No.212 F-4J WT13 VMFA-232 USMC by Herpa

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ヘルパから海兵隊機のファントムが発売されました。今回は珍しく一目惚れによる衝動買いをしてしまったモデルでした。う〜ん、実にカッコいい! |
日本にも馴染みが深い、アメリカ海兵隊の赤い悪魔。

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ヘルパから発売されたF-4ファントムのカラーバリエーション機です。当初は購入予定はありませんでしたがネットで写真をみた時から気になっており、自分にとっては珍しく衝動買いをしてしまいました。こんなの出されたらお小遣いが足りなくなりますね…。
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今回のモデルは米海兵隊機ということで、数あるファントムバリエーションの中でも海軍タイプのショートノーズ機となっています。機首が短くピトー管がないだけでも空軍型とはだいぶ印象が異なりますね。当機は鼻が低いこともありますがキャノピーも狭そうに見えます。ファントムの時代では操縦席からの視界の広さについてはまだ考慮されておらず、敵機に後方の位置を取られたら目視は困難だったと思います。
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真紅に染められた尾翼に部隊のシンボルマークである悪魔を描いたデザインが秀逸です。この塗装は米海軍のフルカラー機全盛の頃のもので、今となっては想像できませんが当時は全ての機体にこのようなド派手な塗装が施されていました。これはCAG機でも特別塗装機でもない一般機なのです…本当にいい時代でしたね。
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ショートノーズであるこのファントムは撮影する角度によってかなり印象が変わりますが、今回は比較的鼻が高く見える写真を選んで載せています。狭い空母艦上で機体を運用nする海軍機においてはできるだけ機体は小さい方がメリットがありますから、海軍機ファントムの鼻が短いのにはそのあたりが理由なのかもしれませんね。着艦の時の視界にも影響しそうですし。
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ヘルパのファントムに対する模型作りの姿勢についてはちょっと一言…。ガリバー、ホーガンとは違ってヘルパのファントムはノーズ部分が別パーツになっており、ノーズの違いに対応できるバリエーション展開を視野に入れて開発されています。そのため目がいきやすい機首部分にパーツの合わせ目が目立ってしまう結果となっています。本体部分の金型共通化という意味では優れた考え方ですが、モデルに対するコダワリという点ではちょっと残念ではあります。
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このモデルに一目惚れしてしまった理由を考えましたが、そのひとつはキャノピーの横に描かれた赤いラインが自分のツボだったようです。こういうデザインは珍しいと思いますが、黒いアンチグレアの部分と相まって赤いラインが効果的に効いていると思います。また主翼端の赤いストライプもワンポイントですし、全面塗られた垂直尾翼との全体的なバランスも絶妙だと思います。
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このF-4Jというタイプは主にルックダウン能力を強化した機体で、足元の弱さを改善したバージョンだそうです。レーダーが収納されているレドームが短いこの機体は正面からみるとより骨太感がありますね。
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5000機以上が製造された傑作戦闘機ファントム。よく考えるとヘルパ以外にもガリバー、ホーガンがそれぞれに金型を開発し、各社なりのファントムを発売しています。ガリバーのモデルは空自機を再現しており、若干細身のイメージながらダイキャストの重量感を楽しめる商品となっています。一方のヘルパ、ホーガンのモデルは少し太めのボリューム感ある造形となっていますが、軽い材質で製造されているようでダイキャストモデルの特徴であるヒンヤリ・ズッシリ感があまり感じられないのが特長です。
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ここ数年のヘルパの動向を見ていた印象は、原色を使ったド派手なスペシャルマーキング機を好んで選び、塗装バリエーションを出し続けているというイメージでした。奇抜なデザインの機体が多く、自分の好みとは一致しなかったので長い間興味が離れていたように思います。しかしこのところいくつか気になるモデルを出してくるようになりました。
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見る角度によって色々な表情をみせてくれるのが戦闘機の魅力のひとつ。空中に滞空するためには常に飛行を続ける必要があり、この点については他の乗り物とは決定的に異なる特長といえます。飛ぶために必要となる形状に加え、武器としての機能性を極めた非常に複雑なデザインをもつ戦闘機を、ダイキャストモデルという形で色々な角度から見て楽しめるというのは何とも贅沢な趣味ですね。
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ファントムを表現する時に使うフレーズに「無骨なシルエット」という言葉がよく用いられます。胴体の太さから受ける印象が大きいのだと思いますが、ファントムが好きだという戦闘機ファンは多いようですね。その後の戦闘機は細身の流線形シルエットが主流となり、ファントムの特長はさらに際立っていくことになるのですが、最新鋭のF-35は少しファントムっぽいキャラクターになる可能性もありそうです。
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無骨なシルエットとは書きましたが、ファントムのこのアングルは素直に美しい…と思います。ファントムは一見すると重そうな戦闘機ですが、最高速度だけみればホーネットよりも速く飛べる戦闘機なのです。
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飛行隊の名称にもなっている「赤い悪魔」。レッドデビルズは日本の岩国基地にもローテーション配備されている馴染みのある部隊で、私もホーネットを装備する同隊の機体を見たことがあります。一度みたら印象に残る飛行隊ですね。
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装備品はドロップタンク×3本と空対空ミサイル×4本という出で立ちです。ファントムが運用された当時はミサイル万能説の時代であり、戦闘機によるドッグファイトは不要になると考えられていました。そのため近接戦闘用のバルカン砲は装備されていなかったのが特長のひとつですが、その後空軍用の機体には追加装備されることになりました。
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最後に今回気になった点をひとつ。ヘルパのモデルはキャノピーの差替により開閉を再現することができますが、このモデルには開状態のパーツは付属していませんでした。ところがキャノピーは固定かというと接着されておらず、取り外しができるようになっています。これはどう解釈すればいいのでしょうか…。別売りでパイロットフィギュアが発売されるという可能性はあるかもしれませんね。だとしたら開パーツも欲しくなっちゃうな…。
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■USMC VMFA-232 Red Devils, Mcdonnell Douglas F-4J Phantom II,Reg.13/153833
Technical Data
Role:Multi-Role Fighter
Wingspan:11.71m
Length:17.71m
Height:4.95m
Empty weight:12,700kg
Max takeoff weight:26,300kg
Max speed:Mach 2.25
Service ceilling:18,900m
Range:max 3,130km
Engines:2 General Electric J79-GE-10
turbojets
Model weapons load:3 dorop tanks.4×AIM-9
Sidewinder short-rangeair-to-air-missiles.
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実機
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[20130607] 4013150555692 5250 5250
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