No.266 SR-71A Smithsonian
Museum by Airforce1
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研究用で購入したモデルですが、Airforce1ブランドでプロデュースされているスミソニアン博物館の保存機を対象としたコレクションシリーズです。機種のよって1/144なども展開しています。
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スミソニアン博物館の保存機をラインナップした低価格シリーズ
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本モデルの存在は以前にネットで見かけた事がありましたが、当時は情報量も少なく2,600円という価格設定からプラ製完成品だと思っていました。しかし実際には正真正銘のオールダイキャスト製モデルでした。ヘルパ等に比べるとパッケージングには安っぽさを感じますが、博物館に立ち寄ったお客さんが記念に購入して帰る…というようなターゲティングした商品という印象です。
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箱を開けてみればビックリ。重量感あふれるオールダイキャスト製モデルでした。写真には撮っていませんが金属製のディスプレイスタンドまで付属して2,600円です。安全性の観点からかピトー管が省略されているのが前年ですが、価格高騰が著しいダイキャストモデル業界において、この低価格でこれだけの製品を発売できるのは大変興味深いものがあります。
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ダイキャストモデルの高級品と名高いヘルパ製モデルと比較してみましょう。左がヘルパ製で右が今回のAirForce1モデルです。ピトー管の有無、マーキング類の再現性、つや消し塗装、繊細なモールド、そしてパッケージングなどやはりヘルパ製はさすがの出来!しかし価格は1万円を超えることを忘れてはいけません。
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本モデルは塗装がツヤツヤで塗膜も厚いため、精密感が弱く見えてしまいます。しかし2,600円という価格はやはり驚異的です。価格は倍になってもいいので5000円くらいでより洗練されたモデルが提供されればコレクターは大喜びでしょう。
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AirForce1がこの低価格でモデルを開発できた背景には、事前に1/72スケールの同機を開発していた事も大きな要因と思われます。機体のモデリングデータを作成する必要がないため、あとはダウンサイジングをどう行うか考えればいいのです。
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管がないとちょっと締りませんが、1/72の実績を継承していると思われますので造形については文句なしです。
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AirForce1ブランドは比較的最近広がってきたブランドですが、1/72スケールが中心でF-22やF-35、V-22など最新機種をリリースしてきた印象を持っています。面白い商品を出すメーカーだなと興味は持っていましたが、スケール違いなので購入には至っておりませんでした。
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SR-71のタイヤは銀色だったという話を聞いたことがありますが、その意味では本モデルはタイハが銀色で忠実に再現されている事になります。残念ながら実機を見たことがなく、そのイメージが掴めませんが米国の博物館に行けば確かめられるのかもしれません。
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以前は沖縄の嘉手納基地に配備され、その妖しいシルエットを実際に見ることができたSR-71ブラックバード。人工衛星が発達したこの時代ではさすがに復活する事はないと思いますが、やはり飛行している姿を見てみたいものです。
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以上、Airforce1が提供するスミソニアン博物館シリーズでした。同シリーズには1/144スケールのV-22オスプレイなどがラインアップされていますが、なんとそのモデルでは格納時の主翼回転機構までが再現されているそうです。しかも価格は3千円台です。秋に行われるホビーショーでも展示されるかもしれませんね。
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■BOXより転機
SR-71A BLACKBIRD 1/200 SCALE
Lt.
Col. Raymond Yeilding & Lt.
Col. Joseph Vida,1990
Developed
by Lockheed's iconic Skunk Works
division in the 1960s, the SR-71
Blackbird holds the world record
for the fastest air-breathing manned
aircraft. The SR-71A flown by Lt.
Col. Raymond E. "Ed" Yeilding
and Lt. Col. Joseph T. "JT"
Vida on March 6,1990 - the aircrafts
final U.S.military fight - traveled
from L.A. to Washington D.C. in just
1 hour, 4minutes, and 20 seconds.
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実機

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[20160915] 4548565312894 2808 2808
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