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No.231  DDK103 AYANAMI JMSDF by DeAGOSTINI




デアゴスティーニ自衛隊モデルコレクションの31号に付属する海上自衛隊の護衛艦「あやなみ」です。今までの中では潜水艦を除いて最も小さい艦艇です。

海自独自の潜水艦キラー。

デアゴスティーニの自衛隊モデルコレクションから護衛艦「あやなみ」がリリースされました。前回の「あまつかぜ」に続いての退役艦となりますが、デザインから時代背景を感じることができますね。

 

付属冊子によると戦後初の国内建造艦「はるかぜ型」、「あけぼの型」、「いかづち型」の結果を経て建造された護衛艦だそうです。主に対潜能力を重視しており7隻もの同型艦が作られました。

 

艦尾に設置されている曳航式ソナー。竣工時は爆雷投下軌条が設置されていましたが、改修時にソナーに変更されています。本モデルでは改修された後の状態が再現されています。

 

艦首で目立つのは背負式の3インチ連装砲×2門で、見た目のボリューム感があり現代艦とはだいぶ雰囲気が違って見えます。艦橋も面白い形状をしていますね。また「あやなみ」は自衛艦で初めて放射能塵洗浄装置を備えたそうです。

 

艦の後部も賑やかです。写真ではわかりづらいですが小さな煙突の間には53cm4連装魚雷発射管が装備されています。後ほど現代艦との比較を行いますが、スクリューもかなり小さいという印象です。

 

「あやなみ」は長船首楼とよばれる特徴的な構造をしている艦艇だそうです。構造上、艦首からの甲板と後部甲板のつなぎめに傾斜甲板ができ、ここは「オランダ坂」と呼ばれていたそうです。大きな造船所がある長崎の地名から名付けられたそうですがシャレが効いてていいですね。

 

このモデルはかなり小さいこともあり、パーツの合わせ目などで特に物言いしたくなるような難点はないと思います。モデルの作り方も艦体部分を全て金属パーツにするようになったので、手にした時に程よいヒンヤリ感とズッシリ感を楽しむことができます。

 

護衛艦のような大きな建造物をスケールモデルで制作するのは大変だと思いますが、現存しない艦を資料を参考にして開発するのも大変な作業だと思います。(2次元の絵からフィギュアを作り出す原型師さんもすごい事だと思いますが…)

 

ここで汎用護衛艦「たかなみ」との比較です。標準的な護衛艦として決して大きな艦ではない「たかなみ」ですが、それと比較しても手前の「あやなみ」の小ささが際立って見えます。その時代の建造技術の差もあると思いますが艦内の居住性も全然違うでしょうね。

 

だいぶ充実してきたデアゴスティーニの艦艇コレクションですが、予定ではまだまだ続くので楽しみです。このところ1/200軍用機のダイキャストモデルのリリースが芳しくないため、この艦艇モデルのリリースペースの好調さが目立つようになってきました。開発のコツもつかめてきた頃なのかもしれません。

 

■DDK103 あやなみ

基準排水量:1,723t

満水排水量:2,400t

全長:109m

全幅:10.7m

吃水:3.6m

主機:三菱エッシャーウイス型スチームタービン×2基

速力:約32ノット

兵装:

 3インチ連射砲×3

 ヘッジホック×2

 53cm4連装魚雷発射管

 短魚雷落射機

 可変深度ソナー

乗員:220名

実機

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[20140513] 4910243820647  2490  2490


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