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No.281  YS-11P 52-1152 402sq JASDF by ANA Trading

期末決算セールで購入したYS-11Pです。このモデルの存在には全く気付いておらず、「掘り出し物」として出会う形になりました。

 

戦後初の国産旅客機がベースの空自向け人員輸送機

全日空商事がリリースしたYS-11のバリエーションモデルです。同機種のダイキャストモデルは私も数機所有していましたが、こちらのモデルの存在には気づくことができませんでした。従来モデルは箱がフリップタイプとなっており、開くと中を見ることができるようになっていました。しかしこのモデルは「キャラメル箱」となっていて中身を確認するためにはブリスターパックごと出さなければいけない簡易型パッケージでした。

 

 

当機は入間基地で空自の第402飛行隊が運用した機体で、人員輸送を中心として使用されていました。C-1輸送機と同様に入間基地にいけばよく見られる機体という印象でした。YS-11は戦後初の国産旅客機として有名で、エアラインの他にも海空自衛隊でも採用されました。

 

 

モデルでは美しい塗装と「航空自衛隊」の文字が読めるほど精細なタンポ印刷が施されています。コックピットガラスは塗装表現で処理されています。

 

 

今回の模型を見て残念だった部分ですが、垂直尾翼はおそらく無塗装のままで白地のプラスチック感が気になりました。色合いが異なる事もデメリットですが、プラのままだと裏側の光が透けて見えるという難点があります。簡易的なキャラメル箱を含めてコストダウンを図っている事が感じられました。

 

 

プロペラは詳細な造形となっていて回転することが可能です。今では珍しくありませんが息を吹きかけるだけでもよく回るほど、精度の高い完成度となっています。

 

 

本モデルには飛行用のディスプレイスタンドが付属しますが、脚は出した状態のみで差し替えを含めて収納状態を再現することはできません。

 

 

エアラインに比べると飛行時間が短い自衛隊機では退役期限もかなり遅めでしたが、やはり機体性能による乗り心地や燃費、メンテナンス部品などを考慮した結果と思われますが後継機としてU-4にその座を譲ることになりました。

 

以上、航空自衛隊のYS-11Pでした。

このモデルはネットで検索したところオークションでは見かけますが、ショップではあまり見かけませんでした。モデルが古いという可能性もありますが、空自関係者向けに販売された可能性も考えられます。この手のモデルは退役時の記念品などとして限定製造されるケースがあると聞いたことがあります。

 

 

 

 

実機

 


 

 


[20170325]  4961506211054    3500  0000   YS21105


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