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No.224  F/A-18B Blue Angels #7 U.S.Navy by Hogan M-Series

F/A-18ブルーエンジェルスのシリーズに複座型の7番機が追加されました。アクロバットチームのシリーズ展開にはちょっとした面白い動きがみられます。

 

プレス公開やトラブル機の代役をつとめる、ブルーエンジェルスのNo7。

ホーガンMシリーズからブルーエンジェルスの7番機が「ソロ」で発売されました。既にブルーエンジェルスセットは購入していましたが、今回の複座機は発売を心待ちにしていました。

 

Mシリーズ版のF/A-18ブルーエンジェルスにおいて、1〜6番機はセット販売のみでバラ売りはされていません。従ってブルーエンジェルスのホーネットを買おうと思えば2万円以上という高いハードルを超えなくてはなりませんでした。7番の追加販売は複座機ではありますが最低限の予算で購入することができるので良いことだと思います。

 

Mシリーズの複座型ホーネットは完成度が高かったので今回のモデルも期待していました。1〜6番機のセットを購入した方達も7番機を揃えて飾りたいという要望はきっと多いと思います。ネット通販を見ると早々にSold Outになったお店もよく見られました。

 

…とはいってもやはり1〜6番機があってこそ映える7番機です。今回の商品展開については1〜6番機セットを大枚はたいて購入したヘビーユーザーを裏切ることもなく、かつ7機コンプリートを実現できる付加価値を与えるという点では興味深い戦略だと思います。

 

さて、この7番機は予備機としてレギュラー機体にトラブルが発生した時の代役として活躍することがあります。各地の基地に遠征してフライトを行うことが多いアクロバットチームは機体トラブルとの戦いを避けて通ることができませんから、予備機の存在は大変重要といえます。

 

複座型の特徴を活かして、後席にプレス関係者を載せて招待飛行を行ったり、フォトセッションを担当することがあります。2009年に米空軍のサンダーバーズが来日した時にも複座機が単独で離陸し、1時間ほど飛行して帰ってきたのを見たことがありますが、おそらく記者をのせて体験搭乗を行っていたのだと思います。

 

左はセット販売でのみ入手できる単座機、右が今回の複座機です。機体シルエットは同じですがキャノピーの大きさの違いによる、背中の黄色いストライプのイメージが異なります。

 

戦闘機モデルは装備品が楽しみのひとつですが、残念ながらアクロバット仕様ということでこのモデルはクリーン形態そのものです。

 

今まで発売されているアクロバットチームのうち、予備機を勢ぞろいさせてみました。今思えばMシリーズの第1弾は左のサンダーバーズの予備機でした。サンダーバーズは最初に複座機を発売し、その数年後に6機セットをリリースするという形をとっておりブルーエンジェルスとは正反対でした。

 

ブルーインパルスの予備機はポジションナンバーが空白のままで、機体トラブルが発生した場合はその場でポジションナンバーを張り替えて代役を務めます。ブルーエンジェルスの場合はあらかじめ7番機のポジションナンバーが記入されています。これは米軍アクロチームには単座と複座が混在しているので、複座機をハッキリしておくという意味もあるのでしょう。

 

プレス関係者を後席に乗せての招待飛行についての記事を読んだことがあります。羨ましいように思えますが、戦闘機に乗るためには丈夫で健康な体である事が求められると共に正確な記事を書く能力が求められます。搭乗するまでにはいくつもの検査やレクチャーを受ける必要もあり、考えているほど楽なものではないそうです。

 

シンプルな塗装のブルーエンジェルスですが、主翼の下にはU.S.NAVYの大きな文字が描かれており賑やかな印象を与えます。

 

ブルーエンジェルスのF/A-18を最初に発売したのはヘルパですが、そのモデルに比べると塗装技術は改善されてきたと思います。

 

軍隊アクロバットチームの最大の活動目的は広報活動です。その高度な技術で軍隊に興味を持ってもらい理解を深めてもらうこと。それはリクルート活動でもあり、納税者に対して装備品を紹介する事でもあり、「兵器を正しくコントロールできる」という技術と姿勢を表現する事にあります。

 

さてダイキャストモデル界においてアクロバットチームの次の展開はヘルパからF-4ファントム版ブルーエンジェルスが発売されます。この展開もユニークでまずは6番機が単独で発売されるようですが、次いで5番機が出されるようです。公式サイトでも順次単独で発売し、最終的には1〜6番機を揃えられるようにする計画がアナウンスされています。

 

今回のパッケージはユニークなブルーパッケージです。ブルーエンジェルスのシリーズとして統一感が図られている点が良いですね。

 

参考)こちらが1〜6番機のパッケージです。

 

 

実機

 


[20131206] 4897000367976  4998  5880


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