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No.277  F-14A #114 VF-1 TOP GUN by TSM MODEL

久しぶりに1/200スケール界に新しい動きがありました。ミニカーが主力のTSMモデルが航空機モデルに参入しました。映画で活躍した仮想機という独自戦略です

 

名作「TOP GUN」を再現した新ブランド!マーヴェリックが駆るF-14。

TSMモデルから発売された話題の新商品です。TSMモデルはミニカーが主力のダイキャストモデルメーカーですが、航空機モデルに参入を果たしました。この商品が独特なのは実機モデルではなく、映画「TOP GUN」で登場した仮想飛行隊の機体を再現するという商品戦略をとっていることです。気になるパッケージは映画で使われたイメージを採用しています。

 

 

映画「TOP GUN」は1986年に初公開され、ちょうど30周年の記念の年を迎えました。私と同年代の多くの戦闘機ファンはこの有名すぎる映画を1度は見たことがあることでしょう。日本のF-14人気の立役者とも言われている名作で、航空祭にいけば今でもTOP GUNのBGMが流れてくることも珍しくはありません。

 

 

2015年の展示会で初披露されたTSMモデルのF-14。その時にガリバーさんがOEM協力を行っていると聞きましたが、実際に比べてみてもガリバー製でした。ガリバー製のF-14は主翼がプラ製であることが特徴です。

 

 

肉眼ではまず見えないと思いますが、キャノピー横にはパイロットネーム「L.T.PETE MITCHELL "MAVERICK"」と印刷されています。もちろん後席にはGOOSEの名前も。ちなみにダイキャストモデルの表面を超拡大するとけっこうザラザラしていることがわかりますね。

 

 

トップガンの映画では全く注目していませんでしたが、尾翼のエンブレムもちゃんと設定されていたのですね。飛行隊はVF-1とあることからアメリカ海軍であることもわかります。

 

 

F-14の主翼はもちろん開閉式です。1/200ダイキャストで世界初の主翼開閉を実現したのはガリバー社の功績でした。最近はMシリーズの機体を見る機会が多かったので、久しぶりにガリバー製F-14を手にして懐かしさを感じました。

 

 

映画の世界に登場する機体なので派手でもよかったのでは?と思いましたが意外にもほぼとロービジといえる塗装でした。ある意味でリアリティがあったのですね。

 

 

このモデルにはもう1種類あり、同飛行隊のエース”クーガー&マリーン”が搭乗した#203が再現されています。実際にはモデックスナンバーと目に見えないパイロットネームの違いしかありませんので2機の購入は見送りました。値段も7千円とかなり高いので…。

 

 

トップガンは迫力ある戦闘機の映像と大ヒットしたBGMでノリノリの映画でした。しかしリアリティという点からはツッコミどころが満載の映画でした。周囲に護衛のいない孤立した原子力空母。洋上高高度戦闘のはずなのに映っていた山並み。垂直尾翼がぶつかりそうな背面飛行でのバック・トゥ・バック。陸地での戦闘訓練中にアクシデントでベイルアウトしたにもかかわらず海に着水。兵器学校の卒業パーティーをしている最中に召集がかかり、異なる飛行隊のクルーがひとつの空母に移動し、敵機の侵攻に対応して実戦に突入。レーダーに2機の機影が映っていたMig-28が実は5機だったという謎のステルス性能。でも当時はなにも考えずに楽しんで観ていましたっけ。

 

 

ガリバー200はフル装備の美学というものをもったブランドでしたが、本モデルでは胴体下のパレットにはフェニックスも搭載しておらず、現実的な装備パターンとして再現されています。

 

 

TSM MODELではこの1/200スケールの他に1/72スケールを先行して発売しました。1/72ではマーヴェリックの他にアイスマンの機体がラインナップされています。発売は遅れているようですがジオラマキットやクルー・支援車両などのアクセサリーが別売され、映画の雰囲気を楽しむことができるトータル提案がユニークです。

 

 

売行きをみているとかなり早いタイミングで売切れになっているようです。1/72では追加受注が開始されたので需要より供給量が少なかったのかもしれませんが、いずれにせよ人気の高さを窺い知ることができます。

 

 

トップガンのダイキャストモデルと言えば実は先行者がありました。ヘルパが発売したMig-28でした。当初購入する予定はありませんでしたが、このTSMモデルの発売を知ってから「並べたい」と思いネットで探したところ、徳島のお店でやっと見つけることができました。

 

 

Mig-28はこの日のために買っておきました(笑)。

TSMモデルではTOP GUNの世界を広げるために、このMig-18の(ヘルパからの供給を受けて)増産と仮想敵機のA-4スカイホークをモデル化することに期待したいです。

 

 

ドッグファイト。長射程でのミサイル戦を得意とするトムキャットですが大型の機体ながら劇中では激しいドッグファイトを披露してくれました。TOP GUNは30年ぶりの続編が制作されており、マーヴェリックは教官に、機体はF-35に、敵は無人機へと変わるようです。時代の変化を感じさせる出来事ですね。

 

 

パッケージを開くと劇中のシーン(以外も)のイメージが印刷されています。こちらのシリーズでは機体の他にも空母デッキや車両、クルーの発売を予定しています。”WING COLLECTION”とあるので今後も続いていくと思われますが、気になるのは以降の展開です。もしかしたらナイト・オブ・スカイのミラージュとかベスト・ガイのF-15Jとかがラインナップされるのかな(笑)

ガリバーとヘルパがサポートすれば実現できますね。

もしかしたらイントルダー怒りの脱出?…が出たら歴史的な商品になるかも(笑)

 

 

 

実機

 


 

 


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