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No.242  C-1 58-1007 402sq Iruma A/B JASDF by Gemini200

Gemini200シリーズからC-1シリーズの第6弾が発売されました。このところC-1FTBやEC-1といった派生機が続きましたが今回は記念塗装バリエーションです。2014年はこれが最後のレビューになるかな。

 

第402飛行隊の創設50周年を記念した特別塗装機。

Gemini200シリーズのC-1ダイキャストモデル第6弾として発売されたのは「からし色」とも呼ばれていた記念塗装機です。なかなか通常の記念塗装機では見られないカラーリングであり、恰好よさという視点からいうと結構微妙ですが、実機を見たことがありましたので愛着をもって購入いたしました。

 

このモデルの見どころのひとつは白いエンジンナセルに描かれたメッセージです。「飛べ永遠に守る人がいる限り伝統を未来の力へ 2航空隊」と手抜きせずにきちんと書かれています。写真でもオリジナル画像を拡大すれば読める細かさですが、肉眼で解読するのは難しいでしょう。タンポ印刷も究極レベルだと思いますが、米粒に写経を書き入れる技を思い出しますね。

 

この記念塗装機は埼玉県にある入間基地をベースとする第402飛行隊の創設50周年を祝って登場したものです。機番は007と少し古めの機材が選ばれたようですが、対象となる機体はメンテナンスとかリペイントのタイミングをみて選ばれるのでしょうかね。

 

撮影記録を振り返るとこの記念塗装機は2008年9月28日に実機を撮影していましたが、この日は体験飛行イベントが入間基地で行われていました。CH-47Jとにもこの機体も駆り出されていて「空自さんはわかっているなぁ〜」と思った次第です。

 

航空雑誌やモデルの説明書による資料では、記念塗装の当初案は歌舞伎をイメージした紅白の派手なデザインが用意されていたそうです。しかし最終的には砂漠をイメージしたというこのカラーリングが採用されました。説明ではイラク派遣に従事していた第401飛行隊に敬意を払ってという事だそうです。しかし曲がった見方かもしれませんが、フル塗装は作業量が多すぎて断念したのではないか…と邪推しています。

 

Gemini200シリーズのC-1の共通仕様ですが、車輪は回転してタキシングを行う事もできますが後部ハッチは開きません。最近はハッチが開くC-130のモデルが出てきているので気になるところではあります。個人的には壊れそうな「可動」でなくブロックごと差し替え方式でもいけるのではないかと思っています。

 

機体背面です。輸送機のモデルは1/200スケールといっても戦闘機ほど形状が複雑でなく細かいパーツも少ないので品質は安定しているものと思われます。

 

それにしても日本でしか運用されていないレアな機体をモデル化(企画)してくれるガリバーさんには感謝したいと思います。それにしても先に発売されている通常塗装の031号機は6912円でしたが、この記念塗装機は9288円ですから約1.3倍に値段が上がっています。この点については頭がいないところですね。

 

平成26年の航空観閲式で初の公式飛行を行ったXC-2。開発が予定より遅れているためC-1の運用もそれだけ延長する必要が出てくるものと思われます。ダイキャストモデルの方ではまだモデル化の噂も聞こえてきませんがP-1、XC-2共にいまから楽しみです。ダイキャストモデルでも共通部品を意識した同時開発を行えば話題性も高まるかも?

 

三色カラーを揃えてみました、迷彩パターンは同じですが、色の濃淡を使い分ける場所が異なるのでイメージが大きく異なります。右の蒼塗装は全色全て塗装替えですが、今回の50周年記念は実は通常塗装機の緑色の部分を黄色に替えただけなのでした。

 

もうこれでC-1のバリエーションも出尽くしたかな…と思いきやまだありました。一つは短距離離着陸の実験機として開発された「飛鳥」があり、もう一つは機首先端にF-15イーグルのレドームを装備したバージョンです。商業的には「飛鳥」の可能性はあると思いますが、後者は失敗するリスクは大きいかな?

 

BOX裏より転記

■川崎C-1

航空自衛隊は、発足直後に米軍からカーチスC-47輸送機が供与されたが全てが中古機だったため、1996年から国産ジェット輸送機の開発に着手した。1967年には正式に川崎重工が主契約社となり、各メーカーが協力するかたちでC-1の生産が決定した。原型機となったXC-1は1970年11月12日に初成功に成功し、最初に入間基地の第402飛行隊、続いて美保基地の第401飛行隊(C-130Hを受領すると小牧基地に移動)、同じく美保基地の第403飛行隊に配備され、計31機が生産された。原型機が初飛行してから約44年が経過し、後継機となるC-2は各種トラブルの影響で配備計画が遅れるため、当分の間C-1はC-130Hと共に航空自衛隊の主力輸送機として使用される。2008年には第402飛行隊が所属する第2航空隊が創設50周年を向かえ、C-1の007号機に記念塗装が施された。この塗装は松葉色部分をカーキ色に変更し、小牧基地の第1航空隊がイラク支援復興任務を下支えしている気概を意味し、エンジンポッドにはロゴマークが描かれています。

 

■Kawasaki

C-1

JASDF was supplied with Curtiss C-47 transporter aircrafs from U.S.force soon after its founding,but they were all secondhand,so they launched development of domestic jet transport since 1966.In 1967,Kasawaki Heavy Industries,Ltd.Was officially became prime contractor,and with several manufactures' cooperation,C-1' production was determined.The original model of XC-1 succeeded in its first flight on 12th Nov.in 1970,and it was firstly deployed to the 402SQ.of Iruma AB and to the 401SQ.of Miho AB secondly(It moved to komaki base after receipt of C-130H),and to the 403SQ.of the same Miho AB,and total 31aiecrafts were produced.44yeras passed since the original aircraft's first flight,but the troop deployment of C-2 as successor aircraft of C-1 was delayed due to several trouble,and C-1 is still used as main transport aircraft of JASDF as well as C-130H.

In 2008,with the 50year's anniversary of the 2nd fleet to which the 402SQ.belongs,theC-1,No.007 was painted in the special color.Specifically,the dark green color was changed to khaki expressing the spirit of the 1st squadron which assists the reconstraction work of Iraq,and the logo mark is placed on the engine pod.

 

●スペック(Specifications)

乗員 Crew:5

全長 Length:29.0m

全幅 Wingspan:30.6m

全高 Height:9.99m

空虚重量 Empty weight:24t

最大離陸重量 Max take off weight:45t

最大積載量 Max payload:8t

エンジン Engine:P&W JT8D-9 Tubofan engine ×2

推力 Thrust:6,600kg ×2

最大速度 Max speed:800km/h(Mach 0.76)

巡航速度 Cruise speed:650km/h(Mach 0.65)

航続距離 Range:1,500km(Max payload)

実用上昇限度 Service cailing:11,600m

最短離陸滑走距離 Take off distance:460m

最短着陸滑走距離 Landing distance:600m

 

実機



 

 


[20141221] 0549032361197  8359  9288


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