No.273 F-22A TY018 325FW U.S.A.F by M-Series
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    ホーガンMシリーズからF-22Aラプターの第3バージョンが発売されました。今回はキャノピー差し替えによる開閉再現ができるようになりました。
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キャノピー差し替えで付加価値を高めるMシリーズのラプター
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ホーガンMシリーズからF-22Aラプターが発売されました。同機は既に何度か発売されていますが、今回のバージョンは開・閉二つのキャノピーパーツが別パーツとして梱包されており、駐機状態を選ぶことができます。
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キャノピー開閉の歴史について振り返ります。
最初に手掛けたのはヘルパのトムキャットでしたが開・閉それぞれのモデルとして発売されました。しかし決して安くはないダイキャストモデルを二つ購入するのは財布に優しいものではありませんでした。比較的高めの価格設定をしているヘルパは他社モデルとの差別化を図るため、キャノピー差し替えによる手法を標準仕様として、付加価値アップを図りました。しかし現在ではコストダウンのためか、評判が悪かったのかは不明ですがキャノピー固定モデルへ戻っています。
Mシリーズの動向を見ているとF-15Iからキャノピー別パーツで提供されていますが、開状態パーツが付属するわけではなく、結局はユーザーがパーツ接着する作業を押し付けられるだけの意味不明な仕様でした。ネットを見ているとF-15Iのキャノピー開状態のモデルを見つけることができますが少なくとも日本国内では案内もなく、商品化されているのかは不明です。
そして今回のMシリーズのキャノピー選択式F-22Aにつながります。ヘルパが中止した仕様をホーガンが採用する形となった訳ですが、価格高騰が止まらないダイキャストモデルにおいて少しでも付加価値を高める事を狙っているとも考えられます。今後もこの仕様が続くのか注目ですね。
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キャノピーを開けた状態のモデルを提供すると決めた以上、コックピット内部への配慮が欲しかったところです。具体的にはHUDがない事が大きな不満です。F-22Aの画像を見るとキャノピーを開けた場合にHUDがよく目立っており、特徴的な装置となっているからです。F-15DJアグレッサーの時はHUDが省略された上にキャノピーは閉じた状態のパーツを自分で取り付ける必要があり大きな不満点でした。このあたりはメーカーの迷走ぶりを感じてしまいます。ちなみにブリスターパックにはキャノピーパーツを収納するポケットが用意されておらず配慮は足りません。紛失する恐れもあるので注意が必要です。
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むしかえすようですが、最もキャノピー差し替え仕様を採用してほしかったのはこのモデルです。キャノピーを閉じたパーツが選べればホバリング状態が再現できたものの、開いた状態のみのため駐機状態に限定されてしまいました。
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手前が今回発売されたキャノピー開状態が可能の”TY”です。奥には発売済の旧モデル”HO”と”FF”を並べてみました。こうなると”AK”レターも揃えておきたくなってきました。しかしこうやって昔のモデルを引っ張り出してくると、旧モデルの値札をみて当時の買いやすさが痛感できます。
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時系列としては奥から手前へと進化してきます。第1弾に比べると第2弾以降は塗装の明暗が濃くなり、マーキング類も増えました。そして第3弾になるとキャノピー差し替えが可能となりました。塗装には若干の違いが見られる、完全再現するための塗料レシピの難しさを感じます。キャノピー内部に目をやるとシートの色が今回は黒に変更されていました。
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照明反射の影響もありますが機体色の違いがわかると思います。第1弾はかなり明るめでしたがまだステルス機が珍しく、十分な資料がなかったことを考えれば仕方のない事だと思います。最も光線状態によって大きく表情を変える塗装なので、正解を決めることも難しいでしょう。
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左が第1弾、右が今回のモデルです。明らかに塗装の濃淡が異なります。第1弾が発売された当時はヘルパのモデルと競合しないように、ドロップタンクを付けた状態で差別化を図りました。今回もモデルもドロップタンクを装着したフェリー形態が再現されています。
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左は第2弾です。第1弾ほどの違いはありませんが、比べてみると濃淡の”淡”の色が明るめになっていることがわかります。この塗装レシピの変更は最新の考証によるものなのでしょうか。
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世界が第5世代ステルス戦闘機の実用化に向けて大きな動きを見せていますが、既に10年もの運用ノウハウを蓄積している米空軍。導入当時は財政難から大幅な機数削減を迫られましたが、今になって再生産の話も出始めています。背景には他国のステルス機の実用化が影響していると思いますが、再生産となれば既にステルス機としては旧式化した機種になるのでダウングレードしたJ型を空自に提供する可能性は十分に考えられると思います。
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今回のモデルはティンダル基地に所属する”TY”レター機ですが、実は私のイニシャルと同じなのでお気に入りだったりします。
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ダイキャストモデルの価格高騰は頭の痛い問題ですが、その不満を緩和するために付加価値を上げるという考えには賛同したいと思います。ただし価格を上げることは購入にあたって選択や離脱というリスクを考える必要があると思います。高くても購入を続けてくれる消費者はロイヤルユーザですから、更なる付加価値アップを考え続けて欲しいと思います。それはギミックなどのプレイバリューという手法もありますが、生産数の開示やシリアルナンバーカードなど所有欲を高める方法もあると思います。
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実機
 

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[20161101] 4895185960425 5233 6156
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