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No.267  B-1B 85-0073 9th Bomb squadron Dyess A/B U.S.A.F by Herpa

2016年9月、北朝鮮の核実験に対して韓国の烏山基地に配備されたB-1B爆撃機が、タイミングを図ったように発売されました。

超低空侵攻任務をこなす米空軍の槍、VG翼超音速爆撃機ランサー。

ヘルパは年1回のペースで大型機の新金型を提供してくれていますが、現実世界でも話題になっているB-1Bが発売されました。同機はステルス製を有しているらしく、静かにいきなりやってきました。

 

 

MシリーズのF-35発売依頼1/200スケールは話題に事欠いた2016年でしたが、やっと明るい話題が出てきました。それでは待望の新金型をチェックしてみます。本体、主翼はダイキャスト製ですが軽い金属で作られています。機首には特徴的なカナード翼が付いています。コックピットはクリアパーツが採用されており、内部まで造形されていそうです。

 

 

今回のサプライズギミックがこちら。B-1Bは昇降用タラップを主脚後方に内蔵しており、使用時を再現することができるようになっています。しかし一切の説明は書いてなく、「見ればわかるだろ?自分で考えろ」というスタンスのようです。

 

 

昇降用タラップのパーツです。上から閉じた状態のカバー、タラップです。下の二つはパーツを引っ掛けて取るための棒ですが、まさかのスペア付き。おそらく爪楊枝でも代替できると思います。主脚は固定式ですが、このサイズになると1/72戦闘機とほぼ同様です。差し替え式モデルが出てきてもいいように思います。

 

 

主翼はうれしい金属製で、もちろん開閉が可能です。ユニークだったのは主脚が収まっている部分の隙間の処理です。完全に開ききる前は空洞ができますが…。

 

 

主翼を全開状態にすると隙間を埋めるカバーパーツがせり出してきます。これは細かい!しかしこのギミックが悪影響を与えている部分も否定できません。可動時に引っかかりがあり、スムーズな開閉ができない個体が多いようです。

実際私の個体は”パキッ”という音と共に左主翼側のカバーが姿を消しましたが、おかげで動作はスムーズになりました。隙間は生じるものの我慢できる許容範囲だと思います。

 

 

ヘルパは見事に米軍爆撃機の3機種をモデル化してくれました。3機揃って記念撮影をと思いましたが機体が大きすぎて苦戦しました。

 

 

米軍爆撃機3機種のそろい踏み。各機とも個性的で存在感があり、戦闘機とは違った凄みが感じられます。

 

 

どこかアザラシを連想させるB-1Bの顔です。乗員は操縦、システム含めて4名で構成されます。

 

 

B-1Bの愛称はランサー(槍騎兵)と名付けられていますが、B-Oneというスペルからボーン(骨)とも呼ばれているそうです。この機体が与える印象からはボーンの方が似合う気がします。

 

 

B-1Bといえば漫画「エリア88」でサキ司令官が搭乗したことが有名であり、そのイメージが強いファンの方も多いことでしょう。劇中に出てきた「死の翼」という表現も印象的でした。

 

 

B-1Bは大型爆撃機でありながら可変翼を採用し、超音速飛行を実現するという珍しい機体です。アフターバーナー付きエンジンを4機装備し、流線型の美しいブレンディッドウィングボディの機体となっています。

 

 

2016年9月。北朝鮮が5回目の核実験を行った事への対策として、米軍はB-1Bを韓国の鳥山基地への配備を実施しました。移動の途中で空自F-2との訓練写真(どう見ても護衛に見える)が公開されましたが、同盟のメッセージが込められた強烈な1枚でした。グァムからも2時間で北朝鮮まで飛行できるそうですが、韓国に配備されたことで何かあれば数分のうちに打撃を行うことができるでしょう。

 

 

B-1は核兵器を搭載できる戦略爆撃機という印象が強いですが、第二次戦略兵器削減条約(START II)の対象となり現在は全ての機体から核兵器の搭載能力が取り除かれています。今は緊急近接航空支援という任務が与えられていますが、マスコミでも戦略爆撃機として各装備できる機体が北朝鮮に向けて睨みを効かせているという誤認が広がっているようです。

 

 

待望の新金型、ヘルパのB-1Bランサーでした。本モデルはテキサス州のダイエス基地に所属する機体が再現されています。個人的にはつい最近海外研修でテキサス州に行ったので思い入れもあります。ダイエス基地の位置関係を調べてみましたが、ダラスの西300kmにあるようです。うん…遠い。日本と違って簡単に立ち寄れる距離感ではありませんね、さすが大陸。テキサス州だけでも日本の2倍の面積があります。

 

 

 

■BOXより転機

The supersonic B-1B Lancer, popularly also nicknamed "Bone" (from "B-one"), is an integral part of the US Air Force's arsenal and one of the most powerful military jets worldwide. Its variable geometry wings (or "swing wings") are adjustable between 15 and 67.5 degrees, with which ideal flight properties at various altitudes and speed, as well as short take-off and landing distance can be achieved.

 

The B-1B, powered by four jet turbines, is able to carry an enormous bomb load or several cruise missiles, and achieves a range of nearly 7,500 miles. Further proving its performance, it set 40 world records. The US Air Force currently has no less than 60 of these impressive planes in service. No less impressive is the new model of this bomber, especially since its wings are articulated. As a little accessory, we've included the crew's entry stairs as an exchangeable component.

 

The original of this model is the B-1B with the serial identification 85-0073 based at Dyess Air Base in Texas. It is part of the 9th Bomb Squadron assigned to the 7th Bomb Wing of the strategic US Air Force component now called Air Force Global Strike Command. The squadron, already established in 1917, has a long tradition, and was reactivated in 1993 after a short hiatus, and has recently deployed its B-1B Lancers in various conflicts such as the war on terrorism over Afghanistan or Syria.

 

実機

 


[20160915]  4013150557924 11016 12960


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