No.228 DDG163 AMATSUKAZE JMSDF by DeAGOSTINI
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デアゴスティーニ自衛隊モデルコレクションから護衛艦「あまつかぜ」が発売されました。今回は退役艦ということで時代を感じさせる点が多く見られました。 |
海自初のミサイル護衛艦。
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あまつかぜは海自初のミサイル護衛艦です。古来の海戦は洋上艦同士の戦いが中心だったのに対し、空母や航空機、潜水艦等の発達により空中、海面、海中と立体的な戦闘能力が求められるようになりました。艦隊防空任務を担うミサイル護衛艦ですが開発には試行錯誤の繰り返しだったようです。
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今回のモデルは1971年に行われた2回目の近代改修の姿だそうです。既出の現役護衛艦モデルと比べると、さすがにシルエットには時代の古さを感じさせるものもあります。艦首底部のソナードームが無いのも今風の護衛艦と大きく印象が異なる部分だと思います。
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たいへんスッキリとした後部で、今では必須ともいえる飛行甲板も装備されていません。最後尾にはクレーンが付いていますが、その使い道については付属のマガジンでは説明されていませんでした。旧軍艦なら着水した艦載機を回収したりしたのでしょうが、あまつかぜの場合はミサイルを吊ったりするのかな?
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前部甲板には68式50口径76mm連装速射砲を2基装備し、「背負式」と呼ばれる段差を設けた配置をとっています。その後ろには落射式の魚雷発射装置を装備しています。
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第2煙突後方に設けられている2機のパラボナアンテナはミサイル護衛艦の特徴です。このアンテナでキャッチした情報を基にミサイルを誘導しますが、アンテナが二つあるのは一つが誘導している間、もう一つが次の目標の探知を行うためだそうです。
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後部甲板にポツリと設けられたターターSAM発射機。迎撃ミサイルの飛翔速度はマッハ2で最大射程は16kmだそうです。
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一発のミサイルを発射するためにこれだけのスペースを割いていることが大変興味深いですね。発射時の噴射の影響を避けるために周辺に何も置けなかったものと思われます。
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艦上構造物のパーツは左右分割式です。写真で拡大すると合わせ目が目立つように見えますが、実際もモデルは小さいのでほとんど目立ちません。左右に設けられたボートのパーツですが、これは個体によってかなり精度に差が見られました。斜めに取り付けられているものが多かったのでチェックしておきたいポイントです。
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話はそれますが艦艇といえば大流行の「艦これ」が浮かんできます。そういう私も提督デビューして早2ヶ月が経過し日課となっています。自衛隊モデルコレクションの後は「艦これコレクション(?)」なんか出して、軍艦モデル(フィギュアセット)と艦娘マガジンをつけたら大ヒットしそうですね。
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DDGの驚くべき進化…。ミサイル護衛艦はイージスシステムを持つ最強の楯へと大きく変貌していきます。時代の差による技術の違いはあるにせよ、設計思想とそのシルエットは全く別物ですね。
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あまつかぜは当初、排水量2,600tで設計されていましたが、それではターターシステムが運用できないということで3,050tへと拡大されました。そしてイージス艦「こんごう」は7,250t!艦艇の大型化はとどまるところを知りません。
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対空兵器の進化がよくわかる部分です。手前の「あまつかぜ」のターターはミサイルを1発単位で発射するのに対し、奥側「こんごう」のVLSシステムはミサイルを垂直に打ち上げるとともに複数の連続発射が可能です。さらにヘリ甲板を設けることもでき、運用の幅が広がっています。
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1/200ダイキャスト戦闘機に比べると、このところ順調なリリースが続くデアゴスティーニの護衛艦モデル。さて次のモデルは何になるのでしょうかね?最新鋭の「あきづき」や南極から帰ってきた「砕氷艦しらせ」あたりだと嬉しいかな。
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■DDG163 あまつかぜ
基準排水量:約3,050t
全長:131m
全幅:13.4m
吃水:4.2m
主機:蒸気タービン2基2軸
出力:60,000馬力
速力:約33ノット
兵装:
ターターSAM発射機×1
76mm連射砲×2
短魚雷落射機×2
乗員:290名 |
実機 -
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[20140318] 4910243830448 2490 2490
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