No.268 F-15DJ 02-8072 AGR JASDF by M-Series
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    ホーガンMシリーズから空自アグレッサー秋の新作、5色が同時発売されました。一気に飛来したのはお財布に優しくありませんでしたが、満足度は高めです。 |
航空自衛隊の最強飛行隊アグレッサー:02-8072「ちゃいろ」
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M-Seriesから航空自衛隊のアグレッサー機が発売されました。1年前のホビーショーで展示されていたので1年越しにリリースされた事になります。前回のF-15Iからキャノピーが別パーツとして提供されるようになりましたが、今ひとつその意図がわからない謎仕様になりました。しっかりとしたピンがあるわけではないので接着しないとすぐに外れてしまうでしょう。
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キャノピーの取り付けは難しいものではないので文句はありませんが、HUDが省略されてしまった点についてはちょっと文句をつけたいところですね。造形や塗装、アセンブリについては安定した品質ですが、完成品モデルとしてサービスが後退したことは正直残念です。
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今回モデル化されたのは02-8072号機で「ちゃいろ」の愛称で呼ばれていた機体です。カラーリングはノーマルのF-15DJ塗装に茶色を1色足して、識別迷彩を施したものです。今回は5機の教導隊機が同時発売されましたが、その色彩やパターンはバリエーションが豊かなので揃えた時の喜びがあります。
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M-SeriesでF-15Dが発表された時、F-15の広い背面に対してモールドが全くないノッペリ仕様だった時には「これはない…」と思いました。しかしこれだけ派手な塗装を纏うと当時の懸念はだいぶ解消されました。ただやはりノーマル機を出すには厳しいと思います。
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空自アグレッサーの機体には、各機個別に独特な識別塗装が施されることで有名であり、それによりキャラクター性が高まって大変人気があります。1機ずつ色彩や迷彩パターンが異なる上、時代によって新作に塗り替えられるので数十種類の塗装機が誕生しています。
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アグレッサー部隊には各地の戦闘飛行隊から腕利きのパイロットが集められます。その最強部隊は空中戦技を極め、各地の基地へ展開し巡回指導を行います。空自パイロットも恐れる彼らですが、私達ファンへのサービス精神も旺盛です。レンズを向ければポーズを返し、機体を美しく見せる術さえ心得ているのです。
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M-Seriesの教導隊は一貫した装備で統一されています。空対空ミサイル模擬弾×4、電子戦POD×1、ドロップタンク×1の仕様です。機体下面にも識別迷彩が見られます。
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アグレッサー塗装機は是非とも定期的にリリースして欲しいですね。できれば時代考証も加えて同時期のモデルを揃えられるようにするとコレクションとしても価値が高まると思います。ネタには困らないと思いますが、同時に多数機を出すと財布が厳しいので小出しにして欲しいです。
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今回同時発売された5機種のパッケージですがとてもカラフルです。Mシリーズといえばブラックパッケージを思い出す方も多いと思いますが、あれはシールを張り替えるだけで使い回しができるので効率的といえます。今回は専用パッケージなので非効率かと思いましたが、あらかじめ生産数を計画していれば無駄になることはないのかもしれません。価格もかなり高くなっているので「5機も同時に買うのかよ〜」と思っていた気持ちがかなり緩和されたのも事実です。そしてどの箱に片付ければいいのかがひと目でわかるというメリットもあります。
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今回から後付け仕様となったキャノピーパーツです。メリットとしてはパイロットを搭乗させたりキャノピーを開いた状態のパーツに差し替えたりできるのでプレイバリューが高まるメリットが考えられます。今回に関しては差し替えがあるわけでもなく、HUDも省略されてしまうという”改悪”でしかありませんが、不良品率が高まるなどネガティブな背景があったのかもしれません。
しかしM-Seriesでは次回のF-22Aはキャノピー差し替え仕様で発売しますし、F-15Iのキャノピー開状態の画像もネットで見かけたので、今後はその方向に向かっていくと思われます。そうであればF-35Bの時からやって欲しかったぁ…。
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ボックス裏にはキャノピーが別パーツなので取り付けてね、という趣旨のイラストが書いてあります。確かにキャノピーを入れたビニール袋がセロテープ止めされただけなので「パーツ不足?」と間違えられる可能性が高いので、その対策を練ったように思います。しかしここまで品質をあげたのであれば取説ではなく、実機写真やリトグラフを掲載してくれたらコレクションとしての価値がより高まったものと思います。
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■BOEING F-15 The F-15 Eagle is an all-weather,
extremely maneuverable, tactical fighter designed to permit the operator to gain and maintain air superemacy over the battlefield.
The F-15 Eagle entered into service with USAF in 1976 and subsequently exported to Isreal,
Japan, and Saudi Arabia. Evolves from the basic design of F-15 with emphasis on dual-role capabilities,
the F-15E Strike Eagle entered service with the USAF in 1989.
The F-15E Strike Eagle is designed to perform air-to-air and air-to-ground missions.
An array of avionics and electronics systems gives the F-15E the capability to fight at low altitude,
day or night,and in all weather.
Variants of the F-15E are also in service with the air forces of Isreal,
Saudi Arabia, Singapore, and South Korea. (ボックス裏説明書より転記)
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実機


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[20160915] 4895185960173 6518 7668
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