No.233 Rafale B by DASSAULT AVIATION PREMIUM X
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今回はちょっと珍しいモデルを見つけました。ダッソーが提供するオフィシャル・モデルという商品をフランスから取り寄せてみました。注文には多少リスクもありましたがちゃんと届くものですね。
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ダッソー・アヴィエーションの公式モデル、PREMIUM Xの複座型ラファール。
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今回は包装箱からのご紹介です。これはフランスから届いた航空便ですが発注してから約1週間ほどで届きました。今回のモデルの本体価格は24,17ユーロですが送料が26,67ユーロと費用の方が高くつきました。それでも遥々ダッソー社のお膝元であるフランスから飛んできたと思うと感慨深いものがあります。
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今回のモデルはこちら。あまり見慣れない商品だと思いますが、箱はかぶせ式となっており、ブリスターも少し高級そうな雰囲気でパッケージされています。これはダッソーアヴィエーションのグッズショップを販売するサイトから購入できる1/200スケールダイキャストモデルで、メーカーのオフィシャルモデルという位置づけだそうです。このようなカテゴリーが存在するとは知りませんでした…。サイトはフランス語と英語のみ対応ですが翻訳ソフトを使えば何とかいけます。
http://www.thestore-dassault-aviation.com/
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箱の裏側を見るとその構成はもうMシリーズそのものでした。ただし機体シルエットなどはMシリーズよりもシンプルなラインで描かれています。これはホーガンのOEM商品なのか、それともたまたま酷似していただけなのか…は不明です。Webサイト上ではオフィシャルモデルとだけ紹介されていますが、箱には「PREMIUM X」というブランド名らしきロゴが入っています。
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左はMシリーズのラファールM、右が今回のラファールBです。同じラファールでもキャノピー形状でだいぶ雰囲気が異なります。Mシリーズのラファールは2バリエーションのみでその後の展開も乏しいので、今回のような複座型モデルは非常に興味深いところでした。ちなみにダッソーストアではラファールのすべてのサブタイプについてモデルが用意されています。
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私の頼みの綱であるWikipediaを読んでみると、M型は海軍仕様で、空軍型は複座がB型、単座がC型だそうです。通常空軍の戦闘機は単座型が主力となりますがフランスについては複座のB型をメインに採用したようです。これは各種ミッションにおいて二名が搭乗した方が効果があるという判断によるそうです。
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それでは比較を…まずは正面から。撮影アングルが違ったため、だいぶ違う印象の機体のように写ってしまいましたね。しかし実際のモデルを細かく見比べていくとこの両機は全く別のメーカーが作ったモデルだということがわかってきます。
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機体側面から。接地した際の迎かえ角が全く違いますが、これは空母カタパルトに対応した前脚を持つM型が若干上を向いてしまうためでしょう。
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最も大きな違いが見えるのが機体前部です。キャノピーは単座/複座という違いがあり、そのシルエットと印象を大きく変えて見せます。前脚もM型はカタパルトに接続するバーの部分まで再現されています。右のB型はレドームが下を向きがちですが、これは実機でもそうなのかモデルのクセなのかは実機を見たことがないので何とも言えません。
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面積が大きい主翼表面の処理ではMシリーズの方がキメが細かく、PREMIUM Xの方は塗膜が厚いという状況でした。やはり1/200戦闘機モデル作りにおいてはMシリーズの方に一日の長があるようです。
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機体後方からみたシルエットはほぼ同じように見えます。ステンシルやモールドは欧米仕様とも言うべきか最低限というレベルです。
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斜め前方から。芸術の国フランスらしく美しいデザインの戦闘機です。左のMシリーズの方がシャープさが感じられると思います。
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コックピットの右前に設けられた受油ブームはだいぶ形状が異なります。またコックピット後方にあるカナード翼の合わせ目処理はMシリーズの方が上手くできていると思います。
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複座型の戦闘機は単座機に比べると機体スペースが狭くなるため燃料タンクが若干小さくなるというデメリットがありますが、基本的には単座機と大きな違いはないそうです。ただ2名体制になるとどうしてもクルーが倍の人数必要になるので人件費の他にも教育体制や勤務シフトなどの運用面で負担が大きくなってきます。高高度の上空で繰り広げられる戦闘機のミッションにおいて一人の方がやりやすいという意見と、二人の方が判断に優れるという声に分かれるようですが、ミッションの内容によって使い分けるというのが最近のトレンドかもしれません。
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結論的にはこのモデルはホーガンの既存金型のOEM商品ではないな…と思います。願わくば全日空商事さんのように徹底的にディテールにこだわったオフィシャルモデルというジャンルが出てくると面白いように思いました。
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数年前であればヘルパもガリバーも元はホーガンが生産を担っており、この1/200スケールジャンルを独占していると思っていましたが、このようなモデルを製造するメーカーが他にも出てくると思うとこの先の業界動向がとても気になります。
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両機による姿勢の違いです。奥のM型はカタパルト用の前脚を伸ばしきった状態が再現されているため機首が上を向いてるのに対し、手前のB型は通常型なのでほぼ平行という違いがリアリティを感じさせてくれます。
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ラファールは地を這うようなローアングルから眺めると格好いい戦闘機です。私の撮影技術ではまだ実現できませんが、いずれは背景を加えた地上レベルからの写真を加えてみたいです。
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武装は大型のドロップタンクをはじめ、胴体脇や翼端のランチャーまで使ったフル装備状態が再現されています。残念ながら接着剤のはみ出しが見られ、アセンブリ技術についてはもう少し改善の余地があります。
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ヨーロッパでは伝統的に採用されているデルタ翼機。ラファールはクロースカップルド・デルタ翼と呼ばれ、カナード翼との組合せが採用されています。空自のF-X計画では初期候補に上がっていましたが具体的な調査対象には進まず、残念ながら空自カナード翼機の導入は実現しませんでした。
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ランディングギアやハッチの作りをみると完全にMシリーズ版とは別物の金型ということがわかります。果たしてどういったメーカーが製造を担っているのかがとても気になりますね。もしかしてダッソーの製造部門が直接開発していたりして!?
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以上ダッソーアヴィエーションのオフィシャルモデルのラファールBでした。社では他にもC型、M型や特別塗装機が販売されている他、1/72スケールモデルも提供しています。正直なところMシリーズ等の品質にはかなわない部分がありますがメーカー公式モデルというジャンルは新しいかも。
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■BOXより転記 The Rafale omnirole combat aircraft is produced as single and two-seater in Air Force and Navy variants featuring extensive commonality.
The Rafale B is a two-seat combat aircraft optimized to accommodate a two-man crew.Since the possibility of producing a two-seater had been considered right from the preliminary studies,the Rafale B was equipped with a similar airframe to that of the single-seater,with a fuselage of the same length.
With 9,500 kg of external carrying capability,the Rafale B can perform a wide range of missions proviously requiring dedicated types of aircraft:air superiority,air defense,ground attack,aerial reconnaissance,pilot training sorties and nuclear deterrence.The aircraft is operational in the French Air Force and combat proven.
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実機
 
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[20140527] ************* 24,17? 24,17?
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