますが、まずは何機で離陸するかということが挙げられます。複数機による編隊離陸では短時間のうちに多くの機体を空に上げられるというメリットがありますが、編隊を維持するための練度が求められます。一方単独で上がる場合にはアフターバーナーを焚いて高速で一気に駆け上がるような激しい機動が可能となります。上昇角度にも通常離陸の他、進路にある山などの障害物を避けるために高度を稼ぐハイアングルテイクオフ、スクランブル発進時に使われるハイレートクライムなどがあります。

 

ハイレートクライムはアフターバーナーを使用し、離陸して脚が離れたあと低空飛行にてパワーを蓄積し、急激な機首上げを行って一気に高高度へ駆け上がるという戦闘機ならではの離陸方法です。自重を超える推力をもつF-15は脚さえ離れてしまえば垂直に上昇することができます。ハイレートクライムは短時間で高度を稼ぐと同時に、上昇しながら目的の方位に機体を向けることが可能となるので一刻をあらそうスクランブル発進の時などに利用されます。

 

ダイキャストモデルの価格はこの数年でかなり値上がりしましたが、このところは暫く落ち着いてきているようですが、やっぱり3千円くらいにおさまってくれたらもう少し手が出しやすいように思います。でもこれからは円安に消費税アップ…とお財布には辛い事が続きそうです。

 

ガリバー200シリーズの今後の展望が気になっています。戦闘機クラスのモデルはほぼ出尽くしていますから、これからはバリエーション展開が中心になってくるかもしれません。空自40周年、50周年記念の時に出現した記念塗装機などはまだまだチャンスがあると思います。

 

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